【ピナレロ通信】激軽スルーアクスルシャフトOVERFAST PINARELLO用入荷しました。
by: 奥平総帆

軽量化はスポーツ自転車乗りの永遠のテーマですが、単に入れ替えるだけで一気に軽量化できる商品を紹介します。
このOVERFASTは、強度ど耐久性を犠牲にすることなく前後で約30gと軽量になるスルーアクスルをハンドメイドで作っているブランドです。

1 OVERFAST CARBON THRU AXLES for PINARELLO

OVERFAST CARBON THRU AXLES for PINARELLO

超軽量

ペアでわずか重量30g〜 OVERFAST スルーアクスルです。
機能やパフォーマンスを犠牲にすることなく、自転車の重量を一気に削減できます。
OVERFASTのデカールも水転写デカールで重量増にならないように工夫されています。
キャップ部分までカーボンでできており、本気度が伝わります。

以下はピナレロに使用されているスルーアクスルシャフト、それぞれの実測重量です。

OVERFAST PINARELLO用

12.5g+16.5g=31g

PINARELLO MY24 DOGMA F用 MOST製アクスル

23.5g+29.5g=53g

PINARELLO DOGMA F12用 DT製アクスル

29.5g+38g=67.5g

PINARELLO F series X series ハンドル付きアクスル

52.5g+62g=114.5g

特許技術

カーボンシャフトとアルミニウムロックスレッドの接合部は、解決するのが最も難しいエンジニアリング上の問題だったようです。安価で安全生の担保されないな模造品と区別するため特許を取っています。

シャフトをよく見ると中央部に凹みがあります。
ネジ部のアルミとの接合が回転方向にずれないようにこの凹みが噛み合って接合されているのがわかります。

製品テスト

この商品は軽量化の限界に挑戦していますが、安全性を犠牲にせず作られています。
30gという重量は、安全性を確保できる重量となっていて、製作するにあたり業界標準を上回るテストを繰り返て作られています。
OEVERFASTのスルーアクスルは、公式発売前に一連の非破壊テストと破壊テストに合格しています。

1) ホイールセット付きスルーアクスル疲労試験（EN規格）
2) スルーアクスル衝撃試験（ホイールセット付き）（UCI規格）
3) 最大トルクテスト（19NM）
4) 最大引張強度試験（950kgf）
5)X線装置による検査テスト
6)横方向圧縮試験（100kg、最大200kg）
7) カーボンキャップの耐衝撃性および耐疲労性試験（衝撃20J、トルクロック12NM、1分間隔で連続200回ねじり）
8) 1年以上のアスリート実地テスト

製品についての注意点

メーカーページより転載

軽量カーボンパーツの為取り扱いには十分ご注意ください。
過度の負荷が掛かるような乗車はお控えください。

すべてのスルーアクスルは手作りされており、工場出荷前に徹底的にテストされています。無塗装の軽量ウォーターデカールを使用し、汚染を軽減し、軽量化を実現しています。わずかな欠陥が存在する場合がありますが、許容範囲内であることをご了承ください。

取り付ける前に、フレームまたはフォークのスロットを注意深く清掃してください。スルーアクスルは弊社専用ワッシャーとの併用が必要です。ワッシャーが正しい位置に取り付けられていることを確認してください。ワッシャーなしで使用しないでください。ネジ山とワッシャーにリチウムグリースを塗布します。ホイールをフレームまたはフォークに取り付け、車軸を挿入します。高品質の 6 mm 六角レンチ (別売り) を車軸に挿入します。締め付けたり緩めたりする前に、ツールのヘッドがスルーアクスルに少なくとも 15 mm 挿入されていることを確認してください。7.5 ～ 9 Nm のトルクで六角レンチを時計回りに回します。定期的に車軸が適切に締められていることを確認してください。

※注意※
六角レンチの差し込み不足、過大トルク、ネジ山ずれ、ワッシャー不足など、アクスルの取り付けが不十分な場合、スルーアクスルの破損や脱落を引き起こし、事故につながる恐れがあります。インストール手順に注意深く従ってください。