ロードバイクコーナーには人気車種を大量展示中! 多摩サイクリングロードを走る際には、是非Y's Road 府中多摩川店にお立ち寄りください!
ワイズロード 府中多摩川店 Y'sRoad Fuchutamagawa
2025/05/06 22:31
2025年5月6日、既に今年になってSUPER X、TOPSTONE CARBONのモデルチェンジを発表しているキャノンデールが、3車種目の『SYNAPSE CARBON』を発表します。
エンデュランスロードバイクの元祖ともいえるSYNAPSE(シナプス)は、モデルネームが登場してから20年にもなります。SUPERSIXよりも歴史は古いんですね。
前作ではバイクが大きく変わりましたが、性能よりも使い方提案に振った印象が強かったSYNAPSE。今回はバイクが更に洗練されています。ハイエンドブランドたる『LAB71』もラインナップ。そしてあの独自ギミックもリニューアルして登場しています。
目次
前作でエアロフォルムに大きく舵を切ったSYNAPSE CARBONですが、今回は更にエアロなデザインに変わりました。恐らくシルエットクイズを出されたら、グラベルレーサーのSUPER Xと区別がつかないかもしれません。
エンデュランスロードバイクといえど、空力の良さは重要。しかしたった3年でここまで変わってくるとは予想外でした。そして実車、凄くかっこいいんです。
日本ではスタイルの良いレースバイクに人気が集中し、エンデュランスロードバイクが敬遠される傾向が強かったのですが、これだけデザイン的にシェイプされ、太いタイヤが使えて快適性も高く、トップチューブバッグ台座や内部ストレージも用意されたエンデュランスが登場すると、もうレーサーでロングライドする必要はないのでは?と思います。
究極のエンデュランスライド。EF Educationのラクラン・モートン選手は毎年、チャリティーの資金を集めるためのチャレンジを続けています。今回はオーストラリアの最も孤立した地域に住む子どもたちに本と教育支援を届けるため、オーストラリア一周の最速記録樹立にチャレンジ。14,210kmの走破を30日9時間59分で達成し、$135,000 AUD以上の寄付を集めることに成功しました。
このチャレンジのレポートはCannondaleのサイトに掲載されています。
このチャレンジに使われたのが、今回発表された新型SYNAPSE CARBONのプロトタイプ。毎日450km前後を30日間走行したSYNAPSE CARBONは、究極のエンデュランス性能を証明したといえるでしょう。(まあ、一般のライダーはここまで過酷なことはしないでしょうけれど)
SUPERSIX EVOやSUPER Xでも採用された、三角形状のコラム『デルタステアラー』をSYNAPSE CARBONでも採用。ブレーキホース・シフトケーブルがヘッドベアリング内部に収まるので、空気抵抗を最初に受けるヘッドチューブをスマートに造形できるのがメリットです。
そしてデルタステアラーということは、
SUPERSIX EVO専用として開発された一体型ハンドルバー『SystemBar R-One』も使用可能!モータスポーツで定評があるステアリングブランドMOMO Designとの共同開発は軽量でスマート、カッコイイ!
前世代のSYNAPSE CARBONの公称タイヤクリアランスは35mm。新しいSYNAPSE CARBONはなんと前後とも42mmにまで拡大。そのうえで左右4mmのクリアランスを確保。2019年デビューの初代TOPSTONE CARBONよりも広い!完成車では32Cのタイヤが装着されていますが、場合によっては40mmのグラベルタイヤも選択肢に入れることができます。
※タイヤ幅は実寸です。装着するホイールによっては実寸がメーカー表記と異なる場合があります。
前世代では設定されなかったハイモジュラスカーボンのモデルが復活。LAB71完成車とフレームセット、SYNAPSE CARBON 1の3モデルには軽量高剛性なハイモジュラスカーボン(Series 1 Carbon)が使われています。よりハードな超長距離ライドなどで活躍します。
SYNAPSE CARBON 4と5はSeries 2 Carbonを用いたモデル。キャノンデールはこうは呼んでいませんが、SUPERSIX EVOでいう『スタンダードモッド』ですね。ハイモジュラスカーボンのモデルはフレーム重量で約100g軽量化されています。
すでに発売されている新型TOPSTONE CARBONと同様に、ダウンチューブ内部に収納が可能なStash Portが設置されています。
中身を収納、取り出しやすくする専用バッグ『Stash Bag』も付属。ちなみにこのバッグにはチョコスティックパンが2本入るそうです(笑)
そして、このStash Portには別の仕掛けもあります!
新しい仕組みだけに毀誉褒貶あったのが、先代Synapse Carbonに実装された統合電装システム『Smart Sense』。より進化した第2世代が誕生しました。
外付けだったバッテリーユニットはなんとStash Portに内装!そして43.2Whと前作の倍に大容量化!Garmin Edge パワーマウントを使用するとGarmin Edgeへのへの電源供給も可能になります。
Stash Portをオープンすると、Smart Sense本体にあるライトが点灯します。
フロントライトはかなりの小型化を果たした上に、800ルーメンの高輝度仕様に変更されています。ライトの発光パターンはキャノンデールアプリから編集ができます。
前作では別体でかなり大きかった後方警戒レーダーとテールライトは一体化し、すっきりと小型化しています。新SmartSenseにはレーダーディスプレイは用意されていませんので、Garmin EdgeやWahoo Elementなどのコンピューターヘッドとペアリングしてお使いいただけます。
更にSRAM eTap AXSディレーラーへの電源供給を実現しています!
(画像はサンプルバイク。角度悪くてすいません)
ちなみにスマートセンスのバッテリー残量が5%以下になると、ライトとレーダーへの給電は停止してディレーラーへの給電が優先されます。この状態でも本来eTapで使用するバッテリーと同等の容量があるのでご心配なく。
この数年で、後付け後方警戒レーダーを装着するライダーは非常に多くなったと感じます。たくさん走るライダーほど、このコンパクト化・内臓化されたSmart Senseは役に立つのではないでしょうか。
Smart Senseは今回発表されるモデルのなかでは、最上位モデルの『SYNAPSE LAB71 Smart Sense』にのみ搭載されていますが、仕組み的には新型SYNAPSE CARBONとTOPSTONE CARBONの全車種に対応しています。残念ながら現時点でユニットの販売は予定されていないとのことです。
※サイズ44はいまのところ日本での展開はありません。
おおよその推奨身長としては、48=165cm前後、51=170cm前後、54=175cm前後、56=180cm前後 になろうかと思います。
日本では完成車4種とフレームセット1種が発売されます。
カラー:Black Marble(BMB)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥2,288,000(税込)
今回発表されるSYNAPSE CARBONのなかでは最上位グレード。カーボン材質はハイモジュラスカーボン(Series 1 carbon)ながら、なんとLAB71 SUPERSIX EVOチームレプリカ完成車よりも高額な228万8千円!コンポーネントはSRAM RED XPLR AXSの1×13速。新型スマートセンスをフル装備し、スマートセンスのバッテリーから変速機へも給電します。ReserveホイールとSystemBar R-One(通称MOMOハンドル)を纏った最強エンデュランス。
カラー:Black Marble(BMB)
国内展開サイズ:48、51、54、56
メーカー希望小売価格¥680,000(税込)
上記LAB71完成車と同じカラーリングのフレームセットです。お好きなパーツでオンリーワンなバイクを組みましょう。フレームセットのみ56サイズが展開されます。
カラー:Tungsten Blue(TUB)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥1,295,000(税込)
ハイエンドを示す『LAB71』の表記はありませんが、ハイモジュラスカーボンを用いたフレームはLAB71同等。上品なブルー系の色に、コンポーネントはULTEGRA 2×12速、ReserveホイールとSystemBar R-Oneを搭載し、日本人には使いやすいパッケージになっています。
カラー:Metallic Red(MRD)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥670,000(税込)
カラー:Chalk White (CHK)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥670,000(税込)
スタンダードモッド(Series 2 Carbon)を採用した普及モデルのSynapse Carbon。コンポーネントはシマノ105Di2。やや扁平した形状のVision Trimax Aero Alloyハンドルバーは長距離ライドでも疲れにくい。
カラー:Phoenix Yellow(PYW)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥490,000(税込)
カラー:Black(BLK)
国内展開サイズ:48、51、54
メーカー希望小売価格¥490,000(税込)
機械式12速シフトのシマノ105を搭載したSynapse Carbonの末っ子。立ち位置はSUPERSIX EVO 4に近く、若干価格が高いけれど、ロングライドがメインのライダーにとってはこちらの方が使いやすいこと間違いなし。
実は現時点で国内入荷数量や弊社の確保数量が確定していません。近日中に判明する見込みですので、気になる場合はぜひお早めにお問い合わせください。
※確保を確約するものではございません。
6th May 2025
ワイズロード府中多摩川 まのゆうすけ