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2025/08/21 13:27
さて、夏の間に気になるインプレ済ませよう!という事で走ってきました。30cのTLRvsTLRwithTPUを比較するために同じルートを二回にわたって走ってきました。
目次
さて、この夏この道しか走っていない石川です。
下手に色々な場所を走っていないだけあって、路面に対しての細かい違いが分かるので、折角だからと夏の間はインプレライダーになっちゃいます!(今回でラスト!)
まずは身体をほぐすのに30分程度走って、必要であればここでセッティングを煮詰めます。
珍しくちょっと真面目にインプレをしようと、前日の夕方にTLR状態で走ってコレが100点だという状態を確かめる事に。
いわずもがな、圧倒的な路面追従性で多少の悪路も気にならない現状の最速タイヤシステムとなります。
空気圧はある程度下げる事で路面のバイブレーションを打ち消して、単純な転がりの軽さだけでなく、振動によるロスを減らすことでトータルで速いタイヤシステムがTLRの30cの現在位置です。
よりタイトな走りをと考えている方は内幅23mm以上のワイドリムで運用する事で更に加速やコーナリングのキレが出る事だと思います。
さて、私のメインホイールOQUOちゃんが現状唯一のTLRセットされたホイールでしたが、今晩TPUチューブを入れるのでしばらくはTLRで運用しているタイヤが無くなることになります。
シーラントという面倒な構造を加味しても最高のタイヤシステムだと改めて実感する事が出来ました。
ちなみに、いつもの坂で30秒のベストパワーを更新しました。
30秒 – 608w→638w
と言っても計測しているパワーメーターが違うので誤差の範囲ですが。
しかも、バイクホイールもタイヤシステムも違うのでまあ、こんなもんです。
コチラが、今話題のPIRELLI SmarTUBE RS(スマチューブRS)というTPUチューブになります。
単品での紹介は以前の記事を参考にしてください。
このチューブの驚くべきポイントはTLRタイヤに取り付けた際の転がり抵抗の数値がシーラント比較で極めて差が小さいというすごさ。
実験の内容は把握していませんが、何かしらの実験でこういった数値が出ているのでとにかくロスの少ないチューブであることが言えますね。
というわけで翌日
早起きするために早寝しようとしたのですが、連日の熱帯夜でエアコンの調子も悪く中々寝付けませんでした。
でも、頑張ってほぼほぼ予定通りに起きました。
前日のフルパワー30秒の影響で筋肉疲労がそれなりにありましたが、フルパワーで走るつもりではないので空気圧だけチェックしてスタートします。
MTBシーラントを引き続き愛用しているので、前日にシーラントを洗い流して綺麗になったところにTPUチューブを入れました。
見込みですが、片側30g程度の軽量化につながっていると思います。
シーラントがタイヤにしみこんで重くなっているという事は計算には入れていません。
タイヤがレース用の超軽量TLRタイヤという事もあり、TLR全般的に今回のインプレが当てはまるのかというと実は違うのではないかと思うので、イチインプレとして個別の条件としてみていただきたいところです。
30cで255gのタイヤなので、クリンチャータイヤと重量差が殆どないタイヤという事で、クリンチャータイヤで実験しているのと何が違うのかと思わなくも無いのですが、建前上「TLRタイヤ」にチューブを入れてみたという実験になります。
私はこのタイヤではほんの気持ち高めに入れておりF4.1R4.5でTLR運用していました。
クリンチャーではここまで下げるとリム打ちパンクもしますし、私の体重だとタイヤが変形しすぎて遅い上に下りコーナーが怖いぐらいですが、TLRならこの空気圧でも何も不安なく走る事ができます。
では、このチューブは同じ気圧ではどのような挙動を見せるのか。
TLRと同じ低圧では微妙だった。(インプレ本番は帰り道です。もうちょっと下の方)
微妙という言い方がアレですが、期待していたほどの超絶良いフィーリングが無くこんなに低い気圧でも普通に乗れているけど、もう少し気圧上げた方がクリンチャーとしてもっといいよなーって思いながら走っていた感じです。
悪路での走行性能が思っていたほど伸びなかったので当然だけど低すぎたなというのが感想です。
えーと、一応解説をした方が良いと思うのですが、チューブという層が一つ余計に入っているので空気を保持する空間の体積が減ります。
その為、同じ空気圧で運用したら空気の量が少ないので当たり前の結果となります。
取り敢えず折り返しまでの20kmはこの状態で走って、帰りは0.1barあげて帰ってきたら全く異なる印象を感じたので、インプレ本番は空気圧を高めてからです。
暑いです。
また、この暑さが1週間続くのか、、、
というわけで、想定通りの同じ空気圧では流石に物理現象としてネガティブになるのが分かったので、空気圧を上げます。
電動ポンプを持ってくればよかったなと思いつつも、長年の感で携帯ポンプで0.1barキッチリ上げました。(家に帰ってデジタルで測ったらマジで0.1bar上がってた)
ここからはマジで別物です。
まだ、ベストな気圧を煮詰めているわけじゃないですが、少し上げただけでもこれだけすごくなるのはこのチューブの性能だと思います。
このチューブのおいしい所が見えてきました!
F4.2bar R4.6barで折り返し走り始めてすぐにわかる軽快さ。(ちなみに、一般的に私の体重ではチューブドは4.4、4.7ぐらいが適正とSRAMのサイトでは出てきました)
行ではアスファルトの凹凸に跳ね返されてネガティブな力を感じていたものの、帰りは同じ凸凹に対して「トントントン」と軽快に乗り越えている感じになりました。
TLRのように路面の凹凸が消えるという所まではいかないものの、確実に走りのスムーズさが復活しました。
これなら、仮に峠に持って行っても、問題なく走る事ができるぞと安心する事が出来ました。
速さについては正直差が少なすぎて分かりません。
風向きや私のコンディションもあるので全くの同条件で計測する事が出来ませんが、一応最近の中では一番平均速度が速いアクティビティであったとストラバさんからは評価されたので、遅くはないというのはとりあえず確定です。
TLRと全く同じとはいかず、チューブ入りのタイヤであるという走りにはなりますが、振動の吸収性や下りコーナーの安心感は28cクリンチャーと比べれば当然ながら1段階上でTLRに肉薄する限界の高さを感じる事が出来ました。
30cは限界が高すぎてこれ以上行ったら怖いという所までそもそもバイクを倒せないので、限界が分かりませんという意味では同じ領域まで下りは速そうです。
30c自体がTLRでしかラインナップの無いタイヤであったり、それこそ今流行りのワイドフックレスリム付けるために30cのTLRを選ばなければならない方にとっての救済措置?シーラントが嫌になった時にチューブを入れて運用する場合にあり得る組み合わせなので条件次第ではありだと思います。
後は、30cのクリンチャータイヤを履いたことが無いので、クリンチャータイヤでいいじゃんっていうのが実体験として存在しないので想像ができないというのがあります。
30cのクリンチャータイヤで同じ空気圧で走れるのであればクリンチャータイヤにこのTPUチューブを入れればお値段的にも安く済むし、むしろ軽量だから良いよねってなるかもしれません。
そこは、検証してみないとわからないので、機会があれば試してみる事にします。
速さについては違いは分かりません。同じと言ってしまうと何か負けた気がするので、理屈上は多少遅いはずですが、全然分かりません。
振動吸収は90点ぐらいかな。TLRが異質過ぎる。
グリップ性能はどっちにしても限界が分からないので同率で100点になります。
軽さが更に一段階軽くなったので走り出しのスムーズさもそうですが、旋回がよりクイックになってように感じます。
あくまでこのTLRタイヤだからこの結果という事です。
CLタイヤやその他のTLRタイヤではまた評価も異なりますし、美味しい領域の出し方も違うはずなので、別の組み合わせでも乗ってみたいところですね。
走りは特に不満の無いスムーズな走りと、逆に軽くなって事による軽快さ等の恩恵も感じ、山岳用として考えたらむしろこっちの方がよいのではないかと思うぐらいには良さそうです。
シーラントと同じ役割を果たしてくれるかと言われれば「NO」ですが、TPUチューブ運用をする中でなるべくよい選択肢はないかという事であれば間違いなく「YES」となります。
もちろん、自腹で勝手に試しているだけなのでこのまま引き続き使用していく予定です。
今回はCIPOLLINIにつけて走っていますが、AIRCODEにつけて走ってみてどう感じるかも秋以降に試してみたいところです。
このTPUチューブもそうですし、ハイエンドTPUにはかなり良い手ごたえを感じているので、今後はシーラントの使用が個人的に激減しそうな気もしますが、長く使う事で見えてくるネガティブなポイントもあると思うので、その辺どうなるかは今後も観察していきます。
やっぱり天下のCORSA PROのクリンチャーモデルが発売されたのでこのチューブと組み合わせてみたいなとは思っています。
また、タイヤ自体がしっかりしているGP5000STRやPZERO RSなどのガッチリとした剛性感のあるタイヤと組み合わせる事でまた違った側面を見せてくれそうなので、そちら方面も試してみたいところではあります。
結局このチューブの良い所はチューブであるという所で、タイヤのテストも気兼ねなくできますし、空気圧を安定させるための工夫みたいなものも一切不要なので、ハイエンドTPUチューブはこれからますます流行っていくと思います。
以前もハイエンドTPUの比較を記事にしていますので、今回のTLRとの比較と合わせてご覧いただけたらと思います。
実は、この1年、半年ぐらいで私も興味が湧くぐらいにはTPUチューブのハイエンドモデルは進化をしているので安価なモデルしか試していない方は使ってみると考え方が変わると思いますよ。
PIRELLI ( ピレリ ) チューブ SUMARTUBE RS DISC専用 ( スマートチューブ RS ディスクブレーキ専用 )
私が今回試したPIRELLI新作のスーパーTPUチューブです。
転がり抵抗について従来モデル以上の結果を求めて改良を重ねた意欲作になります。
転がり抵抗が低くなるという事は結果的に路面のバイブレーションが低減されると個人的には考えていますが、走ってみた感じは非常に良いと思いました。
よりしなやかなコットンタイヤなどでどういった挙動を見せてくれるのかも気になるので、様々なタイヤで試してこれなら本当にTLRタイヤ使わなくても同等の快適性あるよねと言えるシステムが作れそうな期待感があります!
0.1barで走りの印象がガラッと変わるので太いタイヤにすればするほど空気圧のもつ重みは変わってきます。
必ずデジタルのエアゲージを使ってキッチリと最高のコンディションで走れる空気圧を試してみてください!!
勿論、自分自身のコンディションと安全マージンもあるので低すぎるのも良くは無いと思いますので、上手に付き合ってみましょう!!
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