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2020/08/11 11:55
ここ最近、ジワジワと盛り上がりを見せ始めてる20万円アンダーのカーボン
クリンチャー&チューブレスホイール。
様々なメーカーが名乗りを上げてきていますが、早い段階からこの価格帯に
投入され、基準となってきたのがフルクラムの「WIND」シリーズ。
〇FULCRUM WIND 55 DB
¥171,000-+TAX → ¥153,900-+TAX!!
フルクラムのフラッグシップモデル「SPEED」のテイストをリーズナブルな
価格で再構成したセカンドグレードがこの「WIND」。
「CULT」や「USB」といった超高性能パーツの採用は見送られているものの
十分良く回るハブと硬質なリムが生み出す転がりのスムースさ、カッチリした
乗り味はまさしくフルクラムのそれ。
リムハイトは大迫力の55mm。
このくらいまでならオールラウンド的な使い方にもギリギリ対応できそうな
気もしますが、得意なフィールドはやはり平坦での高速走行。
BORAのWTOのような丸さが際立つプロファイルではなく、頂点が尖り気味
な感じがなんともフルクラムっぽい。
インナーリムは19mmとワイド路線。
タイヤとの一体感を高めることで、優れたエアロ効果も期待できます。
さらにこの55DBのリムは「2WAY-FIT」。WINDシリーズ特有のコツコツ感
が気になるようなら、チューブレス化することでそれを和らげることも可能。
普通にクリンチャータイヤで使う場合でも、しなやかさ重視が良さそうです。
オススメはコルサやP-ZEROあたりでしょうか。
DB仕様ですが、スポークパターンはフルクラム伝統の「2:1」を踏襲。
1本側のフランジのアッサリ具合が興味深い。
同じ「55DB」でもSPEEDは3本×7束ですが、WINDの方は3本×8束。
スポーク本数が多くなる分、乗り心地やエアロ性能に多少差が出てきそうに
思えますが、後輪が路面を蹴飛ばすような加速力の強さはどちらのホイール
にも共通した美点。
ホイール重量1,680g(カタログ値)と見た目ほど重くないのも〇。
フルクラムらしいといえばらしい結構硬質な乗り味なので、ある程度パワー
があった方が乗りこなせるタイプのホイールかも。
本格的なエアロフレームはもちろんですが、セミエアロなオールラウンダー
に合わせみても、意外としっくりハマってくれそうです。