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2024/02/24 00:34
CIPOLLINIブランド担当兼、ワイズロード川崎店店長奥平です。
試乗車入れ替えの季節がやってきました。
今回紹介するのは、イタリアンカーボンバイクのCIPOLLINIを象徴するRB1K THE ONEリムブレーキモデルの試乗車です。
ハイエンドなリムブレーキモデルをお探ししている方にお勧めです!
目次
2011年にブランド立ち上げと同時に発表されたRB1K。
スーパースター、マリオ=チポッリーニが自身の経験とイタリアの工業力を組み合わせて登場させたのがRB1K(発表当時はRB1000)。
コンセプトはパワー伝達性の良さ。そしてレースに代表される高速での長距離走行とゴールをつかみ取るための剛性がこのバイクの特徴です。
現行品のRB1K THEONEとの大きな違いは、新型はワイヤーのフル内装と完全電動専用、DISC対応となっていますので、基本性能は大きく変わりません。
以前マリオ=チポッリーニがインタビューの中でも答えているのですが、すでにコンセプトとして完成していたRB1Kをさらに進化させるのは困難だったようです。それを現在の技術で再進化させたバイクは、ただでさえそのユニークなコンセプトはライダーの評価が真っ二つに分かれます。ちょっとした試乗では魅力を引き出すことが出来ないかもしれませんが、魅力の片鱗だけでもお伝えできればと思います。
開発者のマリオ=チポッリーニは60歳近くにもなる現在もその現役時代を彷彿させる強靭な肉体を維持しつつ、バイク開発を行っています。また、CIPOLLINIバイクのコンセプトでもある「パワー伝達性の良さ」と極太なカーボンモノコックフレームの外観から単純に「硬い」と評価されがちです。はたして20%剛性アップ、120gの軽量化はどの様な乗り味になっているでしょうか?
前モデルと新型RB1K “THE ONE”の各所を比べてみるとその「パワー伝達性の良さ」を強化したように全体的に太さを増したように見えまが、前モデルのテイストをうまく残しつつ美しい造形ラインによりほかにはない存在感に見とれてしまいます。まさに機能美とはこのことだと思います。
フロントフォーク
※こちらの写真のホイールタイヤは販売スペックとは違います。
逆ベントフォークによりってハンドリングは他モデルのストレートフォークよりもダイレクト
ヘッドチューブ
※こちらの写真のホイールタイヤ、ペダルは販売スペックとは違います。
異径ヘッドチューブはダンシングしてもよれることはなく、安心してコーナーや下りを攻められます。
ダウンチューブ
RB1Kらしさを残した前タイヤのアールに沿った形状、BBのよじれを受け止めます。
シートポスト
カーボン製翌断面形状のシートポスト方式になり、サドルの上下が簡単に出来るようになりました。
シートステー
※こちらの写真のホイールタイヤは販売スペックとは違います。
ダウンチューブと同じく前モデルと同じく、中央にフィンのついたシートステー
R9100機械式ギアリムブレーキモデルの デュラエースを使用しています。
ブレーキはダイレクトマウントタイプで、空力、剛性の高さに定評があります。
Ottanioと言うカラーリング。
今まで見たことのない青いフレームカラーも独特でその特別感を際立たせています。
Mサイズ適正身長175cm前後
店舗にてワイズロード オリジナルの身体計測システム、バイオレーサーにて適正身長を割り出します。
税込1045,000円
元試乗車価格 731,500円
※元試乗車のため、使用感、使用に問題のない傷がございます。
フレーム | CIPOLLINI RB1K THEONE {OTTANIO}(M) |
Rディレーラー | RD-R9100 |
Fディレーラー | FD-R9100 |
レバー | ST-R9100 |
ブレーキF | BR-R9110-F |
ブレーキR | BR-R9110-RS |
クランクセット | FC-R9100 170 50-34 |
ボトムブラケット | SM-BB71 |
カセットスプロケット | CS-R8000 11s 11-28 |
チェーン | CN-HG901 |
ハンドルバー | 3T 14 ERGOSUM PRO {BLK/WHTライン}(42CM) |
ハンドルステム | 3T 14 ARX PRO {BLK/WHTライン}(100MM +/- 6D) |
バーテープ | DEDA バーテープ STD {22 NIGHT BLK} |
サドル | FIZI:K ARIONE R3 VS EVO |
Fホイール | シマノ WH-RS100 F |
Rホイール | シマノ WH-RS100 R |
Fタイヤ | BONTRAGER R1 700×28 |
Rタイヤ | BONTRAGER R1 700×28 |
以前のインプレションをご紹介します。
ひと漕ぎ目。思わず「軽!」と声が出てしまいました。軽い車体ではありませんが、ペダルをひと踏みしたその力が確実に推進力に変わるためか、ペダリングが非常に軽く感じます。
早く走るトレーニングをしているわけではないので、通常40km/hを維持することはいつもかなり苦労します。
しかし、この車体では、まるで自分の能力が上がったかのような感覚で気持ちよくスピードを出すことが出来ました。平均速度も通常の速度より高く計測されました。秀逸なのが自分の出せる最高速に近い速度で走っている所からさらに加速が出来るところが前モデル以上に感じられました。地面からの振動は感じるのにまるで氷の上を滑っているかのようにスルスルとスピードが上がる感覚は新鮮でした。
振動吸収はお世辞にも高いとは言えませんが、振動が「体」にくるというよりは、「手」に来る感覚が強くありました。これはハンドルの素材やバーテープやグローブで工夫することで軽減できると感じます。フレームの硬さは感じますが、この加速性能やパワー伝達のために必要な硬さで自分としては不快な感じではありませんでした。
直進安定性が高く速度を上げても安定感抜群ですが、カーブに合わせて車体を傾ければ速度をあまり落とすことなくきれいにコーナーを曲がっていきます。そこまで速度を上げたコーナリングが出来たわけではありませんが、フォークがよれて怖い思いは全くしませんでした。
ダンシングしてもシッティングで回転数を上げてもパワー伝達の良さにより良く進みます。
短い下りですがスピードが平地以上に出ても車体の安定感が高いため怖くなく、さらにペダリングして加速できます。
是非店頭で現物をご確認ください!
わからないことは遠慮なくご質問ください。
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