【ワイズロードスタッフ試乗会】新型CERVELO R5 インプレッション
by: 大阪本館

是非、一度は乗っておきたい！の候補にあがったバイクは数知れずですが、その中から今回は大阪本館プッシュブランドの１つCERVELO(サーヴェロ)の今期注目を浴びた新モデルのインプレッションを！

1 新型　R5 DISC
2 はじめてのヘルメット、グローブコーナー新設致しました。
3 ワイズロード・ズイフターズメンバー募集中！

新型　R5 DISC

2022年モデル CERVELO R5 DISC

試乗サイズは51になります。

ユンボ・ヴィズマの絶対的象徴でもあるログリッチ選手が多くのレースレーンで今季使用したことでも注目が集まった新型R５ DISC。見た目はオーソドックスなそれですが「あの」サーヴェロがハンドル周りをフル内装化して終わりなんてことはないハズ・・・。ジオメトリーも変更が加えられているので楽しみです。

インプレッション

短いコースだったので、全開走行なんてことはせずに緩急をつけて。ホイールが1,400ｇの軽量ホイールということを差し引いても初速から激烈に軽い！速い！速度が上がりだしてからも踏めばその踏力を即時に加速へと変換している超速反応をみせてくれます。あぁ、これぞまさしくハイエンド軽量バイクだと感じさせてくれる感動的な加速感。

その反応の大部分はダウンチューブとBBによるものなのですが、このバイクの魔性的なところは勝手にペダルが落ちていくところ。もっと言うと、それが軽いギアであろうと、なかろうとという所だと感じました。速度を落としギアを重めにした状態からクランクを回すとストンとまるで抵抗がないかのようにクランクは落ちていったのです。（ベアリングの抵抗ではなく）これは脚が吸われるヤバいやつですよ。（いい意味で。）狂ったように踏み込み加速を続けられるので知らずのうちに脚が終わっていることになっているかもしれません(笑)

ただそれでもいいので、上がり続ける加速感に身を任せ、一度本気で峠を登ってみたくなる・・・そんなバイクです。

あまり知られていない秘密？

新型R5は旧型と比べるとヘッドチューブが若干長くなっているのです。レーシングバイクなのになぜそのジオメトリーを採用したのか？実はヘッドが長くなった分フォークを短くすることでトータルでの長さはほとんど変わらないものとなっているとのことです。これがどう影響してくるのか？

ヘッドが長くなることでハンドリングの安定、フォークを短くトレイル値を長くすることで剛性による反応ｱｯﾌﾟとコーナーの安定感、この二つが新型R5のコーナーリング性能を旧型より更に高いレベルに引き上げたのだと感じました。軽量バイクにありがちなコーナーのひらひら感は感じず、新型R5が登りに特化したバイクではないことの証明だとも思えました。