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2016/06/09 23:56
2016年度は 『エアロ』 そして 『専用設計』 が一つのトレンド、
もしくはキーワードになったようにも思えます。
各社、イロイロな専用設計を用いてき、特にハンドル周りに多くみられました。
このSCOTT FOIL (スコット フォイル)もその一つ。
FOIL がデビューしたのは2010年だったでしょうか・・・?
今やエアロフレームの代表的テクノロジーともいえる角断面を用い、
それでいて軽量という当時、次世代のバイクとして話題を集めておりました。
そして2016年カーボンテクノロジーは進化し、『もはや軽量なバイクは作れることはわかった』
『そこにエアロダイナミクスを付随させよう』に至っております。
更にはそのバイクの持つ本当の性能。
一番いいバランスとでもいいましょうか、それを引き出すために専用パーツ設計が生まれております。
フレームの形状に合わせ、尚且つ、ハンドル周りにも『F01テクノロジー』エアロを取り入れ、
フレームだけでなく、バイク全体での『トータルエアロ』を。
ヘッド下とフロントフォークの一体感。
これももはや定番となってきているエアロダイナミクスの1つです。
細くみえますが、必要十分な剛性でしょう。
コーナーは切れ込むような感じではなく、粘るような感覚。
非常に重要な役割をもつリア三角。
特にシートステーは薄く平らに作られ、位置が下がったことにより振動を分断。
そこにシートチューブとタイヤとのクリアランスを詰めることによるエアロダイナミクス。
写真にはわずかにしか写ってませんが、専用のシートポストが抜群の快適性を演出。
エアロで快適!
春のクラシックレース(ガタガタ道を含むハードなロードレースとでも思って頂ければ。)でも使われた程の振動吸収。
このFOIL30 に用いられるカーボンは上位モデルの 『HMX』 ではなく、
『HMF』。
高速の矢のような反応が欲しければ、『HMX』を。
今回2回に渡り、150㎞程試乗した感想を述べさせて頂くと、
『レースで是非とも使いたい硬さ』でゴザイマス。
踏んだ力をそのまま受け止め、爆発的な加速をみせるのではなく、
踏んだらスルスルと綺麗な加速を見せます。
先にもお伝えしたように、振動吸収・・・それは跳ね感にも繋がるのでしょう。
地面を沿うような綺麗な加速です。
そして、私が最も気に入ったところは 『踏み切れる硬さ』
踏み込んだ時に弾かれるような、もしくは脚にくる代わりに爆発的加速を出すような“諸刃の剣”的な硬さがない。
踏んでも疲れにくいという表現でもいいでしょうかね。
レースや、ロングライドでも後半に脚が残せる仕様というのが気に入りました。
ちなみにホイールはシマノ WH RS330。
キシリウムやコスミックカーボンを装備させたらどんな走りをみせてくれるのでしょう。
想像するだけで風をきっていけそうです。
初めての方からレベルUPを考えられている方。
レースだけでなくロングライドでも。
楽に脚あたりもよいので走り易いので多くの方にお勧めできる一台でございます。
上位モデルの HMX仕様のFOIL にも乗ってみたいですね。
大阪本館にはこのFOIL ならびに ヒルクライムマシーン ADDICT も在庫中!
お立ち寄りくださいませ。