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2020/11/22 14:28
大好評に終わった昨日のヤマハ試乗会。
で、試乗車回収のタイミングまでちょっと余裕があったので、通勤ルートを
実際に走ってみて、E-BIKEならではパワフルさを体験してみました。
〇YAMAHA YPJ-EC ¥260,000-+TAX
ロードバイク的なERもあったのですが、ロード乗りとして評価にバイアスが
かかりそうな気がしたので、クロスバイクタイプをチョイスしました。
〇まずは見た目。
バッテリーとモーターの存在感が大きい・・・最新型のE-MTB「MT-Pro」の
スタイリッシュさを考えると、次世代モデルには期待できそうです。
〇乗ってみての第一印象。
「ウチは電気屋でもITでもなく、発動機屋で乗り物屋」とヤマハの営業さんが
力説していたので、まずはアシスト「オフ」でスタート。
持ち上げてみると信じられないくらい重いのですが、走り始めるとその重さは
あまり気になりません。
重心が低くタイヤも太いので基本特性は安定傾向。ただ動きにダルさはあまり
感じられず、普通のクロスバイクの感覚でギアチェンジをしていけば、普通に
30㎞/hくらいまで加速していきます。
フレームサイズが小さかったのもありますが、インパネを見る際の視線移動が
かなり大きかったので、ここはアウトフロント化したいところ。
〇加速性能。
アシストオフから「ECO」モードに上げると、じんわりとアシストされている
のが感じられるようになります。
溢れ出るパワー!というほどでないので、ギアチェンジは必須。人力メインの
スポーツライドを文字通りアシストするバランス型ならこれかも。
次に「STD」。ランプがグリーンからブルーに変わってE-BIKEの本領発揮。
ゼロ発進からの加速も力強く、多少のアップダウンもモーターパワーと勢いで
あっさりこなせてしまいます。
反面スポーツ感は減少。レアケースかもしれませんが、極低速域での短距離&
急坂&タイトコーナーでは加速のコントロールが難しめ。
とはいえアシストバイクに楽さを求めるなら、この「STD」モードがメインと
考えておいて間違いなさそうです。
最後に「HIGH」モード。
家の裏の7~10%程度の急坂に持ち込んでみましたが・・・E-BKEってスゴい。
普段インナーローでひいひい言いながら登っている坂道を、スイスイと登って
いきます。メーターを見るとなんと17㎞/h!
気持ち強めにペダリングをすると力感も増したので、モーター側の余裕はまだ
ありそう。25㎞/hのアシスト終了まで、もう一段速度を上げられそうです。
〇総括。
アシストありきの走りではなく「ベースバイクがしっかりと走る」というのは
デビューモデル「YPJ-R」からも感じられたので、これはヤマハならでは特徴
と言っていいのでは。
ロードバイクの時のようにスピードの上げ下げに対して神経質にならずに済む
ので、走りに余裕が生まれるのも意外な発見でした。
平坦では30㎞/h(アシストなし領域)巡行もどうにかこなし、登りは得意分野。
超ハイスピード領域を求めないのであれば、結構色々と楽しめそうです。