【BLACK FRIDAY】これは中々レアもの？サスフォーク付きの『フラットバーグラベル』【シマノ1×12速コンポ搭載】
by: 田中義臣

MARIN 
DSX FS

SIZE：L（適応身長180㎝前後）

定価￥225,500‐（税込）
→BLACKFRIDAY特価！¥148,500‐（税込）
※2024．12.08まで

クロス？MTB？いいえ、フラットバーグラベルです！

 こちらのマリン『DSXシリーズ』は、あまり聞き馴染みのない『フラットバーグラベルロード』とカテゴライズされたバイク。

グラベルロードをベースに、フラットバーで最適なハンドリングを得られるよう、フレームリーチやヘッドアングル等、ハンドル周りのフレーム寸法が調整されています。

ぱっと見クロスバイクと何がちがうの？って感じですが、よりスポーティな走りにフォーカスした『DSX』は、グラベルロードとしてもかなり短めな『チェーンステー長425㎜』となっています。

BBからリアエンドまでをつなぐチェーンステーは、ペダルを踏み込んだ時に一番負荷の掛かる部位。
一般的に、短い方がパワーロスが少なく、キビキビとした加速感が得られます。

（ちなみに、ロードレーサーだと410㎜くらい、グラベルやXCレーサーだと430～440㎜くらい、クロスだともっと長いものも多いです）

また、長くなると当然車体全長も長くなるので、ゆったりとした安定志向のハンドリングに。
逆に短いほどクイックで攻めたコーナリングが出来る傾向にあります。

つまりこの『DSX』は、クロスバイクよりもハイスピードでアグレッシブな走りが得意ってことですね。

快適性やグリップ性能を引き上げる、太いタイヤとサスフォーク。

『DSXシリーズ』はデフォルトで『700×45c』のタイヤを装着し、『最大50cまで』対応。（インチ換算で29×1.95くらいですね）

短いチェーンステー長で太いタイヤを収めるため、シートチューブに潰しを入れるこだわり様です。

極太のタイヤは圧倒的な快適性をもたらすだけでなく、抜群のグリップ力を発揮。

ハイスピードでルーズなオフロードを駆け抜けてもしっかり食いついてくれます。

さらに、シリーズ最高グレードとなる『DSX FS』では、サスペンションフォークまで装備。

グラベル用に調整された60㎜トラベルのショートストロークサスは、最小限の重量増で圧倒的な走破性をもたらしてくれます。

グラベル用シングルクランクに、MTB用『1×12速コンポ』の組み合わせ。

変速周りには、主にシマノのMTBコンポ『SLX』を採用。

リア12段変速の『11‐51Tスプロケット』を搭載し、いわゆるワンバイ仕様のグラベルコンポ（シマノGRXなど）と同じギアレンジをカバーしています。

ドロップハンドル車でこのギアレンジを搭載しようとすると、高価な“油圧ブレーキ＆変速兼用レバー”が必要となり、車体価格がグッと上がってしまいますが、フラットバーなら比較的安価なMTB用レバーがそのまま使えるので、価格が抑えられるのも利点かも？

クランクは、MTB用より大きな『40Tギア』のグラベル用。

この組み合わせなら、トップギアでケイデンス90rpmなら計算上時速44キロとなるので、オンロードを巡行するにも必要十分。

逆にローギアだとギア比0.8を割り込み、ロード用コンポよりもずっと軽くなるので、ハードな登りでも楽々こなすことができます。

ブレーキは、ロードバイクと同じフラットマウントタイプの『油圧ディスク』。

MTB用のブレーキよりも重量が軽いだけでなく、制動力も若干マイルドなので、MTBより細いグラベルタイヤでもスリップやロックしにくくなっています。

ロードバイカーのオフロードデビュー第一歩に？

“MTBより軽く、オンロードもそこそこ速いオフロード車”として、ロードバイカーとオフロードの懸け橋となる存在のグラベルロード。

とはいえ全くの未経験者には、幅の狭いドロップハンドルで不整地を走るのに抵抗感がある方も多いはず。
そんな方でも気軽に乗れるのがこのバイクの一番の売りではないでしょうか？

気になる方はチャーリー店にてチェック！