関西最大級のスポーツサイクルウェア専門店!
2025/08/01 18:27
目次
8月に入り、Y’s Roadでは様々なキャンペーンがスタートしますがそのうちのひとつが『ヘルメットの買い替えキャンペーン』!!ヘルメットのお買い替えをされる場合、新規購入されるヘルメットを5%OFFでお買い求めいただけるチャンスとなっております!!
店頭でも「そろそろ買い替えたいなと思っていて…」と下見に来られている方をちょこちょこお見掛けしていますが、キャンペーンの今が狙い目ですよ~!!
※お持ちのヘルメットご提示でキャンペーン対応とキャンペーン画像内に記載させていただいておりますが、お仕事の合間の来店などお持ちいただくのが困難な場合もあるかと思いますので、その際はお写真等で確認できればOKです。店頭にて買い替えの旨お伝えいただきご相談ください。
ご存知でいらっしゃる方、こちらのブログでも常々発信させていただいているので知識として頭に入れているという方もたくさんいらっしゃいますが、
ヘルメットの使用期限は使用開始から3年とされています。
事故に遭うまでずっと使い続けられるものだと認識されている方もいらっしゃったりするのですが、転倒したりぶつけたりしていなくとも、使用するのは月に2,3回と低頻度だとしても、見た目には何のダメージも見られないきれいな状態だったとしても、使用し始めてから3年経過したヘルメットは目に見えない部分の劣化が進行していて、いざという時の衝撃を受け流せなくなっている可能性が高くなってきています。そのため、「使用開始から3年を目安に使用、それを過ぎたら買い替え」をおすすめしています。
ヘルメットは万一の際の自身の命に深く関わってくる装備品。安全かつ快適に自転車を楽しむため、ヘルメットの使用期限は是非意識していただきたい部分です!
ちなみに、一度でも事故に遭った・転倒してぶつけた・高いところから派手に落とした、といったことがあった場合は3年を待たずすぐに買い替えしていただくことをおすすめします。見た目にダメージのあるものはもちろん、パッと見で損傷が見受けられなかったとしても、強い衝撃を受けた際に内部の緩衝材が変形していた場合は次の衝撃を受け止められなくなっている可能性が非常に高いです。「見た目なんともないし、まだイケるやろ」はとても危険!せっかくヘルメットをかぶっているのに、意味がなくなってしまいます。大きな衝撃が加わったヘルメットは早めの買い替えを検討していただけたらと思います。
では、なぜ3年を買い替えの目安とするのでしょうか?ヘルメットの基本構造を踏まえて見ていきましょう!!

ヘルメットの構造をざっくり図解するとこんな感じ。(画像はOGK KABUTO様よりお借りしました)ライナーは発泡スチロール素材の部分ですが、これが衝撃吸収の役割を受け持つ部分です。

強い衝撃を受けた時、内部の衝撃吸収ライナーがつぶれたり断裂したりすることで衝撃を吸収・緩和してくれる設計となっています。一目見てわかるくらい発泡スチロール部分が割れていることもありますが、内部でのみ衝撃吸収ライナーの変形が起こった場合、外からは中がどうなっているかわかりません。また、一度変形した衝撃吸収ライナーは元には戻らないため、次の衝撃を受け流すことができなくなっています。そのため、事故などで一度大きな衝撃が加わったヘルメットは買い替え推奨となります。
また、ヘルメットがダメージを受けるのは外部からの強い衝撃を受けた時だけではありません。大きな衝撃以外にも、汗や皮脂・降り注ぐ紫外線、高温などの外的環境によって衝撃吸収ライナーが劣化し、脆くなってしまったり、逆にシェル(外殻)と大差ないくらい硬化してしまったりするのですが、これらも衝撃吸収ライナーの変形の一種。次の衝撃に対する耐性が下がってしまっている可能性があります。
衝撃を受けた・受けていないはまだわかりやすいですが、環境の影響や含有成分は測定できませんし、人によって使用頻度・取扱い状況・保管状態等が違うため、どれだけ劣化が進んでいていつまで使用できるのか、個々に定めることはできません。かと言って、劣化しているものを使い続けていては万一のアクシデントの時に十分な保護性能が発揮されない可能性があります。
そこで、メーカーは一定期間使用されたヘルメットを大量に集め、衝撃を加えてヘルメットとしての頭部の保護性能がどこまで維持されるかという試験を行いました。その結果をもとに、安全を確保できる期間を『使用開始から3年』と設定しているのです。
安全にヘルメットを使用し、自転車を快適に楽しむため、ヘルメットの使用期限をしっかり把握しておくこと、お手入れをこまめに行うことが大切です!
ヘルメットの耐用年数を定めるにあたって、どんな実験が行われたのか?あるヘルメットブランドの営業さんから伺ったお話です。大量に集めた使用済みヘルメットを使用された年数ごとに分けて耐衝撃性能のテストを行ったそうなのですが、
3年以内の使用期間のもの→ほぼ確実に衝撃を受け流せた
4年使用されたもの→衝撃を緩和できたものとできなかったものが五分五分
5年以上経過したもの→衝撃を受け流せず内部までダメージが素通りになり、ヘルメットとしての役割を成せないものが大半を占めた
…という結果だったそうです。万一事故に遭った際、衝撃を緩和する役目を果たせる確率が50%を下回るようでは安全とはとても言えません。せっかくヘルメットをかぶっていても何の意味もなくなってしまいます。
そのため、ヘルメットを製造するメーカー自ら【ヘルメットの使用期限=保護性能を十分発揮できる期間=使用開始から3年】を設定し、それを経過したものは買い替えを推奨しているのです。
この使用期間には法的な規制があるわけではありませんが、先述のような試験の結果を踏まえて設定された使用者の安全のための数値。古くなったヘルメットはずっと使い続けず、3年を目安にお買い替えくださいね!!
ヘルメットの劣化には様々な要因があることをお伝えしましたが、近年の猛暑・酷暑を受けて要注意度が上がっているのが『二次発泡』という現象。
ヘルメットの保管には「直射日光が当たらない、50℃以上にならない場所」が推奨されていますが、自転車のハンドルや前カゴ、アスファルトなど熱をもった地面、エアコンの入っていない車中などにヘルメットを長時間放置することでヘルメットが高温(50℃以上)に達し、その結果、衝撃吸収発泡ライナー部分に「二次発泡」という現象が発生することがあります。(※OGK KABUTO様よりお借りした↓ 画像参照/集合体恐怖症の方はお気をつけください)
高温が加わって異常発泡が進み写真のような状態になると、衝撃吸収性能が低下して安全性が損なわれる可能性があります。この現象自体は以前から知られていたものですが、昨今の猛暑の影響で相談件数が急増しているそう。本来の性能を発揮できるよう、ヘルメットのお取り扱いにはくれぐれもご注意を!食事や買い物等で自転車を離れる際には、ちょっと邪魔になりますがヘルメットも持ち歩くのがおすすめです。
ちなみに走行中は走行風やベンチレーション機能である程度温度を下げられるため異常発泡は抑えられるそうです。
なお、ヘルメットを構成するパーツのうち、アジャスターとインナーパッドについては消耗品となっています。
使用頻度やお手入れ状況などにより、ダイヤルの締まりが悪くなったり、インナーパッドが剥がれたり、という消耗がヘルメットの使用期限より早く生じる場合がありますが、こちらは不良というわけではありませんので、消耗に気づいたらお早めに交換用パーツをお買い求めくださいね。
最初のヘルメットは手頃なものを選んだけど、買い替える時にはもうちょっとグレードアップしようかな…っていう方も多いかと思います。ヘルメットは価格に比例して軽量さや通気性などの快適性が向上していく傾向があるので、是非ご検討いただければ。特に3万円以上の価格帯のトップグレードモデルは重量・通気性・空力性能などあらゆる面で高い水準の性能を備えたものがほとんど。快適なライドをより強力にサポートしてくれますよ!
ちなみに私は1個目に選んだヘルメットがやや重く、長距離走れるようになってくると肩こりが気になったため2個目は軽くてカッコいいやつにグレードアップしました。
OGK KABUTO
VOLZZA
KASK
MOJITO 3
KASK
PROTONE ICON
MET
RIVALE MIPS
MET
TRENTA MIPS
Y’s Roadで取り扱っているヘルメットはいずれも何らかの安全規格をクリアした認可モデルになりますので、基本的な安全性はどれを選んでいただいても問題ありませんが、「回転衝撃に強く脳震盪を起こしにくい」といった、より安全性を向上させた構造をもつものがあります。事故に遭った経験のある方は「より安全性能の高いもの」を希望される方も多いですね。そういうタイプをお探しなら『MIPS』搭載モデルやLAZERの『KinetiCore』搭載モデルがおすすめ。
GIRO
ARIES SPHERICAL AF
GIRO
SYNTAX MIPS AF
LIMAR
AIR STRATOS MIPS
LAZER
STRADA KC AF
LAZER
TONIC KC AF
他にも多数ヘルメットをラインナップしておりますので、是非店頭で色々かぶってみてくださいね!!
いかがでしたでしょうか?使用期限を超過しているヘルメットを使い続けてるな…って方は、買い替えキャンペーンでお得なこの機会に是非狙っていたヘルメットだったり、今よりもっと軽いものや涼しいものをチェックしてみてください♪ヘルメットを正しく使用して不意に起こる危険から頭を守り、サイクリングをより快適に楽しみましょう!!
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