【RDカスタム】新型12sアルテ対応『RIDEAビッグプーリー』インストール‼…の工程をご紹介♪【池C本日の作業日記】
by: 津森 弘晃

池袋チャーリー、本日の作業日記
新型12速アルテグラRDをビッグプーリー化‼

以前、当店にて新型アルテでバラ完を承りましたお客様より追加カスタムのご依頼いただきました♪

R8150新型アルテグラ対応ビッグプーリーを手配

当店でも過去何度かビッグプーリーカスタムは行ってまいりましたが、シマノ新型12速では今回がお初。

・・・と言う訳でシマノ12速対応のビッグプーリー『RIDEA E60 RD6 』を手配。スタイリッシュな見た目と軽～い回転が魅力のカスタムパーツメーカーです。

カーボンコンポジットケージ＆上：16/下：20フルセラミックプーリー仕様で、お値段税込みで￥55,000-と下手すりゃクロスバイクも変えちゃう超高級品‼

取り外し＆分解

早速車体から取り外し、RD本体からプーリーケージを分解。

 
作業自体はさほど難しくはありませんが、固定ネジを外すのに星形のトルクスレンチが必要なのと内部バネの返しで一気にケージが回転しないよう慎重に分解します。

せっかくなのでシマノ純正プーリーケージと比較

標準でついていたケージと比べてみると長さはさほど変わりませんが、「シマノ標準モデル上下:11T」なので「RIDEA上:16/下20」と比べるとプーリーのデカさはさすがのインパクト‼

実測重量

それぞれプーリー＆ケージを重量計で測ってみると「シマノ:74g」、「RIDEA:79g」と実測重量5g差。RIDEAが重いというよりはシマノが意外に軽いという感じ？このデカさと質量でこれだけ抑えているとみていいでしょう。

なんといっても魅力の超・滑らかな回転‼

よ～いドン‼で両プーリーを回してみましたがRIDEAは回転が持続するのに対しシマノは下記画像通り。

決してシマノ純正が周りが良くない訳ではなく、RIDEAフルセラミックプーリーが極限まで抵抗少なく超回ってるということです。チェーン抵抗減に加えこの滑らかなプーリーの回転で軽いペダリングに希望が持てます♪

車体へ取り付け

ここまではトラブルもなくすんなりRD本体へのケージ組み付け、車体へRDも取付完了‼

・・・なんですが、チェーンテンションが最も低いインナーｘトップのギア位置でプーリーケージの角度がかなり立っている状態。

チェーンテンションが最も張るアウターｘローまで持っていこうとすると、ロー1段手前でプーリーケージの振り位置は限界に達しておりこれ以上の変速は危険領域。

 
それもそのハズ、標準プーリー歯数11×11でのチェーンの長さでそのまま組み付けをしていますのでビッグプーリー化によりチェーン長が足りなくなっている状態。(※チェーン長が足りていない状態でインナーxロー位置から一気にアウターに変速するとRDが壊れる可能性があるので気を付けましょう。)

チェーン長の適正化

組み付けていたチェーンを外して再度付け直すと接続部分の強度も落ちるので安全も兼ねてチェーン自体の新調は元々予定していた事なので進めていきます。

使用するチェーンは12速対応最上級グレード。変速・駆動とドライブ系パーツで最も仕事をする箇所なのでチェーンを上位グレードに交換するだけでもオススメですよ♪

RIDEAのマニュアルに従ってチェーンの長さ調整しリンクを繋いでいきます。

左がチェーン交換前、右がチェーン交換後。比べてみるとインナーｘトップ位置でのRDケージ角度が全然違うのがわかると思います。ビッグプーリーカスタムの際はチェーン長もお忘れなく。

アウターxローでチェーンが張りすぎるのを恐れてチェーンを長く取りすぎてしまうと、インナーxトップでチェーンのテンションが全く張らずダルダルになってチェーンステーを傷つけてしまうのとケージがRD本体に当たってしまう恐れがあるのでその点も注意しましょう。

変速動作の確認

チェーンの長さを合わせたら完成♪・・・ではありません。実際に変速が上手くいくかのチェックも抜かりなく。

トップ側から1段1段変速していくのですが中間あたりでチェーンとギアのかみ合わせが悪くバタつく感じで変速が明らかにあっていない。ケージを交換したことでプーリーの初期位置がずれてしまったのが原因。

チェーンライン・プーリー位置の確認

RD調整の基本、スプロケトップ側ギア位置とアッパープーリーの調整位置に合わせるのですが調整で動かせる限界値を越えアッパープーリーは内側。

そこで付属の1.5mmスペーサーの登場。

 
RD変速機とフレーム側RDハンガーに挟み込むことで内側へ入ったアッパープーリー位置を1.5mm外側に出すスペーサーで調整をします。

滑らかな回転とスムーズな変速動作で完成‼

チェーン長の適正化・初期位置の調整・ラインの確認を経て変なペダリングと変速動作はメチャクチャ滑らかに‼

ビッグプーリー自体の取り付けはさほど難しくはありませんが、要所要所での調整や確認がスムーズなインストールのコツ。

ちなみに今回掛かった費用は「RIDEAビッグプーリー：￥55,000-」、「M9100チェーン:￥7,871-」、「ビッグプーリー取り付け工賃:￥4,400-(チェーン脱着・変速調整含む)」の合計￥67,271-となりました。

上記でご紹介しましたRIDEAを含むビッグプーリー商品自体は現在店頭在庫はありませんがメーカー在庫確認・お取り寄せの上、交換作業も承っていますので気になる方はお気軽におたずねください。

もちろんRIDEAに限らずその他ブランドや各対応グレードなどもお調べいたします♪

CERAMIC SPEED OSPW 9200 レッド COATED

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NOVA RIDE OSPW R9100/8000 ブラック

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CDJ V3 PLUS シマノ R9100/R8000対応

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