関西最大級のスポーツサイクルウェア専門店!
2024/07/24 16:10
目次
梅雨も明け、まさに夏本番といった感じのギラついた日差しが降り注ぐ日が増えてきました。夏は眩しさと紫外線でダイレクトに目が痛くなるため、「サングラス(アイウェア)が欲しい!!!」と感じる方が多いと思います。紫外線や飛び石などの飛来物の脅威は年中存在するため、目の安全と健康のためにアイウェアは一年を通して装着していただきたい重要な装備品ではありますが、この時期がもっとも必要とされ、また活躍する季節であるのも事実!是非この機会にアイウェアをGETしていただければと思います!!
自転車を始めたばかりの方、初めてアイウェアをご覧になる方のご相談も多い中、種類の多さと価格差(6千円程度~4万円超)に驚かれる方が多いです。いざ選ぶにしても、何を基準にすればいいのか迷ってしまいますよね。今回は質問や相談の多いポイント、おすすめのチェックポイントを踏まえてざっくりご紹介してみたいと思います!
アイウェアについては他のどのアイテムよりも性能差が価格に表れやすく、性能が安全性や疲労度の軽減に直結するため、ある程度予算を割いていただくのがおすすめですが、皆様が最も気にされる『UVカット性能』については価格に関わらずほとんど変わりません。当社で扱うアイウェアのどれをお選びいただいても99%以上のUVカット率を有していますので、紫外線対策と飛来物から目を守るのが目的ならば問題ありません。それ以外の、”価格に表れる性能面”については後ほど、チェックしたいポイントとしてお話しますね。
アイウェアをご案内する際にまずお伺いするのが、明け方や夜など、暗い時間帯でも使用するかどうか。これがひとつ大きな基準になります。
薄暮や夜間の運転および路上におけるアイウェアの使用において、可視光線透過率(どのくらい光を通すかという数値)75%未満のものは使用禁止と「日本工業規格JIS」の基準で規定されています。違反に対し明確な罰則があるわけではありませんが、走行中の事故や、交通違反等の取り締まりを受けた場合に安全運転義務違反となる可能性があります。この75%という数値、色のついたレンズは調光レンズ含めほとんどのものがアウト。夏場は日照時間が長く、朝の早い時間はもちろん、夜7時を過ぎても明るいのでそこまでレンズカラーの暗さは気にならないかと思いますが、走行における安全面としてはやはり暗い場所で十分な視界の明るさを確保できないものは推奨できません。夜間も使用するという方は可視光線透過率を事前にしっかりチェックしておくのがおすすめです!!
紫外線を受けて自動的に濃度が変わるレンズがあり、これを『調光(ちょうこう)』(PhotoChromic/フォトクロミック、variomatic/ヴァリオマティック)レンズといいます。また、ギラつきを抑え、光の反射を軽減する『偏光(へんこう)』(polarized/ポラライズド)レンズもスポーツサングラスの中ではメジャーなレンズ。なので、時折2つが混ざって、調光レンズのことを『色が変わるレンズ=変光(へんこう)』レンズと認識されている方がいらっしゃるのですが、【色が変わるレンズ】なのか【ギラつきを抑えるレンズ】なのかを明確にしておくと間違いが少ないです。
↑写真は調光レンズの片側を手で覆って太陽光に晒したもの。太陽光の紫外線を受けた側のレンズのカラーが濃く変化しています。
偏光レンズは主にマリンスポーツやスノースポーツ、ゴルフなどフィールドの反射が強く影響するスポーツに広く用いられ、価格も調光レンズより高額な傾向があります。自転車ではややオーバースペック気味なこと、サイコンなどの液晶画面が見え難くなってしまうこと、昨今のレンズは偏光レンズに近いコントラスト向上性能を備えたものが増えていることから、店頭ではあまり多くは扱っていません。必要に応じて取り寄せ対応は承っておりますのでご入用の方はご相談ください。
「トンネルに入った時が怖いから、色が変わる調光レンズが欲しい」というご相談、とっても多いです。ですが、調光レンズの変化は一瞬で切り替わるものではなく、色が濃くなるのに20秒~1分程度、色が抜けて明るくなるのに1~3分くらい必要とします。トンネルに入ったら瞬時に明るくなって、外に出たらすぐに暗くなる…というイメージを持ちがちですが、残念ながらご期待には沿えないのが現状なのです…。世の中には1秒もかからず瞬時に色が変わるサングラスも一応存在はしていますが、この場合も先述の夜間走行同様、安全な走行のために「可視光線透過率」が重要になってくるため、チェックするようにしましょう。車の運転におけるトンネル走行の推奨透過率は45~50%だそうです。自転車の場合は車のようにヘッドライトが無いため、スタッフの所感ではできれば50~60%は欲しいかな、といった感じ。
眩しさに強い方は可視光線透過率の高い明るめのレンズがおすすめですが、眩しさに弱い方はやはりトンネルではアイウェアを外していただくか、レンズの付け替え・アイウェアの掛け替えが安全走行において間違いないかな、と思います。
夜間使用の有無や調光・偏光機能の要不要といった基本的な部分の方向性を決めたら、いざ商品選び。使用環境や用途、ご自身が重視したい部分によってチェックしておきたいおすすめポイントがいくつかあります。
アイウェアの基本的な役割は、紫外線から目を守る他、走行時の飛来物(跳ね上げられた小石や砂埃、虫など)から目を守ることも非常に大切な役割です。ダイレクトに感じやすいのは虫(特に夏場の河川敷や田舎道はヤバいです)ですが、脅威なのは飛び石。車が跳ね上げた小石は、後続車両のフロントガラスにヒビを入れることもあるくらい威力があります。それが目に直接当たれば当然失明の危険もあるためアイウェアをかけていただくのがおすすめな理由のひとつですが、そんなアイウェアも飛び石が当たって割れてしまうようでは意味がありません。また、飛び石以外にも、万一の転倒時にレンズが割れたりフレームやテンプルが折れてしまうと、こちらも顔面を傷つける可能性がありたいへん危険です。そのため、安全性を重視したい方や万一の事故が心配な方はアイウェアを選ぶ際のポイントとして【アイウェアの耐衝撃性能】をチェックしていただくのがおすすめ。
この耐衝撃性能については、日本よりもアメリカやヨーロッパの方が厳格な基準を整備し、厳しいテストをクリアしているものが揃っているため、割れたり折れたりしにくい丈夫なものが欲しい!という方はどこの国の製品かをチェックするのがわかりやすいです。中には銃弾が掠めても割れないレンズだとか、車で轢いても壊れなかった(※当店スタッフ家族の実話)アイウェアなんていう驚きの強度を誇るものも…もっと突き詰めたい方は採用されている素材をチェック。
レンズに関しては、価格帯に関わらず基本的に飛び石が当たってもそう易々と割れたりしない一定の強度を備えたものが採用されているものがほとんどですが、耐衝撃性はやはりそれなりに価格に反映される部分なので、万一に備えてより安全なものを…とお考えの方は上位グレードのアイウェアも視野に入れていただくと良いかと思います。
個人的に、耐衝撃性を考慮して選ぶならOAKLEY、uvex、TIFOSIあたりのブランドがおすすめ!TIFOSI・uvexは価格も比較的お手頃なので初心者さんにも♪
レンズ性能における重要なポイントはやはり見やすさ。歪みのあるレンズの場合、眼と脳が補正しようと働き続けることで疲労が蓄積され、目の疲れや頭痛などを引き起こす原因となってしまいます。昨今は技術の進歩もめざましく、安価なアイウェアのレンズでもかなり見やすい印象のものが増えていますが、よーく見るとやはり若干の歪みが見受けられたりします。人によってはダイレクトにその歪みを感じ取って、かけた瞬間に「あ、これだめだ」ってなってしまう方も。もちろんまったく違和感を感じないという方もいらっしゃるので、ここは個々人の目の強さも関係するかと思いますが、このレンズの歪みの少なさ、見やすさは最も価格に影響してくる部分なので、長距離・長時間のサイクリングを楽しまれる方や、見やすくて疲れにくいものを重視する場合はグレードUPを検討していただくのがおすすめです。
個人的に、レンズ性能で選ぶならKOO、OAKLEYがおすすめ!!特にKOOは世界に名だたる光学機器メーカー、ZEISS社のレンズを採用しているためその見やすさ、歪みの少なさは圧倒的。価格についても、高価な部類ではあるけれどコストに対するパフォーマンスが非常に高く、比較的手を出しやすい価格帯なので、是非お試しいただきたいアイウェアです!
「落として割れなくてもキズがつくでしょ?それが気になるんだよね…」という方には、SCICON(シーコン)のアイウェアがおすすめ!レンズの生涯保証(※送料・手数料負担/年最大2回)がついてくるため、レンズにキズがついたらメーカーに交換申請できるのが最大の特徴です!安価なアイウェアをキズがついたら買い替える形で回転させていく、という方もいらっしゃるのでここはお好みで。
いかがでしたでしょうか?ざっくりとまとめましたが、アイウェア選びの参考になれば幸いです。自分のライドスタイルや重視したい部分に合ったアイウェアを身に着けて、快適なライドをお楽しみくださいね!!
こちらの記事でアイウェアについてさらに詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください♪
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