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2019/07/20 21:53
18日に行われた2020モデルcannondaleブランドキャンプへ参加してきました。
13
西洋社会では忌み嫌われる「13」という数字。起源は諸説ありますが、キリストを裏切ったユダの席が13番目だったというのが日本の方には馴染み深いのではないでしょうか。
アメリカブランドのcannondaleも13は忌み数のはずですがCAADに限ればそうは言っていられません。
wikipediaより
化学の授業でお馴染みの元素周期表
その13番目
そう。13番目の元素はアルミニウムなのです。
ようこそALUMINATIへ!!!
アルミナティ(アルミ教)
アルミ教の教祖(cannodale)が13の名に恥じない
“NEW CAAD”がCAAD13です。
プレゼンの説明をまとめると大きく進化したポイントが3つ。
AERO
剛性
乗り心地
AERO
重量を犠牲にすることなく空気抵抗を大きく軽減することに成功。フレーム重量1158g(リムブレーキ)
キャリパーブレーキモデルならフレームセット(小物類シートポスト含む)で8gの重量増に抑えてます。(ディスクモデルなら5g増)。8gなら誤差のレベルでしょう。
にもかかわらずCAAD12に比べて30%空気抵抗が削減されました。
剛性
ツールドフランス3年連続スプリント賞に輝いたSUPERSIX EVO HI-MOD。その後継モデルの新型EVOと同じ剛性に仕上げてあります。
ただ軽いだけのバイクではなくシリアスライダーも満足させる爆発的な加速を約束します。
乗り心地
カーボンバイクに負けない乗り心地と言われたCAAD12比べて26%快適になりました。
そのしなやかさは同社のエンデュランスロード「シナプスカーボンハイモッド」と同レベルに仕上げてあります。
まとめると
重量を犠牲にすることなく
ハイエンドのカーボンバイクと同じ剛性で
CAAD12より30%エアロな
エンデュランスロード並みの快適さを持つ
最強のアルミロード
ということらしいです。
ちょっと盛り過ぎではないかと「ココイチ全部乗せ」ちゃうぞと突っ込みたくなりますが百聞は一見にしかず。乗ってみてからジャッジしようではないか。
ということで試乗させてもらいました。
force ETAP AXSを装備したバイクをお借りしました。
今回はリムブレーキモデルが無かったのでディスクブレーキモデルのみのインプレになります。
カーボンキラーとして大ヒットしたCAAD10。さらに洗練化させたCAAD12をもう一段階進化させる。
しかも「13」の番号を持つCAADは並大抵のロードバイクならば誰も納得しないでしょう。
試乗する人間のスペック
初めてのロードバイクがCAAD9
そのあとはBOMA→CIPOLLINI BONDと乗り継ぎ今年からSYSTEMSIX HI-MODを乗るcannondaleユーザー
トライアスロン歴10年。山登りは苦手だけど嫌いではない。スプリントは苦手でトップスピードはありません。平地での35km~40kmの巡行(無風状態)に特化した脚質です。
※インプレは脚質や年齢など乗り手のレベルや感じ方で大きく変わります。主観ではなくなるべく客観的に多くの方が「こう感じるであろう」という視点での感想を伝えるよう心掛けていますが、あくまでも個人の感想という前提でご覧ください。
~インプレ~
漕ぎはじめのゼロ発進から軽さを感じます。
スルーアクスルを使っているロードバイクはもっさりとした加速感になりがちですがCAAD13はハイエンドのリムブレーキモデル並みのペダリングの軽さと推進力を持っています。
速度が出てからの推進力もかなりあります。BB周りの剛性はもちろんスルーアクスルの恩恵を大きく感じます。ペダリングが上手くはないのですが適当にガシガシ踏んでもどんどん加速してくれます。
ペダルへの入力に対する反応や一瞬の加速、加速後の伸びでは新型EVO HI-MODに軍配がありますがノーマルのEVOと比べると同等かそれ以上の加速感を感じました。
28Cタイヤが付いていてこの加速。これはアルミの反応の良さが関係しているのではないでしょうか。
上述の通り28C装備ですがそれを差し引いても快適性はとても高いレベルにあります。
荒れた路面での突き上げは巧くいなしてくれるので振動吸収性はカーボンバイク並みといっても過言ではないと思います。
ただ、路面の細かい微振動はどうしても感じるのでそこがEVOとの差だとおもいます。
ですが並みのカーボンバイクが裸足で逃げ出すほどの快適性はあると思います。
空気抵抗の少なさは体感できるレベルです。
緩い下り坂でも速度を楽々維持できます。平地の巡行でも力を発揮してくれます。
これだけエアロなフレームなのに重量を犠牲にしていないのは革命的です。
総括
トータルバランスは最早そんじょそこらのカーボンバイクを上回っているのではないでしょうか。
加速感や反応の良さなら自分の所有するSYSTEMSIXより良く思えます。
アルミロードバイクで迷ったらCAAD13ディスク。あとは予算に応じて買ってください。
アルミと思って侮ると火傷します。
それとリムブレーキモデルよりディスクブレーキモデルを強くおススメします。
今回の試乗で感じたのは
CAAD13ディスク>SUPERSIX EVOリムブレーキ
スルーアクスルによる剛性向上の恩恵は大きく感じます。
重量増より剛性UPの方が恩恵が大きく感じました。
大阪本館ではCAAD13ディスク 105を在庫しております。
油圧ディスク搭載で¥210,000+税とコストパフォーマンスに優れたモデルです。
これからロードバイクを始める方、2台目にレースモデルが欲しい方。特におすすめです。
「エアロなんていらねぇ」「軽さが正義」と言っていたcannondaleですが「エアロ」にも目を向けた結果凄いアルミフレームが完成しました。
cannondaleの人もプレゼンでそのことついて謝罪しておりました。
そして。。。。。
タイトルボツ集
カーボンキラー、自社製品までキルしてしまう。
CAAD13はなぜSUPERSIX EVOを殺さなかったのか
アルミニウムは炭素繊維の夢を見るか?
アルミを愛しアルミに愛されたブランドが創る空前絶後超絶怒涛のアルミロード
超絶空力的鋁鉄馬爆誕
最速インプレ!!!!CAAD13に乗ってきました!!!!
cannondaleブランドキャンプに行ってきました!!~CAAD13インプレも~
2番3番は有名な書籍のオマージュというか〇パクリというか。4番もアウトですが個人的には気に入っているタイトルです。
ご来店お待ちしております。