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【キャノンデール】本日世界同時発表!強きものは美しい。数々のタイトルを獲得したSUPER Xが蘇る!
by: 間野 友輔

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2025年2月11日23時(日本時間)世界同時公開!
歴代のシクロクロスUSチャンピオンが愛用し、世界最高峰のグラベルレース『UNBOUND GRAVEL 200マイル』でも勝利を獲得してきた、キャノンデールのバイク『SUPER X』が復活します!

とはいっても、直近のモデルとしては『SUPERSIX EVO CX/SE』としてラインナップされており、系譜自体は継続していますが、名称が4年ぶりに復活します。

このページでは新しいSUPER Xを徹底紹介していきます!
歴代SUPER X乗ってるわたくしも、すっごい楽しみです!!

 

SUPER Xの歴史をおさらいする

SUPER XはSUPERSIX EVOをベースにして開発されたシクロクロス/グラベルバイクです。登場初期はまだグラベルという言葉すら認知されていない頃で、シクロクロスのUSチャンピオンたちが愛用するレースバイクでした。次第にグラベルの人気が高まってくると、このバイクの性格もよりグラベルレース向きとしてフォーカスされてきました。

 

第1世代(2013~2016)

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初代のSUPERSIX EVOをベースに初代のSUPER Xが登場。当時のシクロクロスではまだディスクブレーキが解禁されておらず、当初はカンチブレーキモデルが主流でしたが、解禁の流れを受けてディスクブレーキモデルもリリースされました。スタンダードモッドのほかに、Hi-modのフレームもありました。

 

第2世代(2017~2021)

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2代目のSUPER Xも第2世代SUPERSIX EVOがベースとなり、スルーアクスル仕様のディスクブレーキ専用モデルになります。まだグラベルが流行に敏感な一部のライダーのものだった頃にはこのバイクがよく使われ、2018年のDIRTY KANZA(現UNBOUND GRAVEL)の200マイルレースでテッド・キング選手が優勝します。

 

第3世代(SUPERSIX EVO SE、2022~2024) 

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3代目はSUPERSIX EVO CX/SEとして、初めてシクロクロス/グラベルレース兼用フレームとして発売されました。第3世代SUPERSIX EVOのエアロ形状を取り入れ、いっそう高速化するレースシーンに対応します。2024年のUNBOUND GRAVEL200マイルレースでラクラン・モートン選手が史上最速記録で優勝を果たしています。

 

そして第4世代の登場です!

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 第4世代にあたるSUPER Xは、やはり第4世代SUPERSIX EVOのフォルムとテクノロジーを引き継いでいます。もしフロントダブルのギアと細いタイヤがついていれば、ピュアロードバイクと見間違うばかりではないでしょうか。

 

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グラベルバイクとして業界初の風洞実験を繰り返したSUPER Xの前面投影面積は非常にスマート。太いタイヤだけが目立つ感じでしょうか。高速化するグラベルレースに対応するため、よりエアロでロードレーサーに近づき、より太いタイヤが使えるバイクに進化。今作のSUPER Xはシクロクロスバイクという看板は掲げておらず(ただしシクロクロス選手への供給はされている)、グラベルレーサーとしてフォーカスが置かれています。

 

昨年UNBOUND GRAVELを制したSUPERSIX EVO CX/SEを上回るグラベルレーサーを作るのは困難だった、とは開発スタッフの弁。昨秋のUCIグラベル世界選手権にはアリソン・ジャクソン選手やテッド・キング選手、ローラ・キング選手などにこっそり供給されてテストをしていました。

 

極太タイヤ化が進むレースシーンに対応

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年を追うごとに太くなるグラベルレースのタイヤ。ラクラン・モートン選手が2024年のUNBOUND GRAVEL 200マイルで優勝した際のSUPERSIX EVO SEのタイヤは、公称最大タイヤ幅40mmにもかかわらず、リアがVittoria Mezcal700×44C、フロントはVittoria Terreno Dryのなんと29×2.1インチ(54-622)でした。※

※モートン選手はホイールにVISION METRON SL45を使用。同ホイールはリム内幅が21mmとイマドキのグラベルに使うホイールとしては狭い。Terreno Dryにはリム内幅25mmが推奨されている表記があるので、実測値は54mmより細いと思われます。

今作SUPER Xでは公称最大タイヤ幅はリア48mm、フロント51mmまで使用可能。この公称値は8mmの余裕を持つ場合が多いので……推して知るべし。

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湾曲を描き、大胆な薄さのシートチューブ。タイヤのクリアランスを確保しつつ、チェーンラインを短く保つことで反応性を高める設計と思われます。また振動減衰性にも貢献すること間違いなし。 

 

デルタステアラー採用ですっきりフォルム 

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第4世代SUPERSIX EVOで既に実績がある三角形状のコラム『デルタステアラー』をSUPER Xでも採用。ブレーキホースのフル内装を実現し、スムーズなハンドリングとすっきりした外観を実現します。

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……ということは、通称『MOMOハンドル』こと専用一体型ハンドルSYSTEMBAR R-ONEが使用可能。こちらのハンドル、これまでは供給不足でかなり厳しい販売条件がついておりましたが、供給はかなり改善が期待できる見込みです。

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スタンダードモッドの完成車ではSUPERSIX EVO同様にCONCEAL C1ステムが採用されています。

 

トップチューブバッグ用のストレージ

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先代のSUPERSIX EVO CX/SEでは、ダウンチューブ上面とシートチューブのボトルケージ台座以外にオプションを取り付けるマウントはありませんでした。シクロクロスバイクとしては十分でしたが、グラベルロードとしては少し足りない。そこでトップチューブマウントが用意されています。使用しない時にはボルト止めのカバーで隠すことができます(写真はサンプルバイクのため一部仕様変更予定)。

 

UDH対応

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SRAMが提唱するUDH(Universal Derailleur Hanger)に対応。シマノコンポ仕様のモデルではこの統一規格のハンガーを採用。最上位モデルではスルーアクスルを使ってダイレクトに固定される方式のSRAM Red XPLR AXSを採用しています。

 

独自規格を廃止!

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ドライブトレイン周りの技術向上があったおかげで、第2世代SUPER Xと第3世代SUPERSIX EVO CX/SEで採用された『Aiオフセット』が廃止されました。

Aiオフセットはドライブトレインを外側に張り出すことで、タイヤのクリアランスを確保したままホイールベースを短くして、変速とトラクションの反応性を高めることが目的でした。近年のドライブトレインの性能向上でホイールベースを短くする必要性が薄れ、この独自規格が廃止に。おかげで市販のホイールがそのまま使用できるようになりました。

またボトムブラケットもオーソドックスなBSA規格(=JISねじ切り)に変更。多くの種類のクランクが使えます。

 

LAB71とスタンダードモッドの2種類!

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SUPER Xは第1世代でHi-modが発売されましたが、ここ2世代はスタンダードモッドのみの発売でした。
今回の第4世代では、キャノンデールの最上級ブランド『LAB71』とスタンダードモッドが発売されます。

LAB71 SUPER Xでは、『シリーズ0カーボン』と呼ばれるキャノンデール最上級のカーボン素材が採用されています。
(対してHi-modは『シリーズ1』、スタンダードモッドは『シリーズ2』と区別されます)

注:『LAB71』は素材のグレード名称ではありません

キャノンデールは実は当初から、『LAB71』は素材のグレードのことではなく、キャノンデールが用意する最上級のバイクブランドである(=ゆえにHi-mod素材のLAB71も有りうる)、としていました。
そして実際、UCIワールドチームのEF EDUCATIONにはHi-mod素材のLAB71 SUPERSIX EVOが供給されていますし、日本でも発売済みのLAB71 TOPSTONE CARBONはHi-mod素材でした。

今回のLAB71 SUPER XはHi-modではなく、最上級素材の『シリーズ0』カーボンが採用されています。キャノンデールがグラベルで覇権を取るための本気を出していることが、ここからも伺えます。

 

サイズについて

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画像クリックで拡大表示されます。
※56~61サイズの日本国内展開はありません。

先代SUPERSIX EVO CX/SEと比較すると、特にシートチューブの角度が立ち上がっていることが目立ちます。ヘッドチューブもやや短くなり、前乗りポジションを強く意識したジオメトリーに変化しています。

ややトップチューブ長の地上高が高いため、大き目サイズを選ぶと跨ぎにくいため、ロードバイク基準よりワンサイズ小さい方がよいかと思います。

 

日本国内でのラインナップ

 日本では完成車3種とフレームセット1種が発売されます。

 

LAB71 SUPER X Black Marble

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カラー:ブラックマーブル(BMB)
国内展開サイズ:46、51、54
メーカー希望小売価格¥1,980,000(税込)

主要コンポーネントはSRAM RED XPLR AXS (無線式1×13速)
56サイズ(日本未発売)での公表重量は7.4kg

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LAB71 SUPER X フレームセット Tungsten Blue

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カラー:タングステンブルー(TUB)
国内展開サイズ:46、51、54
メーカー希望小売価格¥750,000(税込)

56サイズ(日本未発売)でのフレーム公表重量は900g

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※ハンドル、サドルは含まれません。

 

SUPER X Carbon 2 Cashmere

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カラー:カシミア(CAS)
国内展開サイズ:46、51、54
メーカー希望小売価格¥1,030,000(税込)

主要コンポーネントはシマノGRX825(Di2 2×12速)
56サイズ(日本未発売)での公表重量は8.6kg

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SUPER X Carbon 3 Raw

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カラー:RAW
国内展開サイズ:46、51、54
メーカー希望小売価格¥630,000(税込)

主要コンポーネントはシマノGRX820(機械式2×12速)
54サイズでの公表重量は9.1kg

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11th February 2025

ワイズロード府中多摩川 まのゆうすけ 

 

C25_SuperX_Lifestyle Photography (6)

 

 

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