日本最大級のスポーツサイクル専門店!関西地区品揃えNo.1ショップ!
2021/08/30 21:34
今やDISCブレーキが主流となり、リムブレーキモデルは影を潜めていっている感がありますが、それでもDISCブレーキだけでなくリムブレーキホイールにも力を注いでいるブランドはあります。
その1つとしてMAVIC(マヴィック)があげられます。
今回はそんなMAVICの上位カーボンホイールを同ブランドを使いまくってきた私がインプレッションさせて頂きます。
目次
MAVICはキシリウムエリートに始まり、キシリウムSR、コスミックカーボンSL、キシリウムプロエグザリット、コスミックカーボンアルチメイト、アクシウム、キシリウムエリートUST、コスミックプロカーボンSL UST・・・と多くのMAVICホイールを使用してきた私の感想。
前回のコスミックプロカーボン SL USTとはまるで別物!
真打ち・COSMIC SLR 40
¥275,000(税込)→ワイズロード 特別価格¥247,500(税込)
タイヤはマイナーチェンジしたもののそちらも私は体感済みですので、ホイールそれ自体の差をモロに感じます。顕著な個所は「ホイール剛性」でしょう。ホイール剛性の大部分はリム剛性に起因する為、ほぼリム剛性の差といっても言いかと思います。
この後詳しくご紹介させて頂きますが、ホイール前後重量が1,390ℊとこれまでよりも100ℊ程軽量(コスミックプロカーボンSL USTとの比較)なこと。またリムテープも不要となり更に50ℊ以上は軽量化!それも相まって前作よりも明らかに初速~中高速~高速域と全速度域が速い!この速いというのは抽象的な表現になりますが、軽い力で漕いでいても滑空感がある。軽い力で35㎞/hが出ている。(コースと風向きにもよる)また速度維持が断然楽!というところになります。
上りはこれまでのコスミック(プロカーボンSL UST)を圧倒します。
振りの軽さというよりは、振りの速さ。縦のリズムは顕著に速く、慣れが必要かもしれませんがダンシング時は体重を預けていくだけでホイールがスッと進んでいく程です。
MAVICの特許【FORE】テクノロジー。
チョー簡単にお伝えしますと、本来必要なニップルをリム内部に用意することでリム外周部を軽量化。(当然スポークは専用設計になります。)それによりニップル調整用の穴とニップル穴が不要となり強度アップ、これまでにない剛性を可能としました。
これが1,390ℊを可能にし、剛性アップを実現させたこれまで採用できなかったMAVICの技術の真骨頂!
縦の剛性はもちろんですが、横剛性も格段に上がっておりワインディングのコーナーリング、高速コーナーでも全くよれを感じず、チューブレスシステムとの合わせ技でコーナーの抜けもメチャ速い(ように感じます。)!
コスミックSLR40は剛性が上がり、速いだけのホイールではありません。
剛性が高い≒乗り心地の悪さをUST(チューブレス化)によるチューブ不要と低圧化により乗り心地の悪さを見事に打ち消しております。よく考えらていると思います。
リムだけあればいいという話ではなく、新しく作り変えられたハブに
単なる扁平ではなく、楕円のエアロスポークを採用。40㎞/hで4wもセーブ可能!パワトレをされている方にはわかるかもしれませんが、4wはめちゃくちゃ大きいです!
こういったもの1つ1つの技術、システムが全てあわさりトータルとしてのホイールを完成させております。
ずばり買いだと思います。リムハイト40㎜という抜群のオールラウンド仕様に1,390ℊという軽さと慣性の働きを両立させるベストバランス!ベスト重量!(あくまで個人の主観です)
チューブレステープ不要となる為メンテナンス性が向上!これは嬉しい!
乗ればわかる「走りが軽いMAVIC」。オススメさせて頂きます。
おわかりになるだろうか・・・?
タイヤの一部がザラついているようになっているのが。
幸か不幸かインプレッション中に見事にシュ~~と音が聞こえてきまして。
しかーし!
安心してください。数mmの穴ですと中に入っているシーラントが回転しながらその個所を埋めてくれるのでパンク知らず!(実際にはパンクしている・・・。)パンクした瞬間、空気は漏れていくのですが、その個所にシーラントが回っていき(回転しているので)空気の漏れを最小限に抑えてくれます。実際に5.4ber入れておき、塞がったときには4.3ber程。このあたりはチューブレスのメリットと見ていいと思います。
リムブレーキモデルの最終決定版!?お値段も比較的抑えめ!?
いっときましょう。