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【インプレッション】噂のフックレスの能力は如何に?
by: 大阪本館

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DISCロードに乗り、真っ先に考えたことはホイールどれにしよう?です。個人的にリムハイトと重量が一番の要であり、今回はその両方を満たし最有力にあげたホイールのインプレッションをお届けいたします。

新時代を象徴するテクノロジーとなるか?

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ZIPP303 FIRECREST(以後簡略化しFC)

 

ZIPP 303 FIRE CREST TUBELESS DISC ¥257,510(税込)

リムハイト40㎜
重量1,352g
リム内幅25㎜

個人的にリムハイト40mm以上はマスト。見た目のカッコよさという理由もありますが、それよりはエアロ効果の方が大きく40mm~50mmが私の中では扱いやすいリムハイト。60mm前後という選択肢もなくはないですが、山、峠でのクライミングではリムハイトが高いと重心の移動・・・ダンシング時に不要な力を使ってしまうのでこの辺りは自身のスタイルにあわせて選ぶのがいいかと思います。。

また重量も1300g~1,500gあたりが最も扱いやすいというのが、これまでの私の経験上からくる選択となります。

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この303FCは両方をクリア!だったらもうコレでいいじゃないかとなるのですが、懸念もあります。 

2つの不安要素

①フックレスのデメリットは?

②MAX5気圧からくるタイヤのよれによる抵抗損失は?

 

実際に使用して検証した結果

①個人的なデメリットとしてはぶっちゃけ、タイヤ重量でしょうか。28cクラスになると280g程。探せば軽いものもあるでしょうが、
メーカー指定タイヤがあるのでそこの中からチョイスとなるので使用タイヤは限られます。
パンクした際ですが、緊急時はチューブを使用してもよいとのことなので特段心配はしていないのが正直なところ。
MAX5気圧なのでそれ以内での運用であれば可能なのでしょう。指定空気圧を超えて入れ続けるとタイヤが外れます。

②フロント3.8/リア4.0が私の好みの空気圧。
低圧運用が可能ということでタイヤのよれを心配していましたが、リム内幅が広がることにより取付たタイヤも寸法が広がり、結果、よれ(タイヤの変形率を抑え、エネルギーロスを減らす)を少なくするという理論。体感してみると本当にその通りで低圧ながらタイヤが潰れる、よれるという感じはなくむしろ、『低圧による跳ねない速さ』が光ります。
平坦はもちろん、下りはエアロフレームということを差し引いても超速い。
そこに加えて28C×チューブレスの低圧はまさに無敵。

フックレスリムのメリット

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上記に記載した内幅ワイド化によるタイヤ寸法の拡大化によるタイヤのよれなさ。またフックレスリムが可能にしたリム内幅25㎜という超ワイド化は実は横風、斜め風にも強いという調査機関による検証実験結果。

フックレスによりタイヤとリムとの段差が無くなることによる空力UP!これに関しては速さそのものを感じられるのでそうなのでしょう。

例えば他ホイールで重量の軽いタイヤを使うことによる重量面でのメリットなのか、それとも28Cでの303の跳ねない速さ、ワイド化によるエネルギーロスの軽減なのか、どれが正しい答えなのかというのは明確な答えをもちあわせておりません。
しかし、前後1,352g(実測1,380gチューブレステープ含む)+28Cタイヤ(片側280g)+シーラント(片側30g。実際には膜が形成されるのでもう少し軽いでしょうか。)はホイールの軽さが際立ち、発進、加速は28Cとは思えない軽快さをみせます。

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タイヤを変えて乗り味を試したりもしました。

ワインディングロードでは低圧と28Cの恩恵を。見通しの良い下りではそこに跳ねない速さ、加えてZIPPのディンプル加工によるエアロ効果という速さが加わりメチャクチャ速いです。

このホイールの気になる点としてはやはりタイヤを選ぶところかなと。

①28C~の運用であるという重量面が気になる。
②使用可能(メーカーが認めている)なタイヤが限られている。

この2点を除けばホイールの最先端を走っているZIPPのフックレスは間違いないかと思われます♪

 

ちなみに4月からはお値段あがります。

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