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【帰って来たライドログ5】懲りもせずシルバーへの挑戦【富士ヒル出てきました!】
by: 永平 宏行

本部のアラフィフおじさん、永平です!

ライドログ「2020富士ヒル挑戦編」完結です!

 

 

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今年はタイム別リングは無し。
全員に秋をイメージしたオレンジリングが事前に配布されました。

 

 

 

 

これまでシルバー(75分以内完走)に3回挑戦し、1勝2敗と負けが先行している自分。しかも75分前後を「21秒の振れ幅」でうろちょろしているという「シルバーぎりぎりマン」。75分職人かよ?
(シルバーなんて若さと「才能」があればトレーニングろくにしなくてもポッと取れちゃうレベルですが、才能のないおじさんには高いハードルなのです…)

 

果たして今回の挑戦の結果は??

 

 

結果発表の前に(毎度同じで恐縮ですが)コロナ禍の中でのこのイベントの「意義」についてさらっと。

 

 

 

 


 

 

 

 

プロもアマも、従来通りとは言えませんが徐々にレースやイベントが再開され、NEW NORMAL下での自転車イベントの形が模索されていますね。

 

 

そんな模索の中でも大規模な人気大会として、今後の試金石になるのかな?と思われるのが、

 

 

秋のMt.富士ヒルクライム

 

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秋のMt.富士ヒルクライム
(↑クリックで公式サイトへ)

 

 

6月に中止になった従来大会の代替として、三密対策を行って開催される初めての富士ヒルです。

 

 

今回、小人数の上、目標タイム順スタートでもないので、トレインによるドラフティングのご利益に預かることができない可能性大。

 

 

これまで75分前後のリザルトで、シルバー獲れたり獲れなかったりを繰り返している、シルバーぎりぎりマンな自分には厳しい開催形式です。

 

 

でも!コロナ禍にあってこうしたイベントが開催されるのはとても意義のあることと思います。

 

 

懲りないおっさんの挑戦の結果と共に、3密対策型自転車イベントの様子についても紹介したいと思います。

 

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もったいぶらずに、結果発表。

 

 

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【秋のMt.富士ヒルクライム】

20年9月27日(日)くもり時々雨 平均気温10℃
コース長24km 標高差1255m 平均斜度5.2%

 

 

1:16:49

 

 

ave219w 3.54倍(当日朝体重61.8kg)
aveHR 164bpm

ヒルクライム男子 156位/1597名
(今回は年代別順位発表無し)

 

 

 

 

はい。またシルバーの壁に負けました…。
1勝3敗。これで完璧に負け先行です…。

 

 

参考までにこれまでの記録。

2017年 1時間15分15秒50 LOSE

2018年 1時間14分56秒05 WIN

2019年 1時間15分16秒71 LOSE

 

 

過去3年は21秒の間でタイムがうろちょろ前後していたのに対して、今年は大きくビハインド。この原因をちょっと考察してみます。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【今回の結果を考察…正しい振り返りが未来に繋がる、かも】

6月開催が延期になり、逆にそれが幸いして?順調にトレーニングを積んできました。

 

 

今年は減量が上手く行かなかったものの、その重い体重なりに都民の森や、ZWIFTのアルプ、バントゥーでPBが出ていました。

 

 

また、75分という目標時間の間、閾値パワーを維持する耐性も上がってきたという自負もあったし、体調さえハマれば行けるんじゃないのか?と、数値的にもタイム的にも手応えはあったのですが…。結果はアウト。

 

 

人間の体が相手なので好調不調の不確定要素が多すぎるため、敗因はコレっ!と単純には断定出来ません。

 

 

ですが一応、思い付くままに列挙してみると…。
(言い訳・負け惜しみっぽくてアレですが、仮説検証・振り返りが大事です!)

 

 

・3密対策でコース上の参加者がまばらでドラフティングが効かなかった。
これは他の参加者の方からも多く聞かれた意見。
毎年そんなにあからさまな列車に乗った記憶は無いですが、常にコース上で間近に人が居る状況と、点々としか人が居ない状況ではやはり空力的な不利は否定できないですね。こればかりは仕方ない。
「ソロでもシルバーのタイムが出せる実力」
それが無かった自分の実力不足です。

 

・想定外に減量が上手く行かなかった。
これまでの富士ヒル時のベスト体重は60kg台。
対して今年は当日朝の体重61.8kg。約2kg重い。
例年以上にカロリー収支をアンダーにしていたのに今年は例年以上に減量に苦労しました。トレーニングを積んで燃費が良くなり過ぎたのか?体重の減りがすこぶる悪かった…。
仮にフィジカル同等でも、ベスト体重まで行けたなら…なんてタラレバですね。
生活環境の変化で夜練メインになり、
「夜練でハンガーノックにならないための夕方の間食」
「夜練の後の晩飯が12時過ぎ」
という生活も減量には良くないのですが家庭の事情なので仕方なく。
ああ、朝練に戻りたい…。

 

・直近2週間で減量を無理繰り纏めたので、筋肉中のグリコーゲンが不足してパワーダウンした?
検証のしようが無いですが、可能性はあります。減量は長期的にじわじわ取り組むのが良いのですが、カロリー収支がマイナスでも今年は減量ペースが鈍かった…。

 

・標高によるパワーダウンの影響が大きかった?逆にパワー低下を想定してもっと高いFTPレベルが必要だった?低地でやるヒルクライムTTやZWIFTのPB更新は当てにならない?
まぁ標高が高いのは毎年の事なのでこれはどうかと思います。ドラフティングの話同様、もっと高いFTPでねじ伏せる必要があったということですね。

 

・慢性疲労が蓄積して、ピーキングしても疲労が抜けきらなかった?
去年調子の良かった東京ヒルクライム檜原ステージに準じたピーキングを実施したので、良い前例に倣ったのですが。
ピーキングが上手くハマった時は、閾値超えのL5域の高強度パワーが出しやすく、閾値の一定走を高強度でサポートする走りができます。
そんな時は、L5以上のパワーを使い過ぎないように気を付けるほどなのですが、今回は発現せず…。都民の森のPB出した時とかはその状態でした。
このハマった状態、必ずしもレストすれば発現する訳では無いので、今のところ再現性が無いのが悩みですねぇ。

 

・CTLが高値になると好不調の波が大きくなるので、その谷間に当たったのか?いわゆるバッドデイ?
有力ヒルクライマーさんが某ヒルクライム本でおっしゃってましたが、それかな~?と。1年半CTL100レベルを維持して来ましたが、確かに好不調の波が大きく、結果が「調子」に左右される傾向はあります。
CTLの数字にに振り回される必要は無いし、危険でもあります。ですがトレーニングを積むと自然とCTLは上がるし、CTLを積んで一段上に進めた成功体験もあるので、下げたくなかったのも事実。一度上げたCTLを下げるのは勇気が要りますよねぇ。

 

 

と、敗者の弁はこんな感じ。断定的に言えないことが多いですが、今後も手探りで検証して行きたいと思います。

 

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【3密対策型イベントの様子】
コロナウイルス感染拡大防止のために、今大会は様々な取り組みをしていました。

 

・定員を3000名に(例年の1/3以下)
・30分一コマの出走時間をエントリー時点で選ばせ、その30分の中ならいつスタートしても良い。
・レース時以外のマスク着用。
・下山用荷物の五合目への搬送無し。
・出走前の検温の実施。
・体調管理チェックシートの提出。
・ナンバーカードセットの事前郵送による現地受付の廃止。
・サイクルエキスポの中止。

 

などなど。

 

 

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例年と比べ正直寂しい印象でしたが、それでもコロナ禍の中でも「大会」として全国から沢山のライダーが集って五合目を目指す、という「場」が提供されたことは非常にありがたかったです。

 

お陰様でコロナ禍の中で見失いがちなトレーニングへのモチベーションを保つことができました。

 

結果は望んだものではありませんでしたが、今年もスバルラインに挑戦できたことには満足しています。

 

 

ところで、3密対策で下山荷物をレース中自分で運んだ訳ですが、その紹介も。下山用品はシンプルに3つだけ。

 

・ウィンドブレーカー(サドルバッグに)
・ポケッタブルバックパック(〃)
・ダウンベスト(ツール缶に)

 

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当日の気温が10℃だったので、レース時のウェアはワンピースジャージにアームウォーマーと薄手の長指グローブで十分でした。これにダウンベストを着てウィンドブレーカーを羽織って下山しました。

 

下半身は下山荷物のコンパクト化・軽量化を優先して、レーサーパンツで生脚でしたが、アップオイルとホット系オイルでガードしていたので、寒いなりに下山の40分間なら我慢出来ました。

 

 

今更ですが、上記の3つだったらビニール袋に圧縮パックしてジャージのバックポケットに入れればサドルバッグ分とツール缶&ボトルケージ分が軽量化できたな…。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【レースを終えて】

毎年思うことですが…

 

 

 

 

自転車競技は難しい!

 

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シンプルだけれど奥が深い。

 

 

トレーニング、食事・減量、どれも
「ここまでやってダメなら仕方がない」
と思える内容だったので、悔いは無いです。

 

去年は自分の甘ちゃん加減に腹が立ちましたが、そういうのは無し!現状の生活の中で出来る最大の努力はしてきたので。

 

 

去年は、その「腹が立った」お陰でトレーニングを見直し、檜原ステージで納得の走りが出来ました。

 

 

今年もその延長か、それ以上でやって来ましたが、結果が付いてこなかったと言うことは、能力の限界か、ピーキングの波が合わなかったのかなと思います。

 

 

ヒルクライムレースは当日どれだけ頑張ったかも大事ですが、レースに向けてどれだけトレーニングを積んできたかのウェイトが非常に高い競技。

 

その意味で、現状の生活の中で出来ることはやり切ったから、結果は付いてこなかったけど後悔はないです。

 

 

しばらくは
「練習量を減らす」、
「その代わり強度を上げる」、
「筋トレ再開」、
出来れば
「ランで普通の人間的機能の回復を図るw」
という方針で行こうと思います。

 

ちょっと今の状態は自転車に特化し過ぎで人間として退化しているのでw

 

 

さて、また来年チャレンジするか!

 

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【おまけ】

毎年恒例の五合目でしか買えないコレ。
今年も家族&自分のお土産に買いました。

 

 

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下山用品の中に防寒に関係のないポケッタブルバックパックが入っていたのはこのためです。

 

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12Lの容量でこのコンパクトさ、65g!

 

 

自分の優先順位は、
「65gの軽量化」よりも「食欲」
です!

 

 

 

 


 

 

 

 

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