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【ORBEA インプレッション】コスパ最強!モデルチェンジした軽量モデル ORCA 3台乗り比べ
by: 奥平総帆

ワイズロード 川崎店、店長の奥平です。
みなさま、スペイン最大のスポーツバイクブランドORBEAをご存知でしょうか。もちろん、かっこいい高機能なブランドなのはもちろんですが、実は、すごく魅力が溢れたブランドです。
今回、試乗させていただいた車体は、モデルチェンジしたばかりのORBEAのORCAです。今までは、オールラウンダーとしていたORCAですが、新しいモデルは「軽量」というコンセプトが特徴です。
では早速見てみましょう。

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ORBEAとは

スペインのスポーツバイクブランドのオルベア。皆さんご存知でしょうか?非常に魅力の多いブランドなのです。ワイズロード川崎店ではコーナを作り激推しします。
ブランドに関して詳しくは、こちらの記事書きましたのでご覧ください。

 

ORCA インプレッション

第七世代ORCAシリーズ

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24年モデルとしてフルモデルチェンジとなったORCAシリーズのキャッチフレーズは「PRAISE THE LIGHT(軽さへの賞賛)」です。
ORCAシリーズは歴代から、軽量オールラウンドバイクとして発売されてきましたが、今まで以上に軽さにフォーカスして開発されています。
最上位モデルの完成車重量はなんと6.7kg
最軽量のOMXフレームで750g(53サイズ)、フォーク単体360gを達成。
セカンドグレードのOMRフレームで重量1,030g、フォーク単体410gを実現しています。
また軽さだけでなく、速く登るための要素として重要な素速い加速と反応性、機敏なハンドリング、高い振動吸収性、そして優れたパワー伝達性と、究極のクライミングマシンとなるべく開発されています。
そして一番注目してもらいたいのがコスパの良さです。

 

結論から

鋭い乗り味のOMXフレームを選ぶのであればヒルクライムレースなど、加速感や俊敏な動きが欲しい方向け。
振動吸収性の高いOMRフレームを選ぶのであれば軽量でありつつヒルクライムを含めた長距離を走りたい人向けというのがいいと思います。ORCA M35以上であればカスタムカラーに対応していて、同じ金型から作られるフレームの外見的な違いはほとんど出ませんので、どちらを買っても満足感は高いでしょう。

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ORCA M30i LTD PWR

ORCAの最上位モデルのOMXフレームにシマノ105Di2に4iiiのパワーメーター、そして最上位カーボンホイールを付けた軽量レーシングモデルです。
そして驚愕のアップチャージなしでのカラーオーダーが可能となっています。

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車体スペック

フレーム:ORCA OMX 
ホイール:OQUO RP45LTD CARBON
コンポーネント:105 Di2 2×12 4iiiパワーメーター付き 
完成車:891,000円

インプレッション

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結論から。踏めばすぐに反応があり、非常にパワー伝達性が良く、乾いた加速感を感じることができました。
ヘッド周りもしっかりしており、コーナリングで不安を感じることはありませんでした。45mmハイトのホイールのおかげか、エアロロード程ではありませんが高速巡行も悪くありません。

コストパフォーマンス

このバイク、完成車で891,000円なんで確かに安くはないのですが、それぞれの単品価格を見るとおかしなことに気づきます。
フレーム単品が614,900円、コンポが約21万ホイールが約35万でとここだけで115万円をオーバーします。
そして、カラーオーダーが無料!
ORCAのカスタムカラーリングの特徴はフォークの片側が別カラーになっているところです。
ページで好きなカラーを選んでみてください。

ステムは上位モデルのセミ内装OC Road Performance RP10軽量ステムで長さを選択可能、カーボンハンドルのOC Road Performance RP11 Carbon幅と高さを選べます。

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ホイールは最上位のRP45LTDが付いています。これにはZIPPの最上位COGNITION VS2ハブに、自社生産のオリジナルカーボンリムが付きます。重量は1390gとミドルハイトホイールとしては軽量にできていますが、このホイールはオーダー時に1370gで、同じく最上位のRP35LTDのローハイトカーボンホイールを選択することもできます。ちなみに最上位のLTDモデルのホイールもカラーオーダーが無料でできます。

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こんな至れり尽くせりなものはなかなかないと思います。

ORCA OMXモデルラインナップ

ORCA M10iLTD PWR (シマノ・デュラエースDi2完成車) ¥1,689,600
ORCA M20iLTD PWR (シマノ・アルテグラDi2完成車) ¥1,075,800
ORCA M30iLTD PWR (シマノ105Di2完成車) ¥891,000
ORCA OMXフレーム フレームセット ¥614,900

 

ORCA M35 

セカンドグレードのOMRカーボンフレームに、シマノ機械式105。そして最上位カーボンホイールを付けた軽量レーシングモデルです。
そしてこのグレードからもアップチャージなしでのカラーオーダーが可能となっています。

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車体スペック

フレーム:ORCA OMR 
ホイール:OQUO RP45TEAM CARBON
コンポーネント:機械式105  2×12 
完成車:549,000円

インプレッション

結論から。OMXフレームを採用した上位モデルと全く同じシルエットのバイクですが、このOMRフレームに乗ってすぐびっくりしたのが、全く違う乗り味に仕上がっているところです。
乗り出してすぐにわかるのが優しい路面インフォメーションです。これなら長距離をゆったりクルージングするのも問題なくこなせます。かといって軽量バイクの軽量性は併せ持っているので、乗り心地を重視しつつ、軽量なバイクを探しているライダーにあっているでしょう。最初からミドルグレードのカーボンホイールがついているのも評価が高いポイントです。乗り心地の良いバイクは速く走れないと感じるかもしれませんが、振動吸収がいいと体への負担が少なく疲れを先延ばしにしてくれます。

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コストパフォーマンス

完成車で549,000円なのですが、先ほどのM30iLTDと同じく計算が合いません。
フレーム単品が460,900円、コンポが約13万でこの時点で59万と完成車を超えてしまいます。ホイールもタイヤもサドルもハンドルも付いていません。そして、このモデルもカラーオーダーが無料!

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ホイールはセカンドグレードのOQUO RP45 TEAM CARBONが付いています。
リムはオリジナル。ハブにはZIPPのファイアークレストに採用されているZR1が付いています。
1425gと他のブランドであれば上位グレード並みの軽さのホイールです。そして、よりヒルクライムに最適なRP35 TEAM CARBONも選択可能です。

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ステムはセミ内装OC RP21で長さを選択可能、ハンドルはアルミのOC RP31で幅と高さを選べます。

 

ORCA M30

先に紹介したORCA M35と同じOMRフレームとフォークを採用して、アルミホイールを履かせた一番買いやすい価格の車体です。
カラーオーダーには対応していませんが、ステムはセミ内装OC RP21で長さを選択可能、ハンドルはアルミのOC RP31で幅と高さを選べます。

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車体スペック

フレーム:ORCA OMR 
ホイール:ORBEA オリジナルアルミホイール
コンポーネント:機械式105  2×12 
完成車:399,300円

インプレッション

結論から。先に紹介したORCA M35との違いは、カーボンホイールか、アルミホイールかの差です。
一般的にカーボンホイールに比べてアルミホイールの乗り心地は良くなるのですが、OMRフレームの乗り心地の良さにアルミホイールの乗り心地の良さが加わり、かなり高い乗り心地の良さとなっています。言うなれば軽量なエンデュランスろーどといったところです。
グラベルライドはしないけれど、軽量でありつつ、乗り心地の良さの両方が備わっています。より走りの良さを出したい場合は将来的にカーボンホイールに載せ替えることで走りの良さを強化することができます。

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ORCA M20i TEAM  (軽量ステム、軽量ハンドル、シマノULT Di2+カーボンホイール完成車)  ¥891,000
ORCA M35i (シマノ105 Di2+カーボンホイール完成車) ¥675,400
ORCA M35  (シマノ105+カーボンホイール完成車)  ¥549,000
ORCA OMR  フレーム  ¥460,900
ORCA M30i (シマノ105 Di2完成車)カラーオーダーなし ¥506,000
ORCA M30 (シマノ105 完成車)カラーオーダーなし ¥399,300

 

さいごに

カラーオーダーとパーツ選択ができるブランドは他にもありますが、入門用の車体からできるブランドはあまりありません。さらに中間価格帯からはカラーオーダーか可能となっています。最高の性能なのはもちろん、自分オリジナルの車体を最初から作れるORBEAを選択肢に入れてみてください。
近いうちに川崎店にも在庫の車体が入荷する予定です。是非現物をみてください。ご来店お待ちしております。

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