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【Team  Ys Road】西日本ロードクラシック Day2 【チームメイト・チームワーク】
by: 大阪本館

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撮影許可は頂いております。

 

 

1日目の E1 カテゴリーにおいて圧倒的強さを見せた「弱虫ペダルサイクリングチーム」。

 

 

初日に2位に入り、無事昇格を果たした2日目は、私も E1 で走ります。

朝7時半スタートという朝練の時間帯にスタートが切られます。

 

 

スタートは真ん中・・・より後ろ気味かな?

 

猛烈に加速していく周りの方々。

 

私は毎度ですが・・・ここは焦らない。

 

なので番手は後ろの方ですね。

 

 

1周目。

 

やっぱりコーナーでの周りの安定感が違う。

なかなか前の方には上がっていけない。

 

そうこうしていると、昨日に続き早速“逃げグループ”が生まれている模様。

 

なんですが、

後ろにいて追うことも、参加することもできず・・・。

 

 

 

2周目

 

突入した時点で

 

「逃げグループとの差30秒!!」

 

と聞こえる。

 

弱虫ペダルチームのエース岡選手は集団内にいるが、逃げグループには当然の如く弱虫ペダルチームが入っている・・・。

 

 

 

集団は・・・追わない・・・。

 

 

これは、昨日と同じパターンか?

それともエースの動きをみんな注視しているのが正解か?

 

 

横には関根選手がいる。

 

 

何にしても誰も追わないなら、私が追う。

 

ハッキリ言って脚を残しておこうとか、ゴール前狙おうなんて全く考えてない。

 

 

ワイズのエースは 星野タカヒロ選手こと、ほっし-2号。

 

 

前の逃げは潰しにいく!

 

 

ペダルを踏み込みスーッと先頭へ。

そのままのペースで進み、チラリと後ろを確認。

 

 

イナーメの選手が一人ついてきてくれるが、集団は追ってこない。

 

集団の先頭には関根選手が位置取っている。

 

 

いいポジションです。

 

 

私が飛び出しているので、これでワイズチームが前を引く必要はない。

あとは集団が活性化して他チームがペースを上げてくれれば、自然とペースは上がるだろうと予想。

 

来なければ、飛び出したイナーメの選手と前を追うだけのこと!

いやぁ、ついてきてくれてありがとうございます。

 

 

下りをこなしていき、後ろを確認してみると

 

 

 

なんと!

 

 

うちのエースが先頭で後ろにきているではないか!

 

 

昨日何もできなかった悔しさか・・・。

 

 

ワイズチームが2人で先頭を追う動きをすると当然、集団は動きます。

私たちが2人で前へブリッジすると不利になりますものねぇ。

 

 

しかし、エースなのに前をひき始める。

 

おいおい、こんなとこでエースが脚使う必要はないぞ。

 

 

「タカヒロ!下がれぇー!!」

 

 

それなら私が引こうじゃないか~。

ということで再び先頭チェンジ。

 

ここでようやく、集団は活性化したようで先頭が回り始める。

 

 

 

 

ちょっとすると、弱虫ペダルチームが先頭にたちペースをコントロールされる。

 

こりゃ、嫌やなぁ。

 

もう一回ペースあげないと・・・なんて思っていると一人飛び出す選手が。

また集団は追わない・・・。

 

 

ならば!

 

と、再びペダルを踏み込み飛び出した選手に合流しにいく。

 

 

チラリと後ろを確認すると、弱虫ペダルチームのエース。

 

昨日、圧倒的な力を見せつけ優勝した岡選手ともう1名が追ってくるではないですか。

 

 

2度のアタックを見せた私に反応した

 

・・・んなワケない・・・(笑)

 

ここが出るタイミングと思われたのか・・・。

 

 

 

とにかくエースが動いた。

間違いなく集団も追ってくる。

 

 

 

問題は逃げているグループを捕まえた時にどうなるか・・・だ。

2周目ですが本気で踏みましたよ。

 

確認するまでもなく格上すぎる岡選手。

なぜE1にいるのじゃ・・・。

 

そんなこと考えてると集団がきた。

そして、逃げグループを捉えた!

 

よし、振り出しに戻った。(確かこんな展開だったかと・・・。)

 

 

私は踏みまくったせいもあり、ズルズルと後退。

 

 

そんな上りかえしで岡選手が集団からでる!

カウンターアタックですな。

 

見事なチーム戦略。

 

この位置からだと何もできない・・・。というか、昨日と同じく上りでペースを上げられた。

 

 

ヤバいぞー。

 

 

 

心肺が上がり切ってるから下手したら遅れだすぞー!

予想通り、激やばの辛さ。

 

関根選手、ほっし-2号が上がっていく。

 

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私は・・・

先に述べた通り心拍が上がり切っており、この二人についていけない。

 

先頭集団の最後尾にしがみついてる状態。

 

ヤバいー。

 

 

 

あまりの苦しさにバイク降りようかと一瞬頭をよぎったほど・・・

 

 

そうこうしてると前メイン集団が真っ二つに。

 

あかん。

 

中切れが起こってもーたー!

 

 

 

誰も前を詰めない?

情けないですが、この位置と現状の苦しさでは私は動けない・・・。

 

取り残された集団先頭に目を見ると、ほっしー2号が先頭を走ってる。

 

マジか・・・

そこでいらん脚を使わせてしまうのか・・・。

 

 

 

次の瞬間、同じワイズジャージがスッと横から出てきてエースの前へ。

 

 

関根ちゃんだ。

 

 

 

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ここぞという場面で最高のアシストをみせた関根選手。

強烈なひきでグングンと速度が上がりだす。

 

 

ブラボー。

 

 

彼はどれだけの時間、集団を引いたでしょうか。

最後の上りまでに見事に引き離された集団を捉え、ドッキングに成功。

 

 

私も関根選手もエースの為に仕事をするとは一言も発してはいない。

あ、うん、の呼吸の如く、彼の為に道を作ろうという気持ちが自然とそういう動きになったのだと。(たぶん)

 

この彼の引きが最後のチーム・ワイズロードの順位を左右することになったと言っても過言ではない。

 

回復に専念するため、後ろからその動きをみていた私。

 

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いやぁ~、感動すら覚えました。

チームを感じました。

 

 

その後、仕事をして下がってくる関根選手。

 

 

昨日のDNFからみてここまでか・・・と思いましたが彼は粘りました。

私とほぼ同じ位置で先頭集団にて待機。

 

 

 

その頃、カウンターアタックで飛び出していった弱虫ペダルチームのエースは、昨日に続き集団を引き離す。

 

その差はみるまに広がり、1分30秒程までに。

 

 

 

三周目の上りに入る前に集団の速度が一時的に緩む。

 

 

前から、ほっしー2号が下がってきて

 

 

「このタイム差をひっくり返すのは厳しいです。せめてこの集団の頭をとりましょう。」

 

 

そうか・・・やっぱりもう追いつけないか・・・。

 

 

ほっしー二号「脚はありますか?今日の僕はあまり良くないので、僕がひきます。脚休めていて下さい。」

 

 

私「お、おう。・・・ちょっと序盤で脚使ってもうてるんやけどなぁ・・・。」

 

この時点で未だに瀕死の状態。

 

 

 

 

ハッキリ言って、不安しかない。 

 

 

 

 

よし!任せろ!なんてカッチョイイ台詞も言えぬまま再び集団の速度は上がりだす。

 

前にはほっしー二号。近くには関根ちゃん。

 

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昨日と同じく3周目は思うように動けず、耐える周となった。

 

 

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気温はグングン上昇。

 

 

ここでも関根選手が献身的に水をかけてくれる。

ありがたやー。

 

 

しかし

 

一度オールアウト寸前までいったのか、私、瀕死です。

 

 

 

そして、いよいよ最終周回へ。

 

 

マークする選手は決めている。

必ず着に絡んでくる選手がこの中にいるのです。

 

 

我々3人はだいたい同じような位置で走っている。

 

 

コーナーリングの最中。

言わば、集中している最中ですね。

 

横からでっかい声で関根選手が

 

「攣るー!!!!」

 

 

笑わそうとしてんのか!?

 

 

関根選手の脚が逝った・・・。南無・・・。

めっちゃいい仕事をしてくれて、ありがとー。

 

 

集団は勝負所に向けてペースが上がる。

 

 

堪えどころの三段坂では当然、ペースアップ。

いつ千切れてもおかしくない。

 

 

私の前には、ほっし-2号タカヒロがいる。

 

恐らく彼も同じ選手をマークしているのだろう。

 

 

最終1km地点を通過後、マークしていた選手がスルスルとポジションを上げていく。

 

タカヒロと私はその位置につけず、差が開く。

 

 

最後の上りに入る前には既にアタックがかかり、我々は完全に出遅れた!

 

 

 

前に何人いるのか全くわからない状況だが、おそらくは15番手から20番手あたり。

 

 

行くしかない。

 

 

常に私の前を走ってくれているほっし-2号ことタカヒロ。

 

 

上りからのストレートまでタカヒロが道を作ってくれている。

 

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お分かり頂けるでしょうか?左端の青ジャージが我々の位置。

 

唯一・・・。

 

 

私たちはこういう練習をしたことがなかった・・・。

 

 

加速のタイミングが合わない。

 

 

しかし、この位置からなら踏み続けれるギリギリの距離

もうここからはいくわ。

 

タカヒロに告げる

 

「でるわ!」

 

 

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彼の導いてくれたラインから飛び出す。

 

 

 

 

昨日に続き同じポイントからフルスロットル。

 

ぐっ。

 

重い・・・。

 

インナートップ付近からそのままアウターに放り込んでたー(^o^)/

 

ケイデンスが全くあがらん!

 

ギアチェンジしてもいいけど、今はオモクソ踏んでる。

 

 

 

ゴールはもう目の前!

変速時のロスの方が嫌や!

 

ってなわけで、そのまま重いギアを踏み続ける。

 

 

 

おいおいホンマか!?

 

前、近づいてきてるぞ!

何位かわからんけど、最後まで踏めぇーー!!

 

 

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順位不明。

心臓が飛び出そう・・・。

 

 

ゴール地点で応援してくれていたチームメイトのところへフラフラと近寄っていく。

 

 

梅さん他、みんながワイワイ言ってくれてる。

窪田さんが「順位わかってます??」

 

「いえ、まったく・・・。」

 

「6位ですよ!」

 

 

マジですか。

 

着に絡めてるとは思ってもいなかったので、驚きです!

 

 

勝ててないけど、私としてはアシストしてくれた2人に報告できる順位であります。

 

彼らは喜んでくれるだろうか。

 

 

まずは、ほっし-2号、そして最終回に仕事を果たし帰ってきた関根選手に伝える。

 

2人とガッチリ握手。

 

彼らの喜んでくれてる顔を見れたのが一番嬉しい。

 

そして一緒に喜んでくれるチームメイト。

 

あぁ、この一体感・・・いいなぁ。

 

 

 

自分の順位を捨てて、チームメイトに託す。

わかっちゃいても、なかなかできることではないかもしれません。

 

 

E1初入賞。

6位。

 

昨年の順位からすると、私にとっては大きな大きな成長です。

 

一緒に走った2人に感謝です。

 

 

あの瀕死の状態からの、土壇場でのチームプレイ、そしてスプリント。

まぁ、頑張れました。

 

改善点も多くありますしね。

まずスプリントと言っても単独で真っすぐ走ってるだけ。

誰かの後ろに入ったりという動きは皆無。

ここを上手く使えればもっと効率よくいけるかなと。

 

データを見ると昨日のスプリントと比べ明らかに回転数が落ちております。

それに伴いパワーもガタ落ちでした。

 

これも次回に活かせますかね。

 

 

優勝は昨日に続き、弱虫ペダルチーム:岡選手。

強すぎる・・・。

 

あと2人E1で同じように動ける選手がいたならば、もっと面白くて、もっとスリリングなレース展開を見せれたかと。

 

ほっしー1号 カムバッーク!

 

 

 

 

そして、色んな意味で期待をしたE2なのです

が、恐ろしく上昇した気温。

 

ネタバレするのもどうかと思うので、後日ここに付け足していきますね。

 

 

 

 

もう一つの混戦はE3。

E3クラスは3周回。

 

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どんな選手が隠れているのか未知数。

実力的にE1、はたまたプロツアーレベルの選手もいたりします。

よってカオスな内容が予想されます。

 

 

このスタートラインの緊張感。

 

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たまりません。

 

昨日の落車の心身のダメージによりマッサー服部選手はDNS。

 

 

スタートと同時に飛び出す河合選手。

 

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この位置から遥かともいえる緑のゴールライン。

 

一周目にしてやはりバラバラに。

まずはカオス状態な集団から、落車に巻き込まれず無事に帰ってこれるかです。

 

河合選手と戸田選手の2名が先頭集団にて展開中。

 

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昨日の「明日に活かす」の言葉通りに何か掴んだのか?

 

やや遅れて窪田選手。

 

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安全な運転とでもいうよな危なげない走り。

 

 

そして竹花選手も粘る。

 

 

2周回目も先頭集団で戻ってきた戸田選手。

 

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これは、これは、狙っているのか?

彼もパワーメーターを駆使して自分の走りを分析しています。

期待が膨らみます。

 

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・・・そこから離れたところに河合選手。

 

最終回

どんな展開になっているのかゴール前まで、わからない。

 

 

きた!

 

 

戸田選手は・・・・

 

 

いない

 

 

 

その先頭集団の後方で彼は奮闘していた。

 

 

もがこうにも、もはや力尽きてる様子。

 

 

16位

 

 

うーん、勿体ない!

最後まで踏ん張ればもう何名かかわせたはず。

 

 

私と横田選手以外に、新たに若者が出てきてくれたことが嬉しい。

これからに期待です。

 

 

そして河合選手、窪田選手、竹花選手も続々とゴール。

とにかく無事完走です。

 

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いい1枚。

言っても仕方ないですが、ここにマッサーもいて欲しかったです。

 

あとは、この結果をどう今後に繋げていくかですね。

 

 

はい!

長文。駄文。お付き合いありがとうございました。

それぞれにドラマがある中での、あくまで、私目線の個人のレポートでございます。

 

ですが、今後も自転車のレースってこんなんなんだよ!

こんなことが起こってたりするんだよ!

ってな内容で、スポーツバイクの競技的一面を発信していければと思います。

 

興味が出られた方は・・・

 

大阪本館・カガタまでお問い合わせくださいませ。

 

 

 

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ヘルメット:UVEX Race5,

アイウェア:UVEX Sportstyle 104v

アイウェアフィッティング:眼z 井上様

 

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glico :エキストラバーナー、オキシアップ、エキストラビタミン&ミネラル

 

使用機材

フレーム:PINARELLO:Dogma65.1

ホイール:Xentis XBL 4.2カーボンクリンチャー

タイヤ:コンチネンタル GP4000sⅡ、リア:IRCアスピテWET(一日目にサイドカット故)

チェーンオイル:CDJチューニングオイル

パワーメーター:キルシュベルク様より Power Tap P1ペダル

 

 

 

写真提供:Kensaku Sakai,Chieko Sinozaki

 

 

 

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