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2020/09/01 13:54
逃げを容認した平坦ステージに特有の、淡々として変化に乏しいあの感じは
夜中に見る側としてはなかなかしんどいのですが・・・
向かい風基調だったとはいえ、久々の本格的なスプリント勝負に大興奮。
「ポケット・ロケット」ユアンが、小柄な体格を活かしてライバルたちの間
をスルスルっとすり抜ける抜群のライン取りで、見事なステージ優勝!!
これは後々まで語り草になるヤツです。
〇CAMPAGNOLO BORA ONE 50 DB
¥288,000-+TAX → ¥244,800-+TAX!!
ロット・スーダルが「チューブラータイヤを使いたい」という理由で敢えて
ONEを使っているのは知っていましたが、まさかスプリントで勝てるとは。
(ULTRAにはDBがなく、WTOにはチューブラーがない)
このONEは普通のクリンチャー仕様。今やC17が細く見えます。
リムの内側にスポークホールが無く仕上げもハイレベルですが、2WAY-FIT
ではないので残念ながらチューブレスタイヤは使えません。
リムハイトは定番の50mm。
網目がはっきりと見えるカーボン素材と黒・白・赤の派手なグラフィック。
これこそがBORA!と感じる方も多いはず。
ラボでONEとWTOの比較テストをした場合、間違いなくWTOの方が空力特性
に優れているという結果が出るのでしょうが・・・
リアルなレースの世界ではその通りにならないというのが面白い。
ハブベアリングはウルトラスムースなセラミックボールのUSB。
ロット・スーダルで使われているONEは、おそらくCULTベアリングに交換
されているものと思われます。
とはいえ、このままでも驚くほど良く回るのですが。
BORAの象徴と言えばこの「G3」スポ―キング。
左右のテンションバランス、優れたエアロダイナミクス、唯一無二のルックス
を兼ね備えた、最強のスポークパターンです。
G3特有のトルク感が、ホイールの進化に合わせて徐々に失われてきているのが
残念に思えますが、そこは「速さ」とのトレードオフなのかもしません。
チューブラー仕様が1,348gなのに対して、クリンチャー仕様は1,507g。
放送中「ユアンのバイクは7.5㎏」なんて話もありましたが、チューブラーの
ホイールでこの車重だとすると、フレームも彼に合わせたスペシャルかも。
全身を使って大出力を絞り出すスプリンターは、やはり軽さよりも強度重視
なのでしょう。
ユアンの次の出番はおそらく明後日の第5ステージ。
マイヨヴェールのサガンとの対決が見物です!