日本最大級のスポーツサイクル専門店!関西地区品揃えNo.1ショップ!
2023/01/14 20:14
こんにちは!大阪本館の金子です!
皆さまパンク修理などでタイヤやチューブの交換をされたことはありますか?
スポーツバイクに乗られている方ならいつかは経験する事となるパンク修理。
もちろんお店でも作業を承ることは出来ますが、走りに行った出先でパンクをしてしまいその場から動けなくなってしまう、なんてことも考えられるかもしれません。
そんな時にご自身で対処できるスキルを持っていると遠出した時にも安心できますし何より経済的にも◎
ぜひそのスキルを身につけ楽しいバイシクルライフを送っていただきたい!
そんな思いから、今回は先日新入社員向けに開催したタイヤチューブ交換の研修の様子をお届けします!
ご参考にしていただけると幸いです。
今回はマヴィックのキシリウムSL DISC USTにコンチネンタルのハイエンドレースタイヤ、GP5000(グランプリ5000)をインストール。
新品のタイヤ交換となりますので、すこ~~~しだけ難易度が上がる仕様です。
(チューブレスレディホイールに新品のタイヤなのでタイヤを嵌めるのが若干硬め)
果たしてスタッフ達は無事交換することができるのか。。。
まずは古いタイヤを外していきます。
タイヤレバーを用いてタイヤのビードと呼ばれる部分を外に外していきます。
穴の開いたチューブを取り出す際は気を遣う事はないですが、タイヤのみ交換でチューブを再利用する場合は要注意ポイントが。
タイヤレバーでタイヤを外す際に中のチューブを一緒に嚙みこんでしまうとチューブに穴が開いてしまうんです。
中のチューブを嚙みこまないように確認しながらレバーを差し込み外していきます。
(特に軽量の薄いチューブは噛みこみやすい。。。)
外れました!
次は新しいタイヤをセッティングしていきます。
一部のモデルを除きほとんどのタイヤは進行方向の指定があります。
タイヤサイドに書かれているので必ず確認してからセッティングしてください。
タイヤの形を整えて、まずは片側のビードをタイヤに嵌めていきます。
片側のタイヤを嵌めた状態で、次はチューブを入れていきます。
チューブがリム内によじれて入らないようにまずはチューブに少し空気を入れます。
(よじれて入ってしまうと空気を入れた際に破裂します。)
ポイントはチューブの輪っかが整うくらいの量を入れる事!
チューブが大きく膨らむ程に空気を入れてしまうと輪っかが大きくなりすぎて上手く入らなくなります!
軽く輪っかが整う程度で大丈夫です!
ホイールにバルブを通し、チューブをリムの中に収納していきます。
この時、タイヤ側にチューブ全体を入れて、タイヤを揉みこむようにしてリム内に収めていくとやりやすいですよ!
リム内にチューブが入ったらよじれていないか確認!
よじれていないことが確認出来たら最後にして難題。タイヤを嵌めこんでいきます。
まずはビードをホイール半周分程入れていきます。
半分から先は徐々に嵌めるのが硬くなっていきます。
タイヤを引っ張りたるみを作り、嵌っていないタイヤの方へ寄せてあげます。
この時にチューブに入れた空気も抜いておきます。
少しでも余裕を作り、嵌っていない方へたるみを作ってあげます。
たるみを制するものはパンク修理を制す。今考えつきました。
それ程重要な工程ですので、しっかりタイヤを引っ張り、たるみを寄せて、ビードが嵌っているキワの部分から少しずつ入れていきます。
か、硬い。
手袋やウエス等を使って滑らないようにして入れるのも良いかもしれません。
最後は気合い!
入った!!!
おめでとう〜!!
しかしここで安心してはいけません。
これを怠りそのまま空気を入れてしまうと。。。
バーーーン。破裂します。😢
タイヤをめくりタイヤ内からチューブが飛びだしていないか確認します。
もし噛んでいたら、ほんのすこーしだけ空気を入れてタイヤを揉み込むとリム内に収まる事が多いです。
特にバルブの根元は噛みやすいポイント!
バルブをタイヤ側へ押し込んでみて、引っ込むようであれば噛んでいない事が多いですが、びくともしない場合は噛んでいる可能性大!しっかりタイヤを捲って目視で確認してみて下さい。
噛んでいたら、その部分のタイヤを持ち上げバルブを奥へ押し込んでみてください。
ぽこっとバルブが中へ引っ込むようになればOK!念のためもう一度噛んでいないかを目視で確認し、大丈夫そうであればようやく空気を入れられます!
タイヤに書いてある指定空気圧、もしくはホイールの指定空気圧どちらか少ない方を限度に空気を入れていきます。
ちなみに今回の場合はキシリウムSLの指定に添い、限界より少し少なめの5.5barまで入れていきます。(リム内径やタイヤサイズにより違う為、指定空気圧はメーカーのサイトやマニュアルをご参照下さい。)
空気が入ったらホイールを回し、タイヤが歪んでないかの確認をします。
チューブレスリムの場合は特にビードが上がりにくく歪む事が多いので、その際は空気圧をギリギリまで入れて、ビードが上がっていない箇所を指で持ち上げながら上げます。それでもビードが上がりきらない場合は別途ビードワックスというビードを滑りやすくする商品を使ったり、石鹸水などで滑りやすくして上げます。
歪んでいない事を確認して遂に。。
完成!!
皆無事に交換する事が出来ました!!
使い古したタイヤであればビードが伸びて脱着もしやすいので、まずは交換する前に古いタイヤで練習していただくと上達が早いかと思います!
タイヤチューブ交換のスキルを身につけて晴れやかな気持ちでロングライド等を楽しんで下さい👍
尚、当社ではYouTubeでもチューブタイヤ交換の解説動画をご用意しておりますのでそちらも参考にしていただけると幸いです。
それでは!ぜひチャレンジしてみて下さい!