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2022/04/16 20:25
桜の季節は過ぎてしまいましたが、ホイールのインプレッションをお届け致します。
今回はおそらく多くの方が気になっているであろう新型アルテグラホイール。これまでよりも洗練されたルックスにリーズナブルな価格。
その実力は如何ほどのものなのか?
『WH-R8170 C50』 ¥157,300(税込)
重量:F698g/R872g TOTAL 1,570g
リムハイト50mm
マットブラックのリムにマットのロゴとシンプルながら洗練されたデザインをもってきました。どんな車体にも合わせやすいですし、価格的にも手の届きやすい価格帯ですのでシマノさんもよく考えているなと。
使用タイヤはヴィットリア コルサ25C。リム内幅21㎜ということでタイヤ装着時のタイヤ幅は28mmとなります。
リム自体も当然ながら空力を考えられており、横風、ヨー角に対しても影響を受けにくい設計となっています。
走り出しはまぁ・・・普通ですw。
重くもなく、軽さも感じずという価格帯を考えるとこんなもんでしょう?的な走りだし。上に記述した通りでエアロ効果と1,500g台の重量という絶妙な重量が相まって速度が出始めてからの乗り味は50㎜のディープホイールそのもの。
脚あたり感が絶妙で踏んだ際に返されるような剛性ではなく、上手くしなってくれる感があり「自身の力で高い巡航速度で走れている」を体感できることかと思われます。時速30㎞/h巡航は50㎜ハイトのおかげと1,500g台ということもあり慣性が働き速度も落ちにくい。15万円台のホイールと考えると出来は非常にいいかと思われます。
唯一は上り。斜度が10%を超えてくると正直重さを感じます。例えば、これが近い重量のローハイトホイールと比較したとしても、リム重量、50㎜ハイトによる慣性なのか、もしくはどちらもなのか(シマノはリム重量未公開)、後ろに引きずられるような重さを感じます。
見た目は迫力があり、どんな車体にもあうデザインですし最高です。
『WH-R8170 C36』 ¥157,300(税込)
重量:F657g/R8731g TOTAL 1,488g
リムハイト36mm
R8170シリーズでいうとこちらの方が動的性能は高く扱いやすさもあります。リムハイトが36㎜なので当然と言えば当然ですが、上りが50㎜と比較するとかなり違います。重量差は勿論ありますが、それよりもこちらはハイトによる慣性の方が強い気がします。クライミング時の踏みやすさ、剛性、進んでいる感触、ローハイト並に上りやすいです。
36㎜とセミデーィプの分類ですが、ローハイト並みの扱い易さがあり、それでいてC50まではいかないまでも空力性能もあるので、山をメインで走る、オールランドとして1本でこなしたいのなら、アルテグラグレードで言えばコチラをオススメします。
見た目も悪くないと思います。
DURA-ACE R9270シリーズはまた別物になりますので、今回はULTEGRA WH-R8170のインプレッションとさせて頂きました。
15万円台のカーボンDISCホイールとして練習用、ロングライドとしては抜群にいいモデルではないでしょうか。