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2017/01/14 22:29
MTBは、ライダーに合わせてサスペンションを設定する必要があります。
その中でも基本となる、ライダーの体重に合わせてサスペンションを調整することを、「サグ出し」とか「サグを取る」といいます。
まずはリアサスから。
最初にダンパーを全開放にします。
このリアサスはOリングが付いているので、一番奥へ寄せておきます。
サスポンプを取り付けて、マニュアルの規定値まで空気を入れます。
サスポンプを取り外して乗車、ペダルの上に立ち上がって体重をかけます。
降車後にOリングの位置を確認して、ストローク量が全体の20~30%に収まっていればOK!
リアサスが設定できたら、次はフロントサス。
同じようにダンパーを全開放にします。
フロントサスにはOリングが付いていなかったので、代わりにタイラップを巻きつけて、一番下にセットしました。
マニュアル通りに空気を入れるのも一緒。
サスポンプを取り外してから同じように乗車して、タイラップの位置で沈み具合を確認。
こちらも全ストローク量の20~30%に収まるよう、空気圧を調整します。
タイラップをこのままにしておくと、汚れが溜まってサスペンションのインナーを痛めるので、一番上に寄せるか外してしまいます。
サグを取った後に乗車すると、前後のバランスも取れて、同じようにストロークするはずです。
新車はなじみが出てくるとサグが変化するので、ある程度乗ったら、また同じ作業を行います。
またタイヤと同じように、サスの空気も抜けていくので、定期的に補充する必要があります。
どんなに高価なサスペンションも、ライダーに合わせて調整されていなければ、本来の性能を発揮できません。
あなたのサスペンションは、サグ、取れてますか?