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2017/10/14 22:39
8月の乗鞍ヒルクライムぶりのレースに参戦してきました!
以下、いつかの名古屋店梅林店長の記事より抜粋。
実業団・輪島ロードレース。
実業団の年間の全レースの中でも、屈指の難コース。
コースの高低図をみても、見事なアップダウン。
まず、スタートしてすぐのいきなりの激坂
距離2.6km、平均勾配8%となかなかの難易度。
実際は緩む区間があるので登坂区間は半端なくきついです。
(十三峠のキツイところ2.6kmの上りだと思って頂ければいいかと。)
そして、頂上からの下りも同様に
1.5kmの斜度マイナス8%のテクニカルなコーナーが続く、難しい箇所。
さらに、公道レースならではのトラップといえるコーナー途中での排水溝の蓋、
グレーヂングが選手をコロシにかかってきます。
テクニカルなコーナーが無くなっても、
緩い斜度の川沿いの区間。
こちらは高速コーナーで、出口が見えない箇所も。
平坦基調のあとは、再びの登り2kmで直線的に6%の勾配ですが、
これはこれで脚を削られていきます。
続く、直線的な下りも速度は上がるものの
やはり海風に煽られまくり単独では前走を追うことすら難しく。
最後のスタート/ゴールへの平坦も
吹き付ける風によって、心を折りにきます。
という、「ロードレースに要求される要素を全部ブッ込んでみた」
(石畳以外)
という、オモシロ?難しいコース。
当然のことながら、上位進出への選手の条件として
高い登坂力(このコースでは超重要)
が要求され、しかしながら海風と戦うための
平坦を押し切るパワー
も必要とし、しかも危険と隣り合わせなカーブも連続するため
下りのテクニックと度胸
も兼ね備えないとなりません
JプロツアーにおいてもAAA(トリプルA)にレイティングされる程のコースです。
それも、例年この輪島ロードレース・E1クラスは上位10位以内は来年度の日本選手権出場資格を得れるというもの。
(※あとで知る衝撃の事実がアリマス。)
E1は12.6km×4周。
(十三峠4回上って下って平坦も走るロードレース版みたいなものです。)
過去2年挑戦したものの、力及ばず・・・。
3年目の挑戦。3度目の正直なるか!?
チーム・Ys Road出場メンバーです!
E1:私、水野選手(名古屋店)、ホッシー1号(京都店)、ホッシー2号(名古屋店)
E2:梅林店長(名古屋店)またの名を雨神様
E3:服部マッサー(名古屋店のお客様)、林選手(名古屋店のお客様)
戸田選手(通称とってぃー大阪店)
レース前日の朝は雨神様の力により、
やっぱり雨・・・( ;´Д`)
もう、毎年の事ですので驚きません!
チェック選手はバルバの寺崎選手、昨年最強弱虫ペダルサイクリングチームの岡選手(現・宇都宮ブリッツェン)をこの大会で破っただけでなく、プロ相手に勝利もする優勝候補大本命。
他に今年度、乗鞍ヒルクライムチャンピオンクラス3位というスーパーな登坂力を持つSEKIYAの中村選手
同じく乗鞍ヒルクライムチャンピオンクラス表彰台の常連、今年度のニセコクラシックにおいて、最強ホビーレーサー Roppongi Express高岡選手を破ったF(t)麒麟⼭Racingの田崎選手。
今季イエロージャージを着るグランペール岩崎選手など・・・並み居る強豪揃い。
先にも述べた通り、ステータスの高いレースですからねぇ。
翌朝は晴れ。(祈っておりましたよ)
寒いどころか気温は上がりだしてきております。
スタート地点
スタート前の一枚。
おどけております。
真ん中あたりに位置取りを・・・このあと、気づけば後方に下がっていましたけどね(-_-;)
あぁ。
久しぶりのロードレースやぁ、緊張するなぁ。
号砲と共に、仲間と私の挑戦が始まる!
スタートして間もなくクライミングがスタート。
1周目の上り。
相変わらずパンチが効いているこのコース。
後方から徐々に番手を上げていくいつものパターン。
星野ブラザーズを確認。
前へあがると水野選手がクルクルと調子良さそうに上っている。
まだ1周目の1つ目の上り。
今回は余力は十分。
山岳ポイントを水野選手、数名を挟んだ後、私も通過。
ここからは高速&テクニカルコーナー。
苦手な人と得意な人とでは、コーナーを抜ける度に差がモロに出ます。
ここは私と水野選手も難なくクリア。
続く平坦&高速コーナー区間へと。
ここで、前の水野選手と先頭集団に間が生まれてしまう。
こりゃいかんと後方から、水野選手の前へ上がり、先頭集団へブリッジ。
後ろについて!と合図を送るが、なかなか差を詰めれずにおり、その間、脚を使い続けてしまっている水野選手。
それも、彼は
仕事終わりから一睡もせず名古屋から石川へ長距離運転。
試走もできず、集中力もどうかという状態でしたから・・・
(私も3年前の広島で同じことをして、脚攣りまっくたのを思い出しましたよ・・・。)
いまいち、リズムを掴めていないのも仕方ありません。
コーナー出口がみえないのに高速で突っ込んでいくのは怖いでしょう?
どれだけのターンなのか?
コーナー出口の路面状況は?とかね。
試走は大切デス!
そのまま、2つ目の上りへ。
ここで再び集団の前方へと上がっていくことに。
この上りを超えると時速70km/hは確実に出る高速の下り。
その後は直角コーナーからの平坦で2周目の上りに突入する。
できる限り前で平坦区間に入り、前方で上り、無駄な力の上げ下げをしたくないというのが理由。
後方で上りに入って、先頭でアタックがかかったら、メチャ脚を使いますからねぇ・・・。
登坂に強い水野選手はここで復帰!
下りでも激しく先頭が入れ替わる!
問題なく先頭集団にて我々二人は生存。
スタート時点で70名近くいた人数は1周目にして30名程に!
スーパー星野ブラザーズは・・・今季絶不調のようでして・・・。
姿が見えません(-_-;)
そして2周目、3周目は同じような展開が続きました。
激坂区間で先頭は私を含み10数名程に激減。
私としてはこのまま、人数を絞り込みたいところ。
そのまま絞られた人数のままダウンヒル~平坦区間へと。
よし!決まったか!?
と、思ったところ、2つ目の上りでペースがダウン。
後続に追いつかれてしまうという脚を使っただけの嫌なパターン・・・。
特に3周目の頂上付近はかなり苦しく、
ペースアップが予想される4周目に死んでいく自分が頭をよぎる・・・。
自分から積極的に仕掛けるという選択もあったかもしれませんが、
残念ながら有力選手の登坂力、余力、このコースにおいて力の差は明らか。
線香花火のように一瞬でしたら、やれんこともないですが・・・
当然却下デスw
防戦一方。耐えるのみ( ;´Д`)
いよいよ最終周。
間違いなくペースアップするので、そこに付けるかどうか。
案の定、激坂区間で乗鞍3位の中村選手が激烈なアタック!
強烈すぎて、付けたのはバルバの寺崎選手のみ。流石元ブリヂストン・・・。
完全に決めにきている。
なんせラスト周回。
正真正銘ここでレースが決まる!
乳酸が溜まり、硬くなっていく筋肉を感じる。
心拍も200を超えた。
今回のアタックでも反応できたのは私を含む10名のみ!
なおも落ちないペースに10名が縦一列となり、
更に10名が分断され始める。
SEKIYA中村選手、バルバ寺崎選手の2名。
そして、田崎選手を含む6名。
最後にそこから遅れだした選手が1名と私。
私と一緒にいる方が事実上9位、私が10位。
ギリギリのライン。
臨界点デス。
心臓が破裂しそうだよー!!
そのまま少しずつ差が開き始め、広がった差のまま下りへ突入!
強すぎる2名はもう手が付けられません(-_-;)。
前6名に追いつけるかがポイントとなる。
6対2(私ともう御1人様)での平地巡行は数的に不利。
ローテーが回らなければ、追いつける可能性は出てくる。
それに賭けて全力で追うしかない。
そして、絶対に後ろに追いつかれてはならない。
先程の上りで致命傷、更には離されもう脚がない。。。
このダウンヒルで想定外だったのは9位の方がおそらく、下りが苦手であったこと。
一瞬、二人で行くことを考えましたが・・・。
私、1人単独の全力で下ることに。
ペースを抑え、後ろに追いつかれることだけは避けたかったのです。
ゴールまで約10キロを単独で前を追い、
後ろからは逃げる。最高にスリリングな時間が始まりました。
3年目の挑戦。
3度目の正直。
日本選手権出場資格がもう目の前にまで!(※くどいようですが、この時点でまだ知らないことが・・・。)
単独なので最も直線的に抜けれるラインでコーナーを抜け、踏み続ける。
平坦区間がやたらと長く感じる。
そして、最後の2つ目の上りを迎える。
上りが見えた時点で6名パックが視界に入る。
これはちょっと遠い・・・。
逆に後ろは見えない。
下りと平坦区間で引き離しに成功したようだが・・・。
集団とくっついた場合、この後の下りと平坦で飲み込まれる可能性は十分にあり得る。
最後まで気は抜けない。
全霊をかけて上って、下る。
山頂が見えた時、集団に追いつけなかった時点で前へ追いつくことは不可能。
下りと最後の平坦。
人数がいる方が速いのは当然のこと。
あと少し。
高速ダウンヒルからの直角コーナー。
1人の選手が落車している。
残念ながらこれは、勝負。
先に行かせてもらいます。
現在8位。
このままいく!
速度が乗らない最後の平坦区間を出来うる限りの力で。
残り100mだったでしょうか?
後ろを振り返る。
来ていない。
最後の勝負には絡めなかったけど、
やっと手にできた。全日本選手権出場資格!
E1:8位
1時間31分39秒
Av33.25㎞/h
このレースを制したのは優勝候補筆頭バルバの寺崎選手。
沖縄でもちょっとしたことがあり、声をかけさせて頂きました。
実業団最後の輪島ロードレースを魅せる走りで勝ち取った寺崎選手は
とんでもなく強く、カッコよかったです。
そして、チームメイト梅さん、服部さん、とってぃーの元へと。
「ゲットしましたよ!!!」と。
そ
し
た
ら
、
衝
撃
の
お
返
事
が
「実は・・・
今回の輪島は全日本付かないんだわ・・・。」
え。
え?
え???
「嘘でしょ?」
「俺もちょっと前に知ったんやけど、言えんかった・・・。」
あぼーん( ;∀;)。
(※そうなんです。これが知らなかったことです。)
かつてない衝撃です。。。。
ヤバイ、ショックでかすぎる。
数日たってるので大丈夫ですが、その時は正直大ダメージでしたw
これまで、ずっと輪島ロードレースには全日本付いてきたのに
なぜ今回に限って( ;´Д`)
↑
ちゃんと要項確認しとこうぜー!!
まぁ、言っても仕方ありません。
これまで、結果を残せなかったこのコースで頑張れたことはよかったことです。
勝負に絡めてもいませんが、
最後の輪島ロードレースに参加でき、目標順位は達成できたので良しとします。
レースに行かせてくれてる大阪本館スタッフ一同にも感謝です。
次は経済産業大臣旗群馬CSCです。
初めてのコースでどうなるかわかりませんが、これこそ10位以内で全日本なので挑戦してきます。
E1
私8位
水野選手34位
ホッシー1号DNF
ホッシー2号DNF
駄文・長文お付き合いありがとうございました。
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ヘルメット:UVEX Race5,
アイウェア:UVEX Sportstyle 104v
アイウェアフィッティング:眼z 井上様
フレーム:PINARELLO:Dogma65.1
ホイール:Xentis XBL 4.2カーボンクリンチャー
タイヤ: コンチネンタル GP4000SⅡ23c
サドル:Fabric ALM
チェーンオイル:CDJチューニングオイル
パワーメーター:Power Tap P1ペダル
そして
雨神様と
とってぃー、みんなはどうなった!?