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【連載カスタム】14年落ちロードバイクの自己満チューンナップ♪【第1回:パワメ左右計測化】
by: 永平 宏行

新車を買えないオトーサン代表、バイオレーサーの中の人です。

 

 

 

 

新車は買えませんが自転車は機材スポーツでもあるので、常に「バイクはいじりたい!」「かっこよくしたい!「性能アップしたい!」という願望はあります。

 

 

 

 

DSC_9089

 

 

今回、14年落ちの我が愛車に新鮮味を加えるべく、

 

 

 

 

 

 

速くも何ともならないカスタム

 

 

 

 

 

 

をしてみましたw

 

 

 

 

速くなるような優先度の高いカスタム(ホイール交換とか、ビッグプーリー化とか、チューブレス化とか)はもう既に済ませているので、優先度の低いカスタムに着手してみました。

 

 

 

 

 

 

今回のカスタムのポイントは4つ。

 

 

 

 

①パワーメーターを左右計測可能に

②ドレスアップ

③軽量化

④経年劣化で消耗したパーツの交換

 

 

 

 

どれも直接的な速さには直結しないカスタムばかりですが、趣味の機材スポーツですから、

 

 

 

 

自己満足

 

 

 

 

は非常に大事です!
苦しいトレーニングをするにも機材がお気に入りなのとそうでないのとではモチベーションが大きく変わりますよね。

 

 

 

 

という訳で、この春の“無駄遣い”を誰得ネタですが全4回の連載で公開します♪

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

まず、貧乏父さんとしては資金は潤沢にありません。カスタムは究極的には財力勝負ですが、出せる範囲でベストな結果(自己満足)になることに重点を置きました。連載初回の今回のテーマは、

 

 

 

 

①パワーメーターを左右計測可能に

 

 

 

 

です。

 

 

今までずっと左脚計測のみだったのを「どんだけ左右差あんだべ?」と思い、興味本位wで交換してみようと。

 

 

 

 

これまで使っていたのは低予算でパワー計測したくて3年前に買ったパイオニア・ペダリングモニターの105(FC-5800)左クランク仕様。

 

 

DSC_8983

 

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当時サイコン(SGX-CA500)とセットで10万円程度のお買い得セットとして販売されていたものです。これのお陰で低予算でパワトレができて、無事富士ヒルシルバーをゲットできました♪

 

 

このクランクを入れるまで使っていたのがカンパのクランクだったので、導入にあたりクランク・BB周り全体を交換する必要がありました。当時、とにかく低価格でパワー計測を体験・理解することが命題だったので、右クランクはティアグラを選択。

 

 

DSC_1847

 

 

そんな訳で左右でクランクが違う仕様で乗っていました。

 

 

 

 

で、本題のパワメ左右化の話。
順当に行けばパイオニアで左右化…ですが予算が無い&ひねくれ者なので却下。
以前はパイオニアの回し者を自任していましたが、無い袖は振れないので仕方がありません…。

 

 

そもそも、105やティアグラでは右クランクにペダリングモニターを付けられませんから、ペダリングモニターで左右仕様にするならクランク新調費用がペダリングモニター左右分に加えて必要です。これはビンボー父さん的にはかなり厳しい。

 

 

 

 

もちろん、パイオニアのペダリングモニターは素晴らしいパワーメーターです。
ペダリングのベクトル表示ができたり、ペダリング効率が計測できたり、唯一無二の機能を持っているのでお客様には間違いなくパイオニア・ペダリングモニターほぼ一択でお薦めしますが、自分用なので趣味に走ります。

 

 

 

 

ペダモニ高効率

 

 

それにペダリングモニターを3年使って自分のペダリング効率、トルク効率、ペダルスムースネスがどの程度であるのか、ベクトルの特徴はどのようなものか、しっかりと分かったので今はもうパワーと左右差さえ分かれば十分、というのもあります。

 

 

 

 

 

 

で、選んだのはこちら。

 

 

 

 

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POWER2MAX TYPE-S + ROTOR 3D30

 

 

 

 

POWER2MAXの現行モデルについての詳しい情報はメーカーサイトにて↓

https://www.zetatrading.jp/power2max

 

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↑本当はK-FORCE LIGHT版が欲しかった
いや、満足してますけどね

 

 

 

 

 

 

ん?何でこれ…
そう、鋭い方なら様々な疑問が湧きあがるはず。そんな疑問に(勝手に)お答えしましょう!

 

 

 

 

・なぜローターなのに楕円じゃない?
・なぜローターなのにシマノギア?

 

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【答え】
チェーンリングは「消耗品」だと割り切っているから。それなりに距離を乗るので定期的に買い替えできるお値段(1万円を切る)「アルテグラ」でいいやと。

 

 

あとは自分のペダリング的には真円でも問題が無いと感じていることもあります。
※楕円ギアの要不要、向き不向きは個人により異なります

 

 

ちなみに楕円・真円で言えば、これまでインナーに付けていたバロックギアが移植できませんでした…。付けるだけなら付くのですが、スパイダーが円形なのでギア半径が小さくなっている箇所でスパイダーとチェーンが干渉してしまうのです。うう、高かったのに。でも3g軽くなったから良しとしようw

 

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・なぜローターなのにインパワーやインパワーDMじゃない?

 

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【答え】
DM(ダイレクトマウント)じゃないインパワーは今となっては旧モデルなので却下。今時、軽さ・スペックで言えば左右計測の2インパワーDM(↑写真)なんでしょうが、DMチェーンリング無しで¥178,000+税は費用面から却下。ちなみにDMチェーンリング付きで775g。DMチェーンリングは¥29,600+税なのでトータル¥207,600+税とブルジョア向けパワーメーターです。

 

 

と思っていたら2インパワーDMの廉価版とも言える、お手頃価格なインパワーDM(左片側センサーで仮想左右比を計測する仕様)が発売に…。DMチェーンリング込みで約689gとむしろ2インパワーDMより軽いし、そこそこお手頃なお値段…。

 

 

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インパワーDMクランク単体で¥100,000+税、DMチェーンリング込みだと¥129,600+税。これの発売予定を知ってたらこっちを買ってたかもしれません…。ん~リサーチ不足。

 

 

あ、でもローターのインパワーはネット情報の受け売りなので実際どうかは不明ですがペダリングモニター比で少々ハッピーメーター(パワー値が高く出る)の傾向があると方々で言われてますので、それを信じるならばペダリングモニターからの移行という意味では今回のPOWER2MAXで良かったと思います(INPOWER DMより90gほど重いけど…まあ2INPOWER DMと同等重量だからいいか)。

 

 

それに何と言ってもコスト面では今回の組み合わせが最安値だったので、これでOKなのです。

 

 

 

 

・なぜローター+POWER2MAXで最新型のALDHUじゃない?

 

 

 

【答え

単純にALDHU仕様のPOWER2MAXが出るって買う時に知らなかったwのと、予算の関係で。予算の話はなぜ一世代前なのか?のところで説明するので、ここではPOWER2MAX+ALDHUについて。

 

 

最新&軽量なROTORクランクであるALDHU仕様のPOWER2MAX。POWER2MAXのセカンドグレードである“TYPE NG eco”ならクランク込み¥117,000+税と結構手を出しやすい価格。

 

 

クランク込みの重量が公表されていないのですが、間違いなく自分の3D30仕様よりも軽いでしょう。これからROTOR仕様のパワーメーターの購入を考えている方には良い選択肢になると思います!

 

 

価格的にインパワーDMより少し高くなりますが、その分多彩なチェーンリング取付規格に対応。PCD130・110・110-シマノ4BOLT・144(トラック用)と至れり尽くせり。新規にDMチェーンリングを購入する必要が無いので、手持ちのものを使いまわしできるならインパワーDMよりもトータルでは安くなりますよ。

 

 

 

 

・なぜフレームがBSAなのにBB30クランク?

 

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【答え】

POWER2MAX入れるにあたってROTORクランクを使う場合、シマノ24mm軸BB対応の「3D24」とROTOR他30mm軸BB対応の「3D+/3D30」仕様の2種類がありますが、24より軽量な30を選んだのが理由です。

 

 

がしかし。実は30mm軸をBSAのフレームに入れようとするとBBが重いという点に後から気付きました…。クランク単体の軽さをBBで相殺しているという…。現行のシマノの24mm軸BBはスリム化されて軽くなってますからね。パーツ選びって難しい。

 

 

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今回TNIのBSA30BBをチョイス。工具も付属します。
FSAのBB386クランクにも対応なので
今回は使いませんがウェーブワッシャーも付属。

 

 

でも剛性に優れる30mm軸を使っている(⇐自分にはこの剛性差ははっきりとは分かりません。プラセボレベルw)、BSAフレームに30mm軸入れている、人生初のセラミックベアリングBB、という「自己満足」感は満たされています。

 

 

 

 

・なぜPOWER2MAX?しかも一世代前の?

 

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【答え】

ずばり、コスト面が一番の理由です。社内の旧品在庫が超お買い得になっていたのでコスパを重視してコレにしました。

 

 

そしてこの旧品在庫がROTOR 3D対応だったので後からクランクをそれに合わせたという。まず処分特価の旧型POWER2MAXありきのチョイスなのです。ちなみにお値段はこの組み合わせで¥96,000+税、更にクランクは社販適用となりかなりのお買い得価格でした♪

 

 

旧品ではありますが、この「TYPE-S」、現行のTYPE NG ecoと機能的にほぼ変わりません。しかもNG ecoでは課金しないと使えない「左右バランス(仮想)計測が課金なしで最初から使えます。そういう意味でもコスパが良かったので。

 

 

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メーター2個付けはロマンw
こんな感じで左右差表示対応のANT+サイコンで表示できます。

 

 

 

あと単純にPOWER2MAXに興味があってw 色々な理由で個人的に注目のパワメなのです。人と被りたくないし♪

 

 

外観も3D30クランクと併せてメカメカしく、

 

 

 

 

「なんか付けてます!」

 

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感が機材オタク心をくすぐります。
そういう意味ではデュラエースのFC-R9100Pとかパッと見パワーメーターが付いているように見えないので個人的にはNGです(⇐あ~個人の感想です)

 

 

最初に書きましたが今回パワーメーターを変えた大きな理由のひとつが「パワーの左右差計測」だったので、それを「趣味性」「コスパ」も併せて実現できるのがこの「旧品特価のTYPE-S」だった訳です。

 

 

 

 

さて、せっかくなのでPOWER2MAXの特徴について少々ご紹介。※現行モデルにも共通の特徴です

 

 

なぜ個人的に注目のパワメかと言うと、以下の理由によります。

 

 

・比較的低価格である
(センサー単体もですがクランク組込済みモデルが更にお買い得)

 

 

・様々なクランクに対応
(ROTOR ALDHU&同24/3D&同24、FSA K-FORCE LIGHT、CANNONDALE SI、SPECIALIZED S-WORKS、SRAMなど)

 

 

・低価格ながら左右計測が可能
(後で詳しく述べますが仮想左右パワーのため)

 

 

・取扱が簡単=SIMPLE 2 USE
(オートゼロ機能でクランクを2秒停止したら自動でゼロリセット、温度補正機能も)

 

・キャノンデールの完成車にスペックインされていることや、FSA POWERBOXのOEM元としての信頼性
(ドイツブランドならではの?堅牢設計が買われてのことだと思われます。スパイダー計測はクランク計測やペダル計測よりも数値が安定しているとも言われています)

 

 

 

 

 

 

そして日本人的にありがたいのがこれ。

 

 

ショート&狭小Qファクター「ディズナ・ジェイクランク」に取付けできる!

 

 

 

 

 

 

ジェイクランクとSRAMスパイダー規格互換のPOWER2MAXを組み合わせれば、一部の方が歓喜して小躍りする?

 

 

 

 

「クランクが短くて」
「Qファクターが狭い」

 

 

 

 

クランク式パワーメーターの出来上がり♪フィッティング面から女性など小柄な方に嬉しい仕様です。

 

 

従来、「クランク長を短く・Qファクターを狭くしてパワー計測したい」というニーズに応える場合、クランクを優先するのでパワーメーターはハブ式やペダル式しか選択肢が無くとても不便でした。
(好きなホイールやペダルを自由に使えないため)

 

 

 

 

その問題がジェイクランク+POWER2MAXなら解決できるのです。

 

 

ジェイクランクは比較的低価格でスパイダー無しの「クランク単体」販売をしているので、仮にクランク長が合わなくても低コストで長さの変更・お試しも可能。

 

そのお値段は¥20,000+税と非常にリーズナブル。
SRAM規格のPOWER2MAXが¥78,000+税なので、合計¥98,000+税で完成します。
※スパイダー脱着工具は別売

 

 

クランク長は2.5mm刻みで160/162.5/165/167.5/170。
最長サイズが170mmっていうねw

 

 

Qファクターは最小140.6mm。
シマノ上位モデルの148mmに対して片側約4mmも足を自転車中央側に寄せられます。スタンス幅を狭められるという言い方の方が分かりやすいですかね。欧米人に比べて骨盤の狭い小柄な日本人には非常に嬉しい仕様。

 

 

しかもBBは手に入りやすく、低価格、軽量なシマノ24mm軸対応。既にホロ―テック2のBB使っている方なら交換の必要なし!

 

 

これはかなり「痒い所に手が届く」パワーメーターではないでしょうか?

 

 

唯一の欠点?としてはこの仕様は軽くはない、という点。
おおよそティアグラクラスのクランク重量に仕上がります。
パーツの50g、100gという単位での重量差をあまり気にしない方なら問題ないでしょう。

 

 

※導入にあたってはQファクターが狭くなる分、クランクがチェーンステーに干渉しないかどうかも要確認とのこと

 

 

 

 


 

 

 

 

 

POWER2MAXの仮想左右計測について

 

 

パイオニアやシマノ、ステージズLR、2INPOWER等の左右計測モデルは実際に「左右クランクそれぞれの歪み」だったり「片側クランクとBB軸それぞれの歪み」を計測しています。

 

これに対して、POWER2MAXは右クランクのスパイダーに設けられた単体のセンサーを歪めた力を左右に分解し、仮想値での左右パワー計測としています。

 

 

「右のクランクが上死点~下死点に移動する間に計測されたパワーを右の計測値」

 

「左のクランクが上死点~下死点に移動する間に計測されたパワーを左の計測値」

 

 

とする訳です。
ちなみにクランクの位置は内蔵された加速度センサーで判断しています。当然これでケイデンスも計測。

 

 

この構造のお陰で左右パワー計測可能ながらもパワー計測センサーを単体にすることができ、低価格化・信頼性の向上に貢献しています。

 

 

実際に左右クランクそれぞれの歪みを個別に測っていない訳ですから、精度が…と考える方も居るかと思いますが、左右パワーの合力で歪む場所、かつアウトプット側に近い場所である「スパイダー」での計測なので精度は大きな問題にはならない、と私は考えます。

 

 

逆に言えば、物理的にも設計的にも全く別の部材の歪みを計測している左右独立計測の精度はどうなのか?という見方もできます。
※実際には左右個別にそれぞれ「校正」されているので基本的には問題ありません

 

 

海外の有名レビューサイトでは「POWER2MAXの左右計測はマーケティング上の戦略以上の意味を持たない」という厳しいコメントもありますが、私はそうは思いません。

 

 

シンプルに、低価格で、信頼性高く、がPOWER2MAXのモットーなので、仮想左右差計測は大いにアリと思います。

 

 

 

 

で、実際に計測してみた自分の左右差はこちら。

 

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走行シチュエーションにもよりますが、およそ2~4%の差で右が強い。

 

 

ただし、パワーゾーンでL3までの領域の定常走行で、クランクを「綺麗に」トルク変動抑えて回すとほぼ左右差は無くなります。

 

 

逆にパワーゾーンL4以上で「頑張る」シチュエーションでは差が大きくなり、4%前後になります。

 

 

まあ、この程度の左右差はほとんどのライダーに見られるので気にするほどの差ではありませんが、自分の専門分野であるフィッティングでどの程度差を縮められるのか、逆に利き足と非利き足の筋力差の問題だからフィッティングでは縮められないのか、時間をかけて探ってみたいと思います。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

その他POWER2MAXについて。

 

 

 

 

【そもそもの諸元】

順番が逆な気もしますが、現行モデルのスペックです(メーカーサイトから転載)

 

 

POWER2MAX
パワー2マックスは、ドイツ製のクランク型パワーメーターです。創業メンバーは元々自動車用ワイヤレス製品を開発しており、その技術を生かして趣味の自転車へ技術の適応を考え始めたのがきっかけであり、構想から5年の年月を経て商品化されました。開発のコンセプトとして「高品質=信頼性及び再現性の確保」「摩耗部品がないこと」「使いやすい」「費用効果の高い」製品をモットーとしており、これにより、常に進化し続けながら高性能低価格クランク型パワーメーターを提供しています。

 

 

ANT+及びBluetooth規格対応のサイクルコンピュータにて表示が可能であり、フレームやチェーンリングなど大多数のモデルに対応しております。また、プロツールチーム等(Movistar Team、UAE Team Emirates)にも供給しており、実績のあるパワーメーターです。

 

 

Power2max全モデルでの主な特徴として

 - 両足計測 (10~2999W)

 - 校正不要

 - ケイデンス測定機能 (30~250rpm)

 - 温度補正機能

 

Type-NGモデルの主な特徴

 - 測定誤差±1%

 - ANT+及びBluetoothコンピューター対応

 - 左右バランス計測

 - USB充電式(150時間程度使用可能/満充電時)

 - より高精度な温度補正機能

 - シマノ4bolt対応モデル有り

 

Type-NGecoモデルの主な特徴

 - 測定誤差±2%

 - ANT+及びBluetoothコンピューター対応

 - CR2450電池採用(400時間程度使用可能/満充電時)

 - シマノ4bolt対応モデル有り

 

 ※Type-NGecoを導入後、以下の機能を個別にアップグレード可能です

 - 左右バランス計測

 - ペダルスムースネス

 

 

 

 

Simple2Use

オートゼロ: ペダリングを2秒間(以上)止める間に”0”状態にリセットします。いつでも正確なデータが計測可能です。

 

 

ケイデンスマグネット不要: 本体に内蔵された加速度センサーにて正確に計測可能です。

 

 

チェーンリングの自由な選択肢: どのようなチェーンリングを使用しても、いかなるキャリブレーションなど必要ありません。

 

 

バッテリー交換(Type-NGeco): バッテリー交換時期が来た際に、(およそ400時間) 特別な工具など必要なく、自分でバッテリーを交換可能です。

 

 

built2resist

どのような天候でも正確で信頼性の高いデータを計測可能: 気温の高低や、風雨や乾燥状態などに関わりなく、Power2maxは正確に計測可能です。Power2maxは簡易防水機能を備え、強い雨の中でも正確に計測可能です。また温度補正機能を備えており、Power2maxは気候の変化に関わらず正確に計測可能です。

 

 

±1%(Type NG) ±2%(Type NGeco) Precision

高い精度でデータを計測可能: ±1%(Type NG) ±2%(Type NGeco) の高精度で計測可能です。洗練された設計と高精度で高品質な製造プロセスがこの高精度な計測を可能にします。

 

 

Designed, engineered, and made in Germany

デザイン、エンジニアリング、製造まで一貫してドイツにて行われます。

 

 

ANT+

Power2maxはANT+規格を採用しており、パワー表示機能を持つANT+規格を採用したバイクコンピュータと接続が可能です。

 

 

Left-right balance

Power2maxは出力の左右バランスを計測可能です。(NGecoは追加オプション)トレーニングに役立つ更なるデータを提供します。
(注)例として、左側の出力は、左クランクが真上から真下に動いている際の出力(左側クランクの下向き+右側クランクの上向きの合算)を計測します。

 

 

 

 

 

 

【重量】

今回の仕様で組み上げたシステム重量で789g。軽くは無いけど重くもない的な。2INPOWER DMとは同等に収まって一安心(何に?)

 

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【測定値について】

パワーメーターですから、これが一番のキモですが「当たり前に正確に測れる」ので特段気になる点はありません。ここで言う正確とは精度の話ではなく、スパイクが無い、パワー途絶が無い、という意味です。コーチングレベルのソフトでは見てないですが、普通に使う分にはこれまで使ってきたパイオニアと違和感なく「普通に」使えます。

 

 

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パイオニアとの計測値の差を感じるか?に関してはローラーと実走で差があるように感じる。

 

 

ローラーでは体感的な強度(PRE)と測定された実際のパワー値にパイオニアの時と差を感じませんが、実走だと低く出る気が…。逆にパイオニアは実走で高めに出てた感あり(個人の感想です)

 

 

峠のタイムが一緒で体重も同じくらいなのに以前より1割ほどパワーが低く出る。よく行く山伏峠でタイムが4秒違いでほぼ一緒なのにPOWER2MAXは252w、パイオニアは280w位。白石峠でもこういう傾向。

 

 

他の人の峠のタイム・パワーと比較して以前のパイオニアの値は違和感あったから、この値の方がしっくり来る。前の左パイオニアは高ぶれしてたかもしれない(個体差?校正差?いや校正ちゃんとしてたし、一度カバー交換の際にメーカーで診てもらってるんだけど…)。同体重・同パワーなのに白石峠のタイムが他の人より何故か遅い…っていう謎現象もこれで納得が行きます。

 

 

まあ、いずれにしても一番大事なタイムが縮んでるから問題なし!

 

 

でもハッピーメーターじゃなくて良かったような、ZWIFTでの運用考えたら多少はハッピーな方が良かったような…。

 

 

 

 

~パワーメーターの「精度」について~ 
誤解されているユーザー様も多いですが、パワーメーターの計測値は製品ごと、同じ製品でも個体ごとに「誤差があって当然」というのが世の常識。自分が使うパワーメーターの値を「自分の基準」として割り切って使うのが正しい使い方です。その意味では今回POWER2MAXに変えて(たまたまかもしれませんが)「世の中の相場値」に近づいた気がするので、その意味で良かったと思います。

 

 

もちろん誤差があって当然とは言っても、心拍なんかに比べたら遥かに正確に「フィジカルのライダー間の横比較」ができますので、全く当てにならない訳ではありません。いや、むしろ比較にならないくらい当てになりますよ、パワーメーター。

 

 

 

 

【バッテリー】

RENATA社のCR2450Nという入手性の悪い電池を使っています。コンビニでは手に入りません。まあ仕様なので諦めるしかないです。出先でのバッテリー切れに備えて予備電池は予め入手しておきましょう。まだ使い始めたばかりですが、万一のために某密林さんで¥460で購入しておきました。

 

DSC_8992

 

TYPE-Sのバッテリー交換はちょっと面倒。
裏側から0番の+ドライバーを差して、表側の電池蓋を外しますが、
ドライバーを差す穴を塞いでいるのがこのDi2のグロメット的なゴムキャップ。

 

 

 

 

DSC_8993

 

表側の蓋が取れたところ。蓋を戻す際は少しコツがいります。
蓋が締まり切る手前でか細い防水用Oリングを被せて本体と蓋の間に位置させてから更にボルトを締めます。
間にOリングを挟んでいるので締め切る感じじゃなくて、少し手加減する感じです。

 

 

 

 

DSC_8995

 

 

USB端子が見えますが、充電用ではなくメンテ用にメーカーが使うものです。
残念。ちなみに現行モデルのTYPE NGだと充電式。
TYPE NG ecoだとTYPE Sと同じRENATA社CR2450Nの電池式ですが
電池蓋は表から外せます。

 

 

 

 

【センサーのコスメ変更】

センサーにカラフルなシールを貼ってコスメ変更が可能です。

 

 

TYPE NG&NG eco

 

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TYPE S

 

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【他の候補は無かったのか?】

もちろんありましたよ。最有力候補だったのがこれ。

 

 

 

 

シクロワイアードのスタッフさんが購入されたようですが、記事通り「軽くて」「被らない」のが気に入ったのと、価格的にも安くは無いけどそこそこなので。

 

 

重量は過去に大阪本館に入荷したもの(パワーメーター非搭載170mm/50-34T)を実測して584gだったので、パワーメーター仕様で70g程度増えるなら約654gということになります。上で紹介したインパワーDMよりもさらに軽いですね。シマノのFC-R9100-Pの685gを30g強下回ります。

 

 

逆に導入を見送った最大の理由は「左右計測ができない」こと。自分が見つけられないだけ?なのかもしれませんが、少なくとも自分の調べた範囲では左右計測ができるとか、したとかいう情報には当たりませんでした。

 

 

今回パワーメーターを変える動機の半分が左右計測だったので、それが叶わないなら意味がありません。この軽さとカッコよさは魅力的ですけどね~。

 

 

加速度センサーでケイデンスを測っているなら、原理的にはPOWER2MAXと同じく仮想左右差計測が出来ると思うんだけどダメなのかな?今後のファームウェアアップデートで対応したりしたらかなりイイ線行ってるパワーメーターになりますね。

 

 

 

 


 

 

 

 

 【本当に貧乏なのか??】

貧乏、貧乏って言いながら何だかんだ言ってそれなりに高価なもの買ってるじゃん!ってツッコミが入りそうなので説明しておきましょう。

 

 

こんな高価な買い物、残念な即金でポンっと買えません…。でも手に入れられたのにはどんなカラクリがあるのか?

 

 

それはコレ。
社員の利用者が多いという悪魔のカードワイズクラブマスターカードで低金利分割払いを利用したから。

 

 

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いや、まじで低金利分割払い悪魔神でしょうw

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

ふう~。長々と書いてしまいましたが旧モデルの情報が主なのであまり役に立たないかも知れませんねw でもPOWER2MAXの美点はTYPE SもNGシリーズもほとんど変わらないのでこれからPOWER2MAXの購入をお考えの方にも多少は参考になるかと。

 

 

次回はカスタムの王道、ドレスアップ編です!
次週更新予定。お楽しみに!(誰が?)

 

 

 

 


 

 

 

 

 

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