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2021/09/19 16:25
その斜度のキツさから「魔の山」とも呼ばれるスペイン・アングリル峠の名前を冠する割にはキャラクターがちょっとマイルドな気がします。
何と言っても最大斜度23.5%!を誇る超級山岳の筆頭なわけですし・・・
ピナレロのエントリー機につけられる伝統的な名前なので、そういうものと思っておきましょう。
〇PINARELLO ANGLIRU DISK TIAGRA ¥284,900-(税込)
大きくカーブしたスリムなリアバックはDOGMAベースのエンデュランスモデルだったかつての「K」や「KS」にも通ずるデザイン。
後輪側から来る硬さを和らげることで、だいぶ乗りやすい方向に振ってはいますが、基本的な乗り味はちゃんと骨太でピナレロらしさは濃厚。
使用されるカーボンはT600グレード。
ヘッドチューブの造形やダウンチューブに入ったリブといったディテールが、かつてのDOGMA2や65.1を思い出させてくれます。
今はデザインの軸足がエアロ路線に向いたとは言え、かつての「らしさ」を古い物だからと言って切り捨てたりせずにちゃんと活かしてくる。
そういう所はやっぱりイタリアブランドだなぁと強く感じます。
搭載コンポはTIAGRA(2×10速)+油圧ディスクブレーキ。
あくまでも個人的な見解ですが、PARISはどちらかと言えば競技色が強い本場のグランフォンド向け。
マイペースでのサイクリングなら、このANGLIRUの方よりフィットするように思えます。そう考えればティアグラでも何の問題も無いのかも。
フレームサイズは52。
おおよその適正身長は175cmくらいでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)
どちらかと言ったら「アランベール」とでも名付けた方が良い気がするのですが・・・バネストチームのこともありましたしフランスの地名よりはスペインという気分だったのでしょう。
肩の力を抜いて乗れる、貴重なピナレロ「ANGLIRU」。
セカンドバイクのつもりで手に入れたのに、気づいたらこっちがメインのようになっている・・・なんてことも十分にあり得そう。