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2022/04/22 16:39
「リムブレーキ仕様のゾンダは奇跡のバランスだったんだなぁ・・・」
ゾンダDBに試乗した時、しみじみと思いました。
目次
〇CAMPAGNOLO ZONDA
¥79,200-(税込) → ¥67,320-(税込)!!
ゾンダDBの1,675gに対して、こちらは1,540gとさらに軽量。
フロントのスポーク本数が少ないので、軽快感と空力特性も上。
さらに9mmクイックなので、剛性感も高すぎることなく程々。
「扱いやすい高性能」という点では、やはりリムブレーキ仕様の方に分があると言わざるを得ません。
リムハイトを前後で変えているのも、カンパのアルミホイールの特徴。
フロントは24mmで軽快感&ハンドリング重視。
リアは27mmとすることで剛性&加速性能重視。
共有してしまえば手間もコストも抑えられるのに敢えてそうしないというカンパのスタンス、嫌いではありせん。
インナーリムにスポークホールがない「MO-MAG」構造は、ゾンダ以上のグレードにのみ許されているテクノロジー。
シロッコ以下のグレードと比べて段違いに硬くて強いリムを得たことで、カンパらしい転がりのスムースさがさらに際立ちます。
唯一残念なのは、チューブレス(レディ含む)には非対応というところ。こんな見た目なのに・・・
フロントはラジアル組み、リアはお約束のG3スポ―キング。
左右のスポークテンションのバランスを整え、エアロ効果も高く、独特の加速感を生み、さらに見た目もカッコいい・・・と言う事なし。
DBと比べると、リムブレーキのZONDAの方がこの「G3っぽい加速感」が濃いような気がします。
ディスクブレーキが主流となってきて、こういった良質なリムブレーキ用ホイールの存在価値がどんどん怪しくなっています。
ラインアップから完全に消えてしまうことはないとは思いますが、選択肢が少なくなっていくのはまず避けられないでしょう。
リムブレーキにはリムブレーキの良さがある。ということで、上手いこと共存できればいいのですが。