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2022/07/24 14:13
正直に言うと。このタイヤの第一報を聞いた時、いちコルサファンとしてちょっと微妙な気分になりました。
でもよくよく話を聞いてみると・・・実はかなりの意欲作なのでは。
〇VITTORIA CORSA NEXT G2.0(26C/28C)
¥7,997-(税込) → ¥7,198-(税込)!
みんな大好き、いわゆる「コルサっぽい乗り味」の元となっているのは、極細でしなやかなコットンケーシング。
それを捨てたコルサは、もはやただのルビノ・・・
ただコットンケーシングの場合、タイヤを軽く作りたくても構造上の限界があります。25Cで255gもあるのはやはり大きなマイナス要因。
グラフェンコンパウンドを使った軽量なレーシングタイヤを作りたい、となった場合コレが最善の手なのは間違いないですし、今後のTLR展開にもこの軽さが有利に働くはず。
ヴィットリアジャパンによれば、想定しているライバルタイヤはコンチの「〇P5000」なんだとか。それを聞いて理解&納得しました。
同じイタリアブランドのコルナゴで例えると、コルサは伝統的な製造方法を重視したC68。NEXTは今のレースシーンを重視したV3-RS。
コルサを頂点と考えた場合、一つ下のクラスに位置付けられるのもやむを得ないのかもしれませんが、実質的には個性が違うダブルフラッグシップタイヤというイメージです。
手元にあったコルサコントロール(TLR)と比べてみました。
ケーシング+トレッドという構造がハッキリしている左に対して、右側は一体成型の普通のクリンチャータイヤといった印象。もはや別物です。
ちょっと重くてフワフワしたコルサっぽい乗り味が苦手で・・・という方でも、これなら大丈夫なのでは。
しなやかさと転がりの軽さで既に高い評価を得ている「コルサ」に甘えることなく、新たなチャレンジをしてきたヴィットリア。
その名が示すNEXTな走り、これはぜひ実際に試してみたい!