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2020/10/05 16:49
アルミフレーム全盛期、硬すぎる乗り心地を改善するためにピナレロが初めて
採用したカーボンバックは、瞬く間にアルミバイクのトレンドとなりました。
近年、アルミ素材を使いこなす技術が上がったこと、フルカーボンフレームの
価格が抑えられるようになったこともあってか、採用するメーカーはほとんど
見かけなくなってしまいましたが・・・
オリジンとしての誇りがピナレロにはあったのでしょう。
らしさの象徴としてこの「ネオール」をラインナップし続けてきました。
2020年の今、流石にカタログ落ちとなっていますが、逆にちょっと貴重な感じ
に思わせてしまう・・・そんなところもピナレロの魅力なのかも。
〇PINARELLO NEOR TIAGRA
¥209,000-+TAX → ¥ASK!!
やけに短いヘッドチューブと水平に近いラインのトップチューブ。
深い前傾姿勢を強いる伝統的なピナレロジオメトリーで、エントリーグレード
とはいえ容赦がないこの感じがたまりません。
逆に言えば、その分走りもしっかりピナレロしているということなんですが。
フルカーボン化されたドグマやパリ時代を思わせる、ボリュームのある前三角
にうねりの大きいカーボン製のフォーク&バックの組み合わせ。
ピナレロらしさがこれでもかと詰まったフレームデザインは、今見ても古さを
感じさせない秀逸なもの。
金属フレームならではのシャキッとした乗り味とONDAフォークの切れ味鋭い
ハンドリングの融合・・・想像するだけで楽しくなってきます。
搭載コンポはシマノのTIAGRA(2×10速)、エントリーグレードと考えれば
十分なスペックです。
この角度からだとわかりにくいのですが、チェーンステーの根元がBBシェル
と同じくらいの太さ。興味があったのでちょっと測ってみたのですが・・・
BBシェル径が43mmで、チェーンステーの高さが46mm!
これだけゴツければ加速にもかなり効きそうですが、その分乗り味もハード。
カーボンバックが必要な意味がわかりました。
フレームサイズは42と44。
おおよその適正身長は、どちらも160cmくらいでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)
濃厚なピナレロテイストが味わえる貴重なエントリーグレード「NEOR」。
初めての1台がピナレロ!なんて羨ましい限りです。