2019/03/08 09:24
【バイオレーサー】富士ヒルクイーンにフィッティング!【①モーションキャプチャー編】
by: 永平 宏行
新機材・新サービスの導入に向けてウキウキなバイオレーサーの中の人です。
その新機材を使って、18年Mt.富士ヒルクライム女子総合優勝、チームY’sRoad・増田菜穂子選手にバイオレーサーの最新サービスである「モーションキャプチャーフィッティング※」を受けて頂きました!
※サービス名称:バイオレーサースタンダード+、19年初夏開始予定
ロードバイクを始めて1年半で富士ヒルでの優勝を成し遂げた増田選手ですが、これまで本格的なフィッティングは受けたことがないそう。
自身も「左のクリート位置が決まらない」「左膝の前側が痛む」という悩みがあり、仲間内からも「サドル低くない?」などの声もあり、
「レースシーズン前にポジションをしっかり合わせましょう!」
と相成りました。
当社としてもせっかく増田選手にフィッティングするのなら何か話題性のあるものを…と考え、ちょうど導入に向けて動いていたGURU社の
Rnage of Rightモーションキャプチャーシステムを使った新フィッティング
「バイオレーサースタンダード+」
暫定特設サイトはこちら
を実施。
更にそれをベースにして最上級の
「バイオレーサープレミアム」
も併せて行い、フルコースのフィッティングとなりました。
増田選手はバイオレーサーのフィッティングにどんな評価を下したのか?
まずは実施後のレポートからご紹介!
以下、増田選手のレポートより一部抜粋。
≪実走してみての感触≫
①乳酸が溜まりにくくなった
→常に流れてる気がして、クライム中によく感じる「乳酸が溜まって重くなる」といった不快感が大幅に軽減されました。
②漕ぎだしが軽く、ハイケイデンスを維持することができた
→勝手に足がまわる感覚でした!
(言葉で表すと胡散臭いけど、とにかく気持ちよくまわせたんだよね笑っ)
1日のクライムトレーニングをとおして…「永遠に登っていられる!」って感覚になりました✨
フィッティング効果をより実感するために、場所はいつものトレーニング地である「ときがわ町」に!
当初は獲得標高2,000UPを目標としておりましたが気づけば2,700UPしてました!!笑っ
さらにさらに、最後の峠においても全力アタックすることができたので、自分でも驚きでいっぱいです\( ´∀` )/ワー✨
(本当に乳酸による重さを感じることなく最後の最後まで元気よく楽しく走れたんだよなー✨)
靴擦れ箇所もこの日は改善され、全く痛くなかったし!
(自分で設定したクリート位置はかなり外側だったらしい…アジア女性は骨盤が比較的小さく狭いため、内側にするといいみたい!)
また、ライド後のイヤーな引きずるような疲労感も特に感じませんでした✨
正直、ここまで変化するとは思っていなかったので、改めてフィッティングの重要性を感じちゃいましたね(´ω`)
より詳しい内容はこちらでご確認ください↓
こちらが「本当に?」とびっくりするくらいポジティブな結果となりました。
こういう声を頂けるとフィッター冥利につきますね~♪
今回のフィッティングではざっくり9割のポジションを「バイオレーサースタンダード+」で導き出し、残りの1割を「バイオレーサープレミアム」で詰めた、という形です。
バイオレーサースタンダード+は、従来のバイオレーサースタンダード(旧バイオレーサー5000)で算出した「最大公約数的な推奨値」を、モーションキャプチャーをプラスすることでより「パーソナルな値」に近づけるフィッティングです。
従来、バイオレーサースタンダードの計算値がぴったりくる方もいれば、そうでない方もいました。
それは人体にはどうしても計算だけではカバーしきれない要素があるためです。
具体的には、
・個人の動きのクセ(特にアンクリング)
・個人の大腿骨と脛骨の比率の違い
・個人の大転子(大腿の起点)の位置の違い
といった要素を、モーションキャプチャーを使うことで動的に解析し、ポジションとフォームに反映することができます。
増田選手は踏み込み時にかかとを上げたペダリングの傾向があるので、計算値のままではサドルが低いと感じられたようです。
その状態をモーションキャプチャーで動態解析し、本人のフィードバックを踏まえつつフィッターと共に様々なポジションを試しながら一歩一歩理想のポジションに近づけて行きました。
モーションキャプチャーの様子↓
その「様々なポジションを一歩一歩」確かめることができるのが、当社独自開発の
電動ポジションシミュレーター
なのです!
バイクから降りることなく乗ったまま、工具を使わず、部品交換も必要なく、短時間でポジション調整を行うことが可能です。
その様子はこちらの動画でご確認いただけます↓
増田選手だけでなく、2人の全日本チャンピオン「佐野淳哉選手」「中村龍太郎選手」からも高い評価を頂いています。
「バイオレーサーの計算値」
+
「モーションキャプチャー」
+
「電動ポジションシミュレーター」
という3つの要素が揃っているからこそ提供できる満足度の高いフィッティングサービスです。
従来のバイオレーサースタンダードでも電動ポジションシミュレーターを使って、計算値からの微調整は行ってきましたが、個々のフィッターの経験・技量に依るところが多分にありました。
しかし、このバイオレーサースタンダード+なら、モーションキャプチャーを用いることで「定量的」に調整を行うことができ、フィッターの個々のノウハウの差を埋めて一定水準でフィッティングの質が揃えられます。
しかもこのサービス、最新技術を用いていますが
¥18,000・90分~
(ロードバイク)
と非常にリーズナブルかつ短時間なのも売り。
他社のモーションキャプチャーの場合、料金も時間も倍以上のことが多いので、当社が一番重視している
「大多数の一般ライダーにとって最も”ちょうどいい”サービス」
となっています。
しかも、ワイズクラブカード会員なら3,000pt還元も受けられます!導き出したポジションを愛車に落とし込む際のパーツ交換にお役立て下さい。
技術的にも反射式マーカーを使うことで、ハーネスと呼ばれるコードやバッテリーをライダーが装着する必要がありません。
いいことづくめのバイオレーサースタンダード+ですが、ひとつだけ弱点が。それは「2Dフィッティング」であること。
つまり、片面から見た平面的なフィッティングであり、ライダーの動きを前後左右から見た(時には上から俯瞰した)「3Dフィッティング」ではないという点です。
身体の左右差や膝軌道のブレなどが大きい方にはこうした「3D」のフィッティングが必要となります。
今回、増田選手には2Dではフォローしきれない「最後の10%」を詰めるため、3Dフィッティングである「バイオレーサープレミアム」も続けて受けて頂きました。
その結果については次の投稿で詳しくお伝えいたします!お楽しみに♪
↓↓↓19/3/13続編アップしました↓↓↓