自転車の選び方・乗り方

BMX

トリックを繰り出す「バイシクルモトクロス」

アメリカで誕生したBMX。その語源はBICYCLE MOTO CROSS(クロス=X)の略称です。大人が遊んでいたモーターサイクルのモトクロス(土で出来たジャンプ台が連続する周回コースでタイムを競う競技)レースを子供でも楽しめるように自転車で走らせたことから生まれました。 そこから、ジャンプ中に手を離したりハンドルを捻ったりして遊ぶ「フリースタイル」などの分野が派生しました。レースと違って街でしばしば見かけるため、こちらの方がなじみのある方もいらっしゃるでしょう。

予算の目安

「どれくらいの値段でBMXを楽しめるんだろう?」
「これからBMX始めたいけど、量販店で販売されているバイクと何が違うんだろう?」
最初は誰でも「どのようなバイクを選び」「どのようなアイテムを準備」すればよいのか分りません。
専門のプロショップ「ワイズロード」だからご案内できる「豊富な商品」と「充実のサービス」でお客様のスポーツバイクの「楽しみ方」を広げます。

レース

ご購入目安:3万円~10万円

- この価格帯の一例 -
PRO

HARO
PRO

BMXには主に3つのジャンルがあります。レースバイクのフレームにはアルミやカーボン素材を採用するものが多く3万円台から20万円程度のセミオーダーバイクの製作まで可能です。仕様の特徴として軽量に仕上げられており強度面では劣るものの、ストリートやフラットランドのようなトリックバイクに比べ、フレームサイズが大きく安定感が重視されております。近年ではオリンピック競技としても人気の高いジャンルで、お子様から大人まで一緒に楽しめるスポーツサイクルです。

【オススメアイテム】

ヘルメット ¥3,000~
グローブ ¥4,000~
輪行袋 ¥5,000~
ビンディングペダル ¥5,000~
ビンディングシューズ ¥7,000~
ライト ¥2,000~
¥1,500~

詳しくはワイズロード各店まで!

ストリート

ご購入目安:5万円~15万円

- この価格帯の一例 -
ZODIAC

WETHEPEOPLE
ZODIAC

ジャンル「ストリート」は大きなジャンプトリックに向いたジャンルです。ダート用と兼用とされるフレームが多く、そのサイズ感から最も街中でのライディングに向いているジャンルとして多くの方にオススメしております。また、前後のブレーキ装着が可能である事や、フレームサイズの豊富さも街乗りにお勧めする理由として挙げられます。流行としてトップチューブを長めに、リアを短めに設計したフレームで、安定感とクイックな乗り味を融合したモデルが多くラインナップされています。ここ数年間でBMXを乗りまわせるスケートパークが増加傾向にあり、遊べる場が増えたことも嬉しいポイントです。

【オススメアイテム】

ペグ ¥4,000~
プラスチックペダル ¥1,800~
プラスチックバーエンド ¥3,000~
ヘルメット ¥3,000~
グローブ ¥4,000~
輪行袋 ¥5,000~
ペグツール ¥1,000~
ライト ¥2,000~
¥1,500~
フロアポンプ ¥3,000~

詳しくはワイズロード各店まで!

フラットランド

ご購入目安:5万円~10万円

- この価格帯の一例 -
S-KILL

ARES
S-KILL

フラットランドはBMX競技の中で最も日本人が世界で活躍する競技です。平地での曲芸のようなトリックスタイルを街中で見た事がある方も多いのではないでしょうか?最近ではTVのCMでも見かける機会が増え、人気上昇中のジャンルです。各ブランドからはキッズモデルもラインナップされ、小さな頃からバランス感覚を養うのにも適した自転車です!

【オススメアイテム】

ヘルメット ¥6,000~
グローブ ¥4,000~
輪行袋 ¥5,000~
ペグ ¥4,000~
プラスチックペダル ¥1,800~
プラスチックバーエンド ¥3,000~
ペグツール ¥1,000~
ライト ¥2,000~
¥1,500~
フロアポンプ ¥3,000~

詳しくはワイズロード各店まで!

特徴

車体

"BMX"とひとくくりにされていますが、実は遊び方はさまざまで、それに合わせて自転車そのものもわずかに異なります。しかし共通していえることは20インチの小径ホイールがベースで、基本的に前後とも変速機を持たないシンプルなバイクであるということ。ライディング中はサドルに座ることはほとんどないため、サポート程度の小さなサドルが装着されます。

また、ストリート系の車種では車軸に「ペグ」と呼ばれる足を乗せるステップがついていたり、ステアリングを延々と回すことができたりと、他のジャンルにはない特徴を備えています。

レーサー

BMX(レーサー)

バイクはレース専用の軽量&シンプルなものがほとんど。軽量・高剛性であることからアルミ製のフレームが多く使われており、近年ではカーボン(CFRP)製フレームも登場しています。また、このジャンルにだけ24インチのBMXマシン(クルーザー)もあります。ジャンル・ロケーションでは、レース、ダートジャンプに適しています。

ストリート

BMX(ストリート)

一般的には、ストリート/ダート用と呼ばれる20~21インチ・トップチューブのモデルを使用し、ペグはライダーのスタイルによって0~4本とバラバラです。ブレーキは後のみが主流です。 ストリート、パーク、ダートジャンプに適しています。(※公道を走る場合は、前後ブレーキの装着が義務付けられています)

フラットランド

BMX(フラットランド)

フラットランド競技には、このフラット専用を使うのがベスト。極端に短いホイールベースにアルミ製の太いペグを4本、前後ブレーキにフリーコースター(バックスライド)ハブと呼ばれる、特殊なハブを使用しています。いうまでもなく、フラットランドジャンルに適しています。

その他

その他にも、トレイル/ダートジャンプや24(ツーフォー)と呼ばれるジャンルのものもあります。詳しくは、ワイズロードスタッフまでお訊ねください。

●番外編・バイクトライアル(BTR)

トライアルバイク

バイクトライアルは、モーターサイクルのトライアル競技同様、岩場や崖などの障害物を足をつけないように越えていくスポーツです。この競技に使われる自転車は一見BMXに似ていますが、設計や部品構成は全く異なったものになっています。日本は競技人口はそれほど多くないものの世界チャンピオンを輩出しているなど、熱心なファンの多いジャンルです。

トレンド

街乗りBMX

街乗りBMXの例(クルーザー)

街乗りにも使えるBMXの一例。大きな24インチのホイールにより走りやすくなっています。(※公道では前後ブレーキの装着が義務付けられています)

競技やトリックを決めることに特化したBMXですが、その独特なスタイルに魅せられ、街乗りに使う方も増えてきました。街乗りにBMXを使う場合は、少しカスタマイズすると快適に乗ることが出来ます。具体的には、あまり座らない為に重視されていないサドルを交換したり、スプロケット(歯車)を交換して、軽すぎるペダルの回転を街乗り向きに調整することなどが挙げられます。

機能面のみならず、カラーパーツやお気に入りのパーツでビジュアル重視のカスタマイズをすることもオススメです。BMXは特にビジュアル面に気を配ったパーツが多数あるので、自分だけの一台でアピールしてはいかがでしょうか?

フラットランドとストリートのオーバーラップ

オーバーラップ

ストリートバイク寄りのフラットランドバイクの一例。フラットランドバイクの特徴のひとつであったダウンチューブの湾曲がなく、真っ直ぐになっています。

フラットランド用のバイクにおいて、トップチューブ(フレームのうち、前半分の上側を構成しているパイプ)が長くなり、以前は見られなかった19インチや20インチといった長さのフラットランド用フレームがリリースされるようになりました。これは長身のライダーが体格に合わせるために使用するほか、フラットランドにおいてストリートのトリックを取り入れるライダーが増加したためです。ストリート用のフレームそのものを使用するライダーも見られるようになりました。

また、近年のもうひとつの特徴として、従来タイヤとフレームの間を広くとるためにダウンチューブ(フレームのうち、前半分の下側を構成しているパイプ)が上方向に湾曲していることがほとんどだったのですが、軽量化のため真っ直ぐなものが増えていることも挙げられます。

レーススタイルの変化

スーパークロススタイル

BMXレースで近年主流の、「スーパークロススタイル」。従来のレースのスタート地点高度を遥かに凌ぐ高さによりスピーディーで迫力ある幕開けとなります。

2010年北京オリンピックよりBMX「レース」が正式種目となりましたが、近年の大きな大会では「スーパークロススタイル」と呼ばれる、巨大なスタートヒル(ビル3階立て相当!!)より駆け下り、ビッグジャンプを飛んでいく迫力あるスタイルが主流となってきており、全体的にレース自体が高速化しています。しかし今までのレーストラックも健在であり、世界各地で同トラックを利用したレースが頻繁に開催されています。

この「レース」における機材面では、他のBMXのジャンルと比べて頑丈ながらも軽量であることが求められます。現在の主流はアルミフレームですが、最近のロードバイクやマウンテンバイクと同様にカーボン(CFRP)製も増えてきました。

スタイル

ファッション

バイクもウェアもオシャレに!

BMXは大きく、本来のバイシクルモトクロスレースとストリート系に分けることが出来ます。レースではフルフェイスのヘルメットにプロテクター類を装備することが多く、比較的重装備といえるでしょう。このウェアや装備類についてはMTBのダウンヒル競技用のものが使えます。

一方、ストリート系のジャンルは普段着で楽しむことが普通です。しかし、激しくトリッキーな動きをするため、ヘルメットやグローブは装備しておいた方が良いでしょう。ストリートシーンに合うものも多くありますので、コーディネイトの楽しみが広がります。

ウェア専門館もあります

もっと自転車でファッションを楽しんでもらいたい。高機能ウェアを実際に体感して欲しい。ウェアやアクセサリーにもこだわるワイズロードは、ウェア専門館をご用意しています。

新宿ウェア館 上野ウェア館  川崎ウェア館  名古屋ウェア館 大阪ウェア館

Y'sスタッフおすすめ!カスタムポイント

もっとカッコよく!もっと高性能に!

簡単に自分だけの一台にカスタマイズできるということは自転車の大きな魅力のひとつです。カスタムはしたいけど、どこから手を入れたらいいのか分からない…という方のため、ワイズロード各店のスタッフにおすすめのポイントを聞いてみました。

1位ハンドルバー

「走りや見た目の変化がわかりやすいうえ、自分で交換する場合も作業が楽です。」(横浜店)

「走るシチュエーションに応じて太さや接地面のタイプを使い分けるのがおすすめです。」(府中多摩川店)

「ホイールを変えたときほどではありませんが、乗り味が変わるパーツの代表です。」(上野アサゾー)

2位グリップ

「ハンドル操作のキモとなるパーツです。ハンドルを頻繁に激しく操作するBMXでは、特に重要なパーツといえるでしょう。」(名古屋クロスバイク館)

「安価な部品ですが、バイクの外観に与える影響は大きいものがあります。手軽に雰囲気を変えるのにおすすめ。」(横浜店)

「握りやすい長さのものに交換すると良いでしょう。」(上野テック館)

3位ペダル

「用途に合わせたペダル選びで乗りやすさなどが大きく変わります。」(新宿ウェア館)

「BMXのペダルはステップという意味合いが強く、足の乗せやすさ・グリップ力が重要です。」(名古屋クロスバイク館)

「使い易さと用途に応じて。見た目も重要だと思います!」(志木店)

他にはこんな意見が寄せられました。

ハブ
「軽量化を狙ったり、剛性UPを狙ったり。色を含めて種類も色々あります。」(越谷店)
サドル
「ひとくちにBMXといっても、用途はさまざま。それぞれに合わせて使いやすい物を選んで下さい。」(上野テック館)
タイヤ
「軽量化の費用対効果がおおきい部品です。グリップが大事!」(池袋店)

レースにしろトリックにしろ、激しい動きの多いBMXでは手と足の接点となるパーツに意見が集中しました。BMX用のパーツにはカラフルなものが多く、カラーコーディネイトが楽しいジャンルでもあります。

あなたと自転車の力を引き出します

ワイズロードはあなただけの一台づくりを強力にサポートします。下記以外にも独自のサービスを多数ご用意。詳しくは「充実のサポート/サービス」のページをご覧ください。

BioRACER
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バイオレーサー
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愛車のメンテナンスも、カスタマイズも。確かな技術の
Y's Tech

遊ぶ

ストリートで遊ぶ

BMXの基本は街乗りにあります。お洒落で派手なトリックに魅せられ、テクニックを磨きたいという方たちのために、オススメのライディングスポットをジャンル別に紹介します。ただし、気を付けてほしいのは、これらのスポットは地元のローカルライダー達が大事に育ててきたフィールドであるということです。各スポットのルールを守り、楽しく遊びましょう。

■武蔵野公園(スケートパーク)

東京都下調布市

静かな公園。東京に残された数少ない清流・野川がすぐ横を流れ、螢やカワセミもいるとのこと。BMXとスケートボードが共存するアットホームなスポットです。ローカルライダー達が公園側と話し合い、自らの手で作り上げた有志の魂のスケートパークなのです。

■新宿中央公園

東京都新宿区

新宿のど真ん中、都庁の真下に有る新宿中央公園。ここはナイアガラの滝広場でフラットランドが楽しめます。大きな木々が生茂った広くて気持ちの良い公園。プロライダー達は平日の昼間に練習しているプロライダーたちに遭遇することもあります。

■TBS緑山スタジオシティ

神奈川県横浜市

その昔、風雲たけし城のロケ地だったことで有名な、ただひたすら広い荒れ地といった印象の場所。毎月第3日曜にレースをやっており、シリーズ戦で年間ランキングも出るので人気のスポットです。

■国立駒沢オリンピック公園

東京都世田谷区

日本BMXの発祥の地と言っても過言ではない、国立駒沢オリンピック公園。現在プロで活躍しているライダーの多くは、この駒沢で育っていったのです。まさに聖地と呼ばれるこの公園に是非一度、足を運んでみましょう。きっと今の日本のBMXシーンを垣間見ることができるはずです。

■金谷山

新潟県上越市

世界屈指のBMXコースで、毎年、全日本クラスの大会が開催されています。ぜひ一度、世界規模のコースを体感してみてください。月曜定休。

■川口ゴリラ公園

埼玉県川口市

都心よりアクセスしやすい位置にあるゴリラ公園内BMXコースは、東京外環自動車道の高架下にあるため多少の雨でも大丈夫です。

おすすめロケーション

専用の場所で遊ぶことが基本のBMXでは、街中~郊外にその場が多くなっています。なお、どのジャンルの車体もトリックやBMXレースに特化しているため、長距離の移動には向いていません。

BMX

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