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2015/09/23 22:06
◯タイムトライアルジャパン2015の詳しい情報はこちら→大会公式ホームページへ
◯2014年の過去ブログはこちら→【空力徹底】タイムトライアルジャパン第二戦
◯前回のブログはこちら→【空力徹底】タイムトライアルジャパン2015に挑戦①
1_結果
個人アルティメットの部/20位(出走43人中)
個人ノーマルの部/8位(出走48人中)
サプライズ1000/6位(出走19人中)
2_機材
今回は山岳タイムトライアルに近いコース設定のため、空力と軽さのバランスが重要となる。
ヒルクライムに適したポジションを優先させたため、普段TTで使用しているスライスRS(※)のブルホーンハンドルでは不利と考え、ドロップハンドル仕様のロードバイクをアルティメットカテゴリーでも選択した。
※空力では絶対性能を誇るスライスRS→【空力徹底】NISHIGOバイシクルフェスに挑戦③
3_検証
3-1_気象条件
天候/曇り時々晴れ
気温/24°
湿度/67%
風速/下り区間:向い風2m/s、登り区間:追い風2m/s
気圧/990hpa
3-2_走行データ
3-2-1_出力
3-2-2_タイム
○想定タイム
下り区間/3’19″(加減速分10秒含む)
登り区間/6’55″(加減速分10秒含む)
○実測タイム
下り区間/3’37″(1周目)、3’24″(2周目)、3’29″(3周目)
登り区間/6’40″(1周目)、6’46″(2周目)、6’38″(3周目)
3-2-3_速度
速度/60km/h(区間③より)
■登坂抵抗(N)=-40.87=-681.2W(60km/h)
F(N)=Wsinθ
F(N)=69.5*9.8*0.06
■転がり抵抗・駆動抵抗=50W
■空気抵抗(N)=631W=37.86
Cd*A=Fd*2/ρ*V2
Cd=?????:抗力係数
A=?????:前面投影面積(m2)
空力の目安として一般的なCdA値(空気抵抗係数)を用いる。
Fd=37.86:抵抗(N)
ρ=1.153:空気密度(kg/m3)
上記気象条件より算出した。
V=17.22:速度(m/s)
以上を計算すると
CdA≒0.221
以下、有名プロ選手の空気抵抗係数の推測値
クリス・フルーム(186cm/68kg)/0.237
ファビアン・カンチェラーラ(186cm/82kg)/0.251
トニー・マルティン(186cm/75kg)/0.244
リッチー・ポート(172cm/62kg)/0.218
リーバ・ライプハイマー(170cm/60kg)/0.214
他のレースなどでも下り区間で中途半端にペダルを漕ぐ(※)よりエアロポジションに徹した方が良い場合がある為、ペダリングをせずに最大限エアロポジションを取った場合とドロップポジションでペダリングをした場合の勾配毎の速度差を算出してみると
※ドルップハンドルでの空気抵抗係数→【空力徹底】タイムトライアルジャパン第二戦
勾配3%程度ではペダルを漕いだ方が10km/h程度速いが、勾配7%で速度が逆転するため、それ以上の勾配では中途半端にペダリングするよりエアロポジションを重視した方が良い結果(※)となる。
※上記条件は私個人に最適化されており、体格、機材、出力が違う場合は該当しません。
4-3_3.11震災の記憶
駐車場として利用した広場の片隅には原発事故の除染残土が静かに積まれていた。
西郷地域では除染作業が今も行われており、住宅街にも「除染作業中」のノボリが数多く立っていた。
最近は報道などでも取り上げられる機会が少なくなり、少なからず「過去のこと」「関係のないこと」と感じていた事は否めない。
原発反対などと言うつもりはないが「忘れること」「無関心なこと」こそが最も危惧すべきことである。