ロードバイクコーナーには人気車種を大量展示中! 多摩サイクリングロードを走る際には、是非Y's Road 府中多摩川店にお立ち寄りください!
ワイズロード 府中多摩川店 Y'sRoad Fuchutamagawa
2025/12/22 08:00
11月21日(金)に臨時休業を頂戴しまして、ワイズロード社内スタッフ試乗会に参加してまいりました。
加えて11月22日(土)に開催しましたワイズロードバイクデモ‼
出展いただいた取引先の皆様方、ご来場いただいたお客様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
久々のコミュニケーション、情報収集の機会、本当に楽しい一日でした!!
試乗したバイクについてお客様にフィードバックすべく!インプレッションしたいと思います。
目次

クライミングシーンからヒルクライム、足当たりの良さからロングライドでも活躍するFRシリーズ。4.0は第4世代を意味しています。
FRは個人的に大好きなフレームでして、オールラウンド系と謳われていた人気モデルです。
今世代では「FELT史上最速のクライミングレースバイク」と謳っており、「オールラウンド」と公式サイト上で明記しなくなりました。
「オールロード」という片足をグラベルロードに突っ込んだようなジャンルが生まれていまして、混同しないように「オールラウンド」と表記しなくなったモデルは少なくありません。このFRは本当にオールラウンド系ではなくなったのか?変わらない良さが残っているのか?気になる次第です。
このFRシリーズの良さを再認識したい!変わらないでいてほしい!お客様に伝えたい!
試乗して確認してきましたのでご紹介します。


私の試乗前の勝手なイメージです。そして乗ってみても裏切られることはありませんでした。
第2世代から今世代にわたって試乗をしてきましたが、変わらぬ良さがここにありました。
軽量フレーム、軽いハンドリング、硬すぎない脚当たり。
オールラウンド系でレーシングモデル寄りと言われていた踏みやすさは健在でした。
小柄なライダーが多い日本では特におススメしたいモデルです。踏み負けることがない印象です。
いずれの世代のFRもこの特性を保っています。よかった。
第3世代からフレーム重量もほとんど変わらず、カタログスペックでは変わりがない様に見えるのが本当に惜しいんですが、
今世代ではケーブル類のフレームフル内装が可能になり、空力特性も配慮してセミエアロ形状に進化しています。

FRはフォーク、ステム、ピラー、いずれも丸パイプの汎用品に対応。しかも電動コンポも機械式コンポも両対応。

ダウンチューブにシフトケーブル用の穴が設けられています。
専用品をこぞって採用する昨今ではこれ以上にない整備性の良さです。
もちろんFSAのNS STEM等でフル内装化も可能です。
このモデルに乗りたい!でも予算の都合でひとまず機械式で組み上げたい。ハンドルもピラーもアルミで予算を抑えたい。
そんな希望が叶う貴重な車体です。これが実は今のミドル~ハイグレードの価格帯の市場では少ないんです。

BBは今注目のT47規格。流行とは言わせないほど普及しました。
T47はBBベアリングの大径化で堅牢。軸径の太いスピンドルをアッセンブルしてもベアリング径が薄くなりづらく、様々な規格のクランクに合理的にマッチします。
先代はBB386を採用していましたが、最近はなぜか下火の規格です。最新規格に変わって大正解です。

シートチューブとトップチューブを連結したような集合部の形状も先代から踏襲。
「路面からの不快な振動を受け流す」フレーム設計でしたが、今世代では同じ目的でありながら昇華しています。
振動を受けると、写真で見えるボルトを中心に、ピラーを固定する臼が逆さ向きの振り子の様にしなります。
分解図がないので説明しづらいのですが、パーツへの負担も少なくなるため、丁寧な設計がされていることが分かります。
アルミフレーム版FRではこの形状のおかげで、カーボンバイクに全く引けを取らないライドフィーリングを有していたんですが、最新ラインナップではアルミ版は引退。本当に残念。。。

フレームの魔術師と称されたジムフェルト氏が興した当ブランド。
数年前に同氏が設計から身を引いて、ブランドの方向性を心配する声もあったそうですが、そんな心配は試乗すると吹っ飛びます。
質実剛健、丁寧な設計。乗れば好きになるブランドだと思います。

設計チームの暴走━(選手のフィードバックがないままに机上で答えを出して、コンピューターで割り出した最もすぐれた風洞実験結果にならって、UCI規格ギリギリの車体を作ってしまう。見た目はパンチがあるけど専用品だらけで整備性が悪い。。。大変。。。)━FELT FRはこれらとは全くの無縁です。
ライダーと共にバイクを作り上げていくという設計思想はいまも引き継がれていました。
”BORN AND BRED”
試乗した後にダウンチューブ裏を覗いて、やっぱり大好きなフレームだなと。
生まれも育ちも?生粋の?
最新モデルを産むだけじゃなく、しっかりとユーザー目線で設計をしてともに育っていくという意味にも感じられます。
他メーカーと比べ、リーチに対してスタックの伸びが鈍く、ハンドル落差を確保しやすい設計です。
小柄な方でも、ハンドルを下げやすくなっています。
オールラウンドと言える踏み心地ですが、あくまでレーシングジオメトリです。
ワイズロードでご注文承っております。お気軽にご相談ください。
最後にジオメトリーと販売ラインナップ一覧です。

| 45 | 48 | 51 | 54 | 56 | ||
| (A) ホリゾンタル換算トップチューブ長(mm) |
494.8 mm
|
512 mm
|
526.2 mm
|
546.6 mm
|
558.1mm
|
|
| (B) シートチューブ長センタートップ(mm) |
405 mm
|
426 mm
|
467 mm
|
507 mm
|
527mm
|
|
| (C) シートチューブ角 ( ° ) |
75.3 °
|
74.5 °
|
74 °
|
73.5 °
|
73.5 °
|
|
| (D) ヘッドチューブ長 (mm) |
90 mm
|
100 mm
|
115 mm
|
135 mm
|
155 mm
|
|
| (E) ヘッドチューブ角 ( ° ) |
70.5 °
|
71.5 °
|
72.4 °
|
72.6 °
|
73.2 °
|
|
| (F) チェーンステー長 (mm) |
406 mm
|
406 mm
|
406 mm
|
408 mm
|
408 mm
|
|
| (G) ホイールベース (mm) |
967.4 mm
|
969.4 mm
|
971.4 mm
|
982.1 mm
|
988.2 mm
|
|
| (H) スタンドオーバー高 (mm) |
704 mm
|
720.6 mm
|
750 mm
|
782 mm
|
802 mm
|
|
| (I) BBドロップ (mm) |
74 mm
|
74 mm
|
74 mm
|
72 mm
|
72 mm
|
|
| (K) フォーク長 (mm) |
380
|
380
|
380
|
380
|
380
|
|
| (K) フォークオフセット(mm) |
51 mm
|
51 mm
|
51 mm
|
45 mm
|
45 mm
|
|
| (L) スタック (mm) |
496.2 mm
|
509.2 mm
|
526.6 mm
|
546.2 mm
|
567.3 mm
|
|
| (M) リーチ (mm) |
364.6 mm
|
370.8 mm
|
375.2 mm
|
384.8 mm
|
390 mm
|
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