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【チタンバイクインプレ】POSチタン驚異のメカニズム!!
by: 金城政和

府中店、テック担当のキンジョウです。

いつもバタバタしてご迷惑をおかけしておりますが、お気軽に声をおかけくださいませ m(_ _)m

 

こじらせたタイトルすみません・・・汗  

先日、各メーカー取引様のご協力を頂きスタッフ向け試乗会が開かれ参加してまいりました。

各メーカー取引様、ご協力誠に有難うございました。

その様々な試乗したバイクの中から、私自身で気になって是非ともおススメしたいモデルをご紹介します。

 

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日本のクラフトマンシップは侮れない

 

スポーツバイクの世界では海外メーカーが有名で、すぐ思いつくメーカーとなると昔からサイクルスポーツが盛んな欧米のブランドや、昨今勢いが凄い台湾などのアジアブランドが思いつくでしょうが、実は日本にも歴史あるブランドがあります。

そんな日本ブランドの一つがPANASONIC。世界でも有名なあのPANASONICです。

PANASONICの前身でもある松下電器産業(個人的にはこちらがしっくりきたりする・・・)。

その創業者でもある松下幸之助氏が幼い頃、自転車屋に丁稚奉公して、その後に電気器具の製作会社を立ち上げ、自転車用砲弾型ライトを考案したことはご存じな方は多いことでしょう。

それだけに自転車と関わりの深いメーカーなのです。

現在カーボンを素材としたフレームが溢れている今、敢えて金属素材で加工の難しいチタニウムという特殊な素材を使用したフレームをパナソニック・オーダー・システム(POS)で様々なサイクリストに対応できるよう実現しています。世界中見てもなかなかないオーダーシステムです。

チタンという素材はスチール(鉄)に比べ1/4の比重で錆などの劣化に非常に強く高価な為、主に航空機産業や軍事産業・宇宙産業などで主に使用されていました。不純物の少ない純チタンは柔らかい特性を持っているので、他の物質を添加し合金にする事に硬質化し使われます。スポーツサイクルでは使われるチタンは主に2種類で、超軽量ながら非常に硬いTi-6AL-4vと若干重量面は劣るがスチールに似た粘りが特徴のTi-3AL-2.5v があります。PANASONIC では後者のTi-3AL-2.5v を使用。硬いという事は剛性も出しやすいのでハイエンド決戦用には良いが体の負担も大きく、素材的にも割れやすいという事でもあります。Ti-3AL-2.5vの方が粘りがあった方が断然耐久性が高くなるのです。

ちなみにTi-6AL-4vを64チタン。Ti-3AL-2.5vを325チタンと一般的に略して読んでいます。

 

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、まずはこちら。

 

FRTD05  に乗ってみた

フレームセット価格 : 624,000円(税込)~【オーダーシステムの為、仕様により価格が変動します】

画像試乗バイクはULTEGRA仕様となっております【名前がFで始まる場合フレーム販売になります】

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こちらのモデルは重量面で不利な325チタンながら、独自に開発した技術で作り上げた3 段階に厚みの異なる「3Dオプティマム・Xバテッド」加工を施したパイプでフレームを軽量化を達成しています。いわゆる外バテッドになる訳ですが、この加工技術が半端でない。かなりコストの掛かった造りになっていて見た目も美しくなって所有欲を高めてくれます。

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実はFRTD05 はライダーの技量・体格・好みに合わせて2種類のフレーム剛性(Version L/Version H)を選ぶ事ができます。

初めにハイパワーな出力を出せる方向けのVersion Hを試乗。

一踏み目からこれが325チタンか? と思わせる剛性感を感じる踏み心地。コーナー立ち上がりからストレートに入って一瞬の溜めからの素晴らしい加速感、まさにレーサーな乗り味。まぁ、私には間違いなく過剰な剛性感ですが。脚が負けて・・・

Version Lも試乗。

基本の乗り味は変わらないのだが、やや溜めが深くなった感じがある。体格差で選んでもいいが、好み・脚質で選んだ方が良いかもしれない。レースやイベント等で良い成績を目指したい方にお勧めしたい。

あと大事な変更点が。今モデルよりディスクブレーキ化した事により、エンド部の12mmアクスル化が剛性感・安定感の大幅な向上に貢献している。

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変更になって採用されたオリジナルエンド。勿論チタン製。

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かなり凝った造りをしている事がわかる。

 

FRTD11 に乗ってみた

フレームセット価格 : 550,000円(税込)~【オーダーシステムの為、仕様により価格が変動します】

画像試乗バイクは105仕様となっております【名前がFで始まる場合フレーム販売になります】

s-FRTD11-1 s-FRTD11-2

FRTD11は325チタンプレーン管になり、ディスクブレーキ仕様となります。

こちらも、エンド部が12mmアクスルになる為、カッチリした感は出ているが正しく往年のパナチタンだなわかる乗り味。スッキリスマートなフレームデザインは好印象。

ペダリングの度にクロモリフレームの様に適度なウィップ感があり、ペダリングする度に楽しくなる。FRTD05であれば上りのダンシングでグイグイ進む感じであろうが、FRTD11はシッティングでリズミカルなペダリングでスイスイ感じだろうか。

往年のクロモリフレームの乗り味ながら、最新仕様なスペックを持った爪を隠したバイク。

ツーリングからロングライドやヒルクライムイベントまで幅広くこなせるでしょう

 

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溶接ビート部など綺麗な仕上がり。職人技が光ります。

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エンド部はFRTD05と同じデザイン。ディスクブレーキのフラットマウント部も一体なので精度も信頼性が高い。

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地味なところですが、PANASONIC ロード全て装備されているチェーンレスト台座。

輪行などリアホイールを外した際にチェーンを掛ける事が出来、チェーンが暴れません。

img_chain01

 

これ何気に便利なんです。

何を隠そう、私が初めて買ったMTBはPANASONIC のマウンテンキャットなのです!

もちろんPOSのカラーオーダーでクロモリのフルリジットマウンテンバイクでした。そのバイクにもチェーンレストが付いて輪行や車載時に活躍していました。

当時は流行っていたネオンカラー系でオーダーしましたが、パナ定番のチームカラー(当時ヨーロッパプロチームでも走ってました!)も憧れてましたが皆さんであればどんなカラーが良いですか?? 

PANASONIC のHPでデジタルシュミレーターがあるので、是非ともチャレンジしてみてください!

 

これだ!と決まったらオーダーをお待ちしております m(_ _)m

 

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