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【インプレライド】ナイトトレイルでインプレッション⁉究極のトレイルバイクPOLYGON SISKIU T8!!
by: 池田彬

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こんにちは!

マウンテンバイクダウンヒル大好き!

府中多摩川店の池田です。

数カ月前、私がアスファルトの上でちょこっと乗っただけで騒いでいた
マウンテンバイクがあったのをご存じでしょうか。

⇧コチラなのですが、、
なんですかこのブログ。全く持って胡散臭い。
舗装路でサスをフニフニしただけでわかるわけないでしょう!
もう一人の私が囁くので。。

ワガママを言ってお借りしちゃいました!!

と、インプレの前にまずPOLYGONBIKESのご紹介。

POLYGON BIKES

インドネシアのスポーツバイクブランド。
POLYGONの名の通り多角的なバイクづくりを進め、
ロード、MTB、クロス、ミニベロ、キッズバイクと幅広いラインナップ展開。
2015年のRedBull Rampage(ダウンヒルレース)では
POLYGONがサポートする Kurt Sorge チームが優勝
近年また注目度が上昇しているブランドです。

そして今回ご紹介するのはPOLYGON BIKESがリリースしているマウンテンバイク。

POLYGON SISKIU T8

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販売価格 ¥407,000 税込
サイズ M
カラー PURPLE BLACK

POLYGONBIKESがリリースしている前後29erトレイルバイク。
味の素スタジアムの駐車場ですら感動的なフィーリングを得られましたが、
実際にトレイルで走ったら印象はどうかわるか。

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サスペンションの前後ストローク量は140㎜
トレイルバイクとしては標準的です。
舗装路で乗った段階ですら、真ん中に乗れる。
何とも言語化できない奥行きというか、懐の広さというか。
サスペンションが縮んで行くにつれて本来失われていく、
バイクの安定感がいつまでも有るような感じ。

不思議な感覚でした。

あの不思議をリアルな感覚としてオフロードで掴みたい。
確信に変わるなら、何としてでも皆様にお伝えしたい
そう思い至ってのインプレッションです。

いざ実走

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向かったのは西の方のいつものお山
自身のバイクのセッティングを出し直したり仕様の変更をした際に走っている、
言わばホームコース的なトレイルです。

勝手な決まり事としては、可能な限り自走で向かう事。

まあ今回も連れてきている新宿ウェア館の
ヒル嫌いマーと走る際は降りて押し歩きになることもありますが⇩
舗装路の自走性能も見たいのです。

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一年を通して様々なトレイルを走るのですが、

大体のトレイルライドの際に多少の舗装路区間があります。
場合によっては登りがフル舗装で下りがフルオフロード、
のような場合も。

フルサスのトレイルバイクの評価基準において、
どれくらいペダリングで進むのか。
ってのはとても大切なことだと思うんです。
じゃなきゃどこ行ったってエンデューロバイクで良いですからね。

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と言うわけで数十キロ舗装路の平坦と登りをやってみました。
野生のニホンカモシカともご対面。久しぶり。

さて随分走ってきましたが、
SISKIU T8の登坂性能、舗装路でのペダリング性能は非凡

普段下り用ハードテール(下り系ではない)
で走っている登りがむしろ楽になりました。
もともと低速で軽いギアでしか登らないのでバイク重量よりも、
リアタイヤへのトラクションの伝わりやすさや、
乗車姿勢がプラスの作用しました。

平坦はややバイクの重さがあり急加速には弱いものの、
前後29erの恩恵で失速し辛く
リアサスペンションはロックアウトレバーを使って動かなくするもヨシ。
乗車姿勢の変化が少なくなります。また、ロックせずに走るもヨシ。
トラクションマシマシで一切気を遣わずに漕ぎまくれます。
フルサスであんだけ走ってくれれば充分過ぎる程でした。

トレイルヘッド到着

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舗装路の平坦と登りが終わりトレイルヘッドへ到着。
道中ヒル嫌いマーの脚が終了したり、
トレイルの登りでお客様とエンカしたりとイベントはありましたが無事到着。

前日に酷いトレイルで遊んでいたのでこの段階でもう足はありません。
スッカラカンです。
降ることに専念しますが、はて、

なぜか夕日の差し込みが綺麗ですね。

そう、今回は、、、

寝坊に寝坊を重ねてウダウダし続けて道中もグダり登りで押しが入りました

停車時間だけで裕に一時間半は超えています。

というわけで予定になかったナイトトレイル敢行と相成りました。

走り慣れた山が一変。

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締まった路面で浮き砂もナシ。
やや狭めですが非常に走りやすいトレイル。

のハズがやはり日が落ちると勝手がいつもの様にはいきません。
轍や根っこがいきなり出現するため常にあたふた。

反応速度を上げようとすると、
クセでつい後ろ乗りになってしまうので慣れるまでやや苦しみましたが、
さすがのSISKIU T8
脱力して委ねることができると一気にバイクの中心に腰位置が落ち着きます。
あとは曲がりたい方向を見ながら好きに振り回すだけ。

いつもよりだいぶ体が前にいるはずなのにストレス無く曲がれる不思議⇩

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途中まではリバウンドをやや入れて走っていたので吸い付くような安定感が味わえました。
トレイルの雰囲気と速度感にも慣れた頃にセッティングを変更。

今回はバイクの特性を知りたかったので反応性に優れたセッティングで走ってみました。

一番私が乗れている時のセッティングに近いので
コンプレッションをやや入れてリバウンドは全抜き。
タイヤ空気圧はフロント1.75barリア1.8bar
サグは割と標準値に近い数値で出しました。

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これがまあ楽しい楽しい。
ジャンプバイクみたいに振り回しやすい
路面からの抜けが良いのにもかかわらずガレたセクションでの安定は失われない。
前後左右どの方向に対しても、乗りたい位置に自然と体が落ち着いてくれる印象です。
でも飛ぼうと思うとバイクが路面からふわっと離れます。超楽しい。

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ジオメトリから読み解いてみる

真ん中に乗りやすく自由に扱えて安定感のあるバイク。
数値的な特徴はどうでしょうか。

geometry img

 

画像2

ホイールベースがずいぶん長い。1193.5㎜もあります。
そして驚異のフレームリーチ460㎜

近年のMTBのサイズ感の指標となる数値です。
実寸もしましたので間違いナシ。Mサイズはリーチ460㎜です。

167センチ胴長短足の池田がリーチ460㎜のバイクに乗る。
数値のみ見ればなかなかに厳しく感じます。

が、乗れば乗るほど俄然扱いやすくサイズ感もピッタリと確信。
なぜなのか。

ん?ピボット位置ちょっと高い??

低画質失礼。
なんだかまあ別に普通なようにも見えます。

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では当店在庫のフルサス達をちょこっと召喚しながら解説して行きます。
さあピボット周りでどのモデルかわかるでしょうか。

コチラのバイクはガッツリチェーンリングの真裏にピポットがいます。

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こっちはもっと下に。

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コチラは大体POLYGON SISKIU T8と同じくらいの位置でしょうか。

META SX V4 ピポット

超ハイピポット。うーん。まだどのモデルなのかは全くわかりませんね。
でも絶望的に速そうです。

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さて答え合わせ。

一台目はCANNONDALE HABIT 4

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二台目 ROCKY MOUNTAIN BICYCLES ELEMEMT C30

三台目はまだお披露目前のスペシャルバイク。お客様の一台だったりします。
COMMENCAL META SX V4
※また別でしっかりご紹介しますのでひとまずメーカー様画像。

Heritage Green Matte

四台目はもう明らかにTREK SLASH 8 GEN6
引っ張りすぎて白々しかったですね。

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さて、トレイルバイクやダウンカントリーバイクより高く、
エンデューロバイク(META SX V4)とほぼ同じような位置にピボットが付いていました

ハイピボットの恩恵をご存じの方はこのまま読み進めて頂いて、
まだの方はコチラのブログをご覧いただいて、
理解いただいた後にまた戻ってきてください。⇩

【お客様の一台】マレット&ハイピボット化した最新エンデューロバイク!!!TREK SLASH 8 Gen6 ご納車致しました!!!!!【MTB】

初見でしっかり戻ってこれた方は凄いです。

BBハイト、ホイール径、チェーンステー長もなにもかも違うバイク達なので、
ピボット位置がどのようにバイクに作用するのかは一般化できません。
ピボット位置は高ければ高い程良い!
みたいなことを言うつもりはありませんが、
やはりトレイルバイクとエンデューロバイクではピボットの取付位置やスイングアームの動く軌道に違いがあり、

SISKIU T8 はトレイルバイクながらに
エンデューロバイクに近い動きをしている

ように思えます。

まとめというか考察というか

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バイクの異常な懐の広さはやはりスイングアームの動き方から。

スイングアームの支点となるやや高めのピボット位置によって、ライダー方向への突き上げ感を緩和
しかし極端に高くせず29erタイヤに乗り越え性能を手伝わせながら、

ライダーを安定して乗っていられる真ん中を生み出し、そこに置き続けてくれます。

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そしてホイールベースの長さもカギ。1193.5㎜もあります。
リーチを長く設計することでホイールベースを確保し、
安定して乗っていられる真ん中”から前方向にヘッドチューブ位置を長く伸ばすことで、
アグレッシブなライディングに応えるロングホイールベースを実現しています。
この長さがバイクの直進安定性に大きく貢献しています。

でもそれは、バイクの真ん中の安定感ありきです。

真ん中であれだけ安定して乗れるバイクでなければこのロングリーチは絶対乗りづらかったハズ。
だって私が普段乗るバイクはいくら長くても450㎜までですから。
大きく寸法が異なるにもかかわらず俄然乗りやすかったSISKIU T8
欲しくてたまらないですね。。

ちなみに同社POLYGOIN BIKESのエンデューロバイクであるCOLLOSUS N9

COLLOSUS N9

も中乗りしやすく、
SISKIU T8の超上位互換バイクだそうです。
そっちも乗ってみたい!!

恐ろしく懐が広く、とにかく中乗り出来るバイク。POLYGON SISKIU T8のご紹介でした。
メーカー営業様曰く、

国内のエンデューロレースなら全然SISKIU T8でイケちゃいますよ。

との事。
がんばっちゃおうかしら。。

 

ご不明点は池田まで、ご質問、ご注文お待ちしております。

 

ではまた。

 

 


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