【ワイズロードスタッフ試乗会】これぞ完璧なオールラウンドバイク[PINARELLO DOGMA F DISK]
by: マッシマコーイチ

0.1 THE ART OF BALANCE
0.2 前作のDOGMA F12とは、また一層形が変わった新作のDOGMA F！
0.3 試乗後のインプレ
0.4 DOGMA F12との違いは？
0.5 どんなユーザーに合いそうか？

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THE ART OF BALANCE

これぞアートとも言える美しいバランス

最新2022年モデル　PINARELLO DOGMA F DISK

前作のDOGMA F12とは、また一層形が変わった新作のDOGMA F！

新しいDOGMAからFの後ろの数字が無くなり、Fに統一されました。前作のDOGAMA F12からデータ上のスペックを比較すると…….

-265 GRAMS（DOGMA F12 サイズ53 DISKと比較して）

+12%剛性がアップ（ボトムブラケット周辺）

+3.2%空力特性が向上（F12 リムブレーキと比較して）

+4.8%空力特性が向上（F12 DISKブレーキと比較して）

+1.3%Wセーブ（40km/hの時）/ 2.6Wセーブ（50km/hの時）

このように前作のDOGMA F12と比べると、空力・剛性・重量がさらに向上し、コンポDura Ace Di2、ホイールDT SWISS ARC1400で完成車として組むと、6.8kgの重量となり、フラグシップの他メーカーの軽量バイクと、オールラウンドバイクでありながらほぼ同じの重量を実現させました。

ステムハンドルは、前作のMOSTのステムハンドル一体型ハンドル、TALON ULTRAからTALON ULTRA FASTに変わり、TALON ULTRAより-40g軽量化されました。シートポスト周りは非常に薄く作られ、空力向上と軽量化が図られています。

フロントフォークはより薄くなり、-58gの軽量化と、空力向上を狙ったデザインとなってます。PINARELLOのTTバイクであるBOLIDEで実証済みのブレード形状は、横風によって推進力を生みだすと言われています。シートステーの形も大幅に変わり、非対称だった形が対象的に近い形に変わりました。ドロープシートステーを採用し、エアロと軽量化、駆動効率の向上に寄与するデザインになりました。

BB周りはよりボリューミーになり剛性が12%向上しました。DOGMAの象徴であるFは一文字にカッコよくデザインされました。

PLUTONIUM FLASH

ERUPTION RED BLACK ON BLACK

カラーは3色　

サイズ　43、46.5、50、51.5、53、54、55、56、57.5、59.5、62

価格

フレーム価格　￥935,000

新型Dura Ace DI2 12S 完成車価格　￥1,815,000

数々の他メーカーがDISCブレーキモデルのみをラインナップしている中で、PINARELLOは、リムブレーキモデルもラインナップされます。

池袋チャーリーでも注文受け付けています。ご気楽にご相談下さい。

試乗後のインプレ

私自身長らくPINARELLOを愛車として乗ってきました。前作のDOGMA F12も何回か試乗して乗った経験があります。今回は、DOGMA F12との違いと、新作のDOGMA Fはどのようなユーザーに合いそうかを、私目線でインプレしたいと思うので、参考にしてみてください。

DOGMA F12との違いは？

まず一言で表すなら軽いです。DOGMA F12は、その剛性と硬さで、踏めばぐんぐんスピードが伸びてく感じでした。DOGMA Fは、その剛性と硬さは残しつつ、踏んだ時の軽さがF12よりも軽く、マイルドな感じでした。フレーム全体で-265g軽量された分、剛性などは落ちると思われがちでしたが、踏んだ時の推進力は、より増した感覚でした。DOGMA F12に軽さや剛性が加わり、まさに何でもこなせる真のオールラウンドバイクという乗り味でした。

どんなユーザーに合いそうか？

PINARELLOの自転車はよく硬いと言われています。私自身20年モデルのPRINCEを乗っていますが、このランクでも硬いです。DOGMAはPINARELLOの最上級だけあって、一番硬く、そして軽量です。なので、踏めば進む分脚が車体に持ってかれやすので、パワーがあり、ガンガン踏めるタイプのユーザーに合いそうなイメージがF12にはありました。DOGMA Fは、軽さが出た分脚が持ってかれにくくなり、踏むパワーに自信が無い方でも、乗りこなせそうなイメージが付きました。乗りごごちという硬さは、F12と変わりませんが、漕いででて疲れにくくもなった感じでした。パワーに自信がある方はもちろん、自信が無くても硬く剛性があるバイクに乗りたいという方にもマッチするバイクだと、試乗して感じました。