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2021/12/09 18:02
近年人気を集めてきたスポーツバイクブランドにNESTO(ネスト)がございます💡
人気車種のガベルに代表される金属フレームの車体を得意にしておりまして、
コストパフォーマンスが良好との評判もございます。
そんなネストの仕事ぶり、玄人目に吟味してみるとどうでしょうか?
ロードバイクのエントリーモデルを使って掘り下げてみます♪
2021年型 NESTO(ネスト)
ALTERNA(ネスト)
定価99,550円税込
ブルーのサイズ430を展示中!
大まかな適正身長は150~165cmです。
(詳しくはバイオレーサーで測定致します)
ネストのラインナップにはロードバイクも複数ございますが、
こちらのオルタナはエントリーモデルを地で行く車体。
アルミフレーム×リムブレーキコンポのオーソドックスなスタイルのロードバイクです。
使われる素材は6061系統のアルミ合金。
ロードバイク用のアルミ合金素材では最も定番のもので、
やや粘りがあるので振動吸収に優れるとされています。
ここまでの話ですと、一見地味で素朴にも見えるオルタナですが…
近年ちゃんと人気を集めています💡
この車体でロードバイクの世界に繰り出すビギナー様が増加中♪
「掘り下げてみます」と言いつついきなり結果を言ってしまうわけですが、
人気の秘訣は「キッチリ作ってる」に尽きると思います(●´ω`●)
そんなネストのオルタナの、
「キッチリ作った」特徴を列挙していきます!
玄人目にはこう見えるという分析をご査収下さいませ<m(__)m>
① 振動吸収機構「FLEXOR(フレクサー)」
オルタナの最大の特徴はフレームのリア三角にあります。
特にチェーンステーで顕著ですが、
扁平形状に成形されたアルミパイプを使っています。
これはフレームの振動吸収性を高めるための工夫になります。
こうした扁平形状のパイプは縦方向にしなりやすくなりますので、
タイヤを介して地面から伝わって来る振動を緩和できます。
フレーム素材を問わずロングライドモデルに多く採用される工夫ですが、
オルタナはリアバック全体にこの形状を採用しました。
10万円前後のエントリーモデルでは珍しいこだわりの加工です!
② テーパードヘッドでハンドルまわりもガッチリと
フルカーボン製のフロントフォークが増えてきて以来、
この形状のヘッドチューブも増えました。
今ではロードバイクのフレーム設計に欠かせません。
「テーパードヘッド」は上下異径のヘッドチューブのことです。
画像ではわかりにくいですが、ヘッドチューブの下側が上側より太くなっています。
ここの剛性を高めることで加速性能と直進安定性を高めようという工夫ですが、
フロントフォーク周りの重心もやや下がり、コーナリング時の横方向の操作もしやすくなる傾向です。
本来ヘッドチューブはフロントフォークと合わせてフレームの操作性に大きく影響する部位。
こだわって作ってくれるに越したことはありません。
この価格帯の車体にも抜かりなく。
いい加減に作っていない事がここの造形から伝わって来ます。
③ SORAながらフルセットで搭載
オルタナに載せられるコンポーネントセットは
シマノ製R3000系のソラ。
それこそエントリーグレードのコンポですが、すべてのパーツをソラで統一します。
定価設定を低く抑えるために、ブレーキやクランクを他製品と混ぜるミックスセットをたまに見かけますが…
そうしたコストダウンは一切されません。
車体の基本性能が劇的に変わるところではありませんが、
統一感と若干の高級感がでる良い構成です♪
コンポーネントセットは所有欲や使ってみての満足度につながる部品。
やはりひと工夫あるとありがたいものです(●´ω`●)
総じてこのオルタナ、
「普通に作ってもいいのにこだわった」点や、
「妥協できるのに手を抜かなかった」点が散見できる車体です。
玄人目に見ると、キッチリ作ってるんですよねぇ(●´ω`●)
自転車業界の年末は、通例ですと年度モデル入れ替えの時期。
今回のオルタナも例に漏れず、今年度モデルの最後の入荷を迎えております。
現行モデルの在庫はそろそろ最終便。
次年度モデルが既に発表されておりまして、新色がかなり綺麗なのですが…
コロナウイルスの影響によるパーツの供給難と原材料費の高騰により、定価設定の引き上げが行われる事態となりました( ;∀;)
メーカーさんの頑張りで親切な定価設定の販売となりますが、それでも値上がりは痛いもの。
貴重な99,000円台のオルタナというわけでございます。
希少になりがちな小さめサイズでもあります!
予算とサイズがご希望に沿うようでしたら、是非店頭でご確認下さいませ<m(__)m>