愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2024/03/01 00:04
こんにちは。松山店青木です。
今回は競輪場を走ることができるイベント「2023年度 愛媛県オムニアム記録会」に参加してきましたので、その様子をご紹介します。
このブログを書くにあたってこちらの動画を参考、引用させていただきました。(掲載許可を得ています。)
他、写真を撮っていただいた方々。
見返していてとても楽しいです!ありがとうございます!
元々関さんからお誘いを受け、参加したわけなんですが
当初はトラック競技用の車体の体験イベントかと思ってました。
そしたら後々結構ガチめのレースであることが判明。
山ハーフを終えてからレース・イベントには当分出ないつもりでいたので、だいぶ怠けていました。
なので夜練もそんなに参加していない…
レースとわかったのが今年に入ってから。
夜練&個人練で頑張って調子を戻すしかありません…
大会に関する情報、競輪場の走り方、マナー等は関さんのブログにてご確認ください。
これは人体に注射するタイプのチェーンオイル…
ではありません‼
前日に入念にチェーンの汚れを取って注油していたので、当日の朝は余分なオイルをふき取るだけ。
石鎚ヒルクライム同様に緊張しすぎてなかなか寝付けず、睡眠時間は3時間ほど
朝食もパッと食べて出発。
自宅と会場が結構近いので自走で向かいます。
会場は競輪場。
どこに集合するのか記載がなく、10分程度エントランスをうろうろ…
関さんが先に発見し、電話にて教えてくださいました。
外環沿いのここから入った先に検車場があります。
そこが集合場所だったようです。
中に入ると主にトラック競技用の自転車がたくさん並んでいました。
ここが控室を兼ねているようです。
同じロード部門参加者の方々がとてもやさしく、チームで場所を取っていたところに招き入れてくださいました。
休憩中はいろんな話で盛り上がりました。
受付をすまし、開会式に行こうとしましたが
どうやらトラック部門のための式らしく、その間は試走していいとのこと。
バンクにはとんでもない傾斜が付いていました。
画像では伝わりませんが、「なぜグリップできる??」ってレベルの傾斜です。
関さんのブログによると松山の競輪場はカント角(傾斜)34°1′48″と比較的大きい方らしいです。
ビビると滑りますよ~思い切って踏んだ方が安全だよ~と大会運営の方にもアドバイスをもらいました。
逆光で見にくくてすみません…
バンクの上の方まで走って慣らす関さん。
正直何でここまで上がれるんですかって感じなのですが
一つ目の競技は上まで登って駆け下りながらトップスピードに乗せるそう…
私(先頭)の後ろにいる方もしっかり上を走っています。
あぁ、マジ怖ぇ…
何も考えずにいつものセッティング(クリンチャー5.4BAR)で来てしまったせいか
角度が付いたところを走るとすごいぷにぷにとした感覚が…
滑らないんだけど滑りそう…
そして恐怖のあまりガン踏みした結果撮られたのが…
「”試走”でタレる青木」
試走後は魔法のフルーツを食べて最初の競技に控えます。
バックポケットバナナ男にならって…
今回は仲間であり、ライバルであり、先生でもある関さんと参加しました。
石鎚ヒルクライム、山ハーフと2連続で負けているのでそろそろ勝ちたい所…
関さんはクライマー。
短距離決戦型の今大会では不利ですが、不利だからと言ってあきらめないのが関さん。
私は高いパワーを瞬発的に出せますが、維持することはできません。
練習でスプリント対決しても後半の伸びが強く、ゴールまでには抜き返されそうになることもあったので油断できません。
一方私は…
私の脚質は…いまだ判明していません。
クライマーを目指していた当初はパンチャーかも?と言われ
パンチャーかと思えばスプリンターと呼ばれ…
私だってクライマーと呼ばれたい。
とりあえずはパンチャーだと思います。多分。わかんないけど。
関さんの画像を拝借。
青が助走で、赤が計測区間。
バンクの上の方から駆け下りて、計測開始地点にはトップスピードで入るのがコツらしいです。
怖かったら上の方はいかなくてもいいよ~とは言われましたが
そんなビビりな姿勢では勝てるもんも勝てんでしょう…
後輪をここに差し込んで、スタートの合図とともに発進します。
差し込んだ時、かなり車体が斜めに傾いたので超怖かった…
発進するときは結構グッと踏まないと固定具からうまく外れないみたいなので注意します。
ちなみにスタート前の心拍は160前後と相変わらずの緊張ぶり。
車体が斜めなのもあってか、脚の震えが止まりません。
走順は一番最後なので、先に走っていく勇者たちの姿を見ながらイメージトレーニング。
全員轟音をたてながらスプリントするのでまぁまぁビビってました。
関さんも踏ん張る踏ん張る!
さぁ!私の番です!
一周目の助走の段階で心拍はブチ上がってます。
二周目が始まるとともに深呼吸…
バンク一番上から一気に降ります!
7~800wくらいで計測開始地点を抜けました。
少しはみ出ていますが、手前の白い線の間を通るのがバンクと特性を活かしながら走れる最短ルートのようです。
皆カーブでもスプリントしていましたが、私は怖くてシッティングで走ります。
まだコーナーは恐怖心がありましたが、それでもしっかり踏みます。
そしてホームストレートでラストもがき‼
出し切れ俺‼
フンッ‼
ガシャッ
(‘Д’)エッ
ゴーーーール‼
えぇ、そうです。
駆けたらチェーン落ちしました。
この図でいう、⑦手前で落ちたので30mくらいは回さずに惰性でゴールイン…
これは痛い事をしました…
1~2秒くらいのタイムロスでしょうか…
皆の「あぁッ!」の声もあって辛い…(._.)
ホームに戻ると心配した様子で関さんが駆け寄ってチェーン落ちを素早く直してくださいました。
と、直後に勝利の可能性が見え、にこやかな表情を見せる関さん。
鬼か‼
結果は控室入り口に掲示されるようです。
やたら他の参加者に褒められるので、なんだぁ?と思いながら見ると…
ありゃ!取れとる‼
二位の方とは僅差なので結構危なかったですね。
チェーンが落ちた時に最大ワット数を出していたようです。
これは最大ワット数更新も見えていたかもしれません…
関さんは苦手な短距離ながら1秒差‼
二種目以降は少しづつ距離が伸びるので、ここで勝ち切る必要がありました。
一時はどうなる事やらと思いましたが、ひとまずは安心です。
400mスタンディングタイムトライアルは静止した状態からのスタート。
スタートしたときから計測が開始されます。
ホームとバックに分かれて二台同時進行となるみたいです。
関さんはバックストレート。このような機械に差し込んで発進。
私はホームストレート 。係員が手で押さえてくれます。
二台同時進行ですが運悪く人数が奇数のため、私は一人で走らないといけません‼
こらまた緊張するど…
他の参加者の方とお話ししているとガシャン‼という音。
2コーナーで落車がありました。
もがいている途中で荷重が抜けて前輪から滑るように転んでしまったみたいです。
ビビりの青木は尚更もがけなくなりました。
コーナーは絶対にシッティングでぬけます。
シッティングでもそこそこ踏めるので、むしろそっちの方がいいかもしれませんね。
その代わり直線はなんとしてでももがきます。
関さんは軽いギアでスタートし、徐々に変速していく作戦のようです。
私はあまり変速が得意ではないので、スタートは重めのギアで早めにトップスピードにのって
スタート~1コーナー直前&バック・ホームストレートはもがき、
コーナーはシッティングでガッシガシ踏む。
という単純な戦略です。
しかし!スタート位置に行くまでに変速してしまった‼
その後、焦ってちょっと重くセッティングしてしまいました。
スタート位置について合図を待っている間
またまた緊張で生まれたての小鹿に勝る足の震えを披露。係員が必死に抑えててくれました。
ホントにすみません…
いざ!スタート‼
案の定ギアが重くて前に進むというより、踏みつけるようにしながらスタート(笑)
20歳くらい老けて見えます。
バックストレートからが意外に長く感じる…そしてカーブでパワーが逃げるような感触…
ホームストレートどころか、バックストレートまでには既にもがく体力がありませんでした。
シッティングでひたすら耐えます。(どう考えてもギアが重すぎたかも笑)
最後のコーナーでグッと出力が落ちましたが
最低でも500w前後で踏めていたみたいです。
さて、今回はチェーン落ちせず、自分的にも出し尽くした感じがありました!
気になる結果は…
1位‼
結果を見る前に係の方が「ロードで31は速いね~」と言ってくださいました。
これは自信になります(‘Д’)
関さんも周りのスプリンターたちに勝っています!
距離が伸びるとここまで迫ってくるのか…
3,4種目は距離が長いので逃げ切れるか心配ですね…
次の競技までは1時間近くあります。
サイクリングがてら関さんの自宅へ夏用ジャージを取りに行きます。
二月とは思えぬ暖かい気温だったので、ビブショーツでも全然いけました(^▽^)/
四種目の中で一番距離が長く、戦略が必要になってきます。
「競輪場で行うロードレース」とも言われているようです。
助走1周を含む計10週(4㎞)を競います。
この競技だけ、前回優勝者が参加するようです。
その選手を徹底マークで、その方が逃げたらついていってゴール前でスプリントして逃げ切る。
という感じの簡単な戦略で挑みます。
私と関さんは後方からのスタート。
終盤までには前方に行きたいですね。
序盤は一列。
そこから激しい先頭交代…
前の方にあがっていたので、自然と先頭になることもしばしば。
出来れば先頭は避けたかったのですが、仕方なし。
関さんも私の後ろにいたので、同じように先頭を轢かされる羽目に…
ラスト二周で1人が逃げ、皆で追いかける展開に
ラスト半周で逃げを捕まえ、それと同時に第一段階のスプリント
ゴール30m前では、まだ差がある!
ここで第二段階のスプリントッ‼
さぁ!踏め‼
ガチャッ
アハァン…
またもチェーン落ち
大事な場面でミスするなんて…
緊張のあまり無理に変速してしまったようです。ハハ…
その甘さを王者にしっかり詰められ2位。
関さんとはかなりの僅差だったと思いますが、結果は1位しか掲載されないみたいです。
ホイール1個分もなかったのでは…?
休憩所にある三本ローラーは自由に使っていいと言っていただいたので
三本ローラーで体を温めます。
ここで一つ検証。
X(旧Twitter)にて、「TPUチューブ×カーボンホイールで三本ローラーをすると静電気が発生する」
というのを見たことがありました。
丁度私はカーボンホイールにTPUチューブを使用しているので、試してみましょう‼
写真はありませんが、ちゃんと静電気は発生しました。
それもかなりキョーレツなやつが。
動画撮影で稲妻を記録したかったのですが、会場が明るすぎて全然わからない…
関さんと指を近づけてしばらく遊んでいました。
何が原因なのかは分かりません。
ただ楽しかったです(*´з`)
くじ引きで引いた順番に並び、 全員で一斉にスタート。
1周目は番号順に走り、2周目は順位は変えても良いですが、先導者を追い抜いてはいけません。
3周目からは本格的にスタート!
今回は無理せず、関さんの作戦で行きます。
ラスト一週までは温存し、ラスト半周のバックストレートで一段階目のスプリント。
ホームストレート前にギアを決めてからスプリント。
※なお、このスプリント時の変速はしてはいけないものとする…
スクラッチと違って短時間で決まるので、一瞬たりとも気が抜けません。
個人的にバックストレートは8割のスプリントで、周りと差が開ければいいかな~と思っていたのですが
ラスト一週のバックストレートは想像以上に激戦区。動画では重機が重なっていたのであまり見えませんが
熾烈なスプリント対決が繰り広げられ、私も全力で踏まなければ周りを引きはがせませんでした。
そしてホームストレート前に変速して…
もがけッ‼
良い感じに差が出来ました!
チェーン落ちこそしませんでしたが、ギアが重すぎて
フルパワーでも踏み切るのがやっと…
なんて下手なんでしょう。
まぁ、このままゴールまでもがけたのでハッピー!
関さんも後ろに差を残したまま2着でゴールイン‼
短距離は不利といっていましたが、関さんの場合はテクニックと頭脳で埋めれるのでしょう…
すさまじや…
CCG(Crazy Cyclists Group)のワンツーフィニッシュ‼
走っているうちに熱くなって作戦を忘れてしまいそうだったのですが
関さんがその都度後ろから指示してくださるおかげで、作戦通り進めることができました。
3日程での総合優勝はこのお三方。
優勝者にはジャージ、アイウェア、メダルが送られます。
2/17の総合優勝は私ッ‼
優勝者ジャージ…ではなく、賞状Tシャツ⁉
そして減速検知センサー内臓のリアライトを頂きました‼
関さんも2位タイ‼
先ほどの優勝者Tシャツは大会運営者も認める悪ふざけらしい…
ということでその場で着用し、帰宅まで脱ぐのを許されないみたい…
松山店に報告しに行くと、案の定白い目で見られ…
洗濯もできないので、汗をかかぬようゆっくり帰ります…
家が松山市内のど真ん中なので超恥ずかしい…
正直脱ぎたかったのですが、リュックがパンパン&しわをつけたくなかったのでやむを得ず…
その後、先日パンクしたチューブでなんちゃって額縁を作成。
改めて
運営スタッフに皆様、ともに競い合った参加者の皆様、動画、写真を撮ってくださった皆様‼
ありがとうございました‼
競輪場を走れるとても良い経験になりました!
練習に付き合ってくださった関さん、神山さんもありがとうございました‼
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