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2024/06/27 08:14
こんにちは!大阪本館の金子です!
今年も各社ニューモデル発表の時期となりました!
ツールドフランスやその前哨戦で実践投入され注目を浴びる各社新モデルですが、今回はWILIERの新型バイクデビュー第二弾!
山岳でのリーサルウェポンとなりえるクライミングバイクが登場です!!
目次
数々の勝利をもたらせたクライミングバイクZEROシリーズ。
ZEROとしての歴史に幕を閉じ、2024ツールドフランスに合わせVERTICALE SLRとして新たにデビューしました。
その特徴はいかに。。。
LIGHTER THAN LIGHTESTをコンセプトに開発された今回のモデル。
フレーム単体重量は未塗装Mサイズで648g・塗装済みで720g
ZERO SLRが未塗装フレーム766.5gですので大きな軽量化を遂げています。
しかし、専用ハンドルやシートポストが多い昨今のハイエンドバイクにおいて重要なのはそのパーツ類を含めた全体重量。
フレーム単体だけで見たらこれより軽いフレームは存在します。
VERTICALE SLRはシステムでの軽量性が重要と考え専用パーツ類の軽量性にも重きを置きました。
その結果システム全体の重量では細かいパーツも含め1663g、フレーム・フォーク・シートポスト・ステムハンドルに限ると1419.5gと高い軽量性を誇ります。
またDURA-ACE/WILIER傘下MICHEのハイエンドホイールKLEOS RD仕様の完成車では実重量で6.5kgを達成しておりUCI認定を受けたバイクの中では間違いなくトップレベルの軽量性となります。
UCIルールの6.8kgを切る重量となる為選手たちはウエイトを付けないといけない程ですので、
一体どこに重りを付けるのだろう。。。と個人的には気になっております。
今後のレースを注視したいと思います。
(重量には個体差がありますのでご了承ください。)
重量だけをクリアするのであれば技術的には難しくないとWILIERの開発陣は語るそうです。
しかし、レースで勝つために必要となる高い反応性やフレーム剛性を保ち、尚且つ快適性や安定性を高めるにはかなりの苦労があったようです。
今回使用されたカーボン繊維は強度と剛性に優れた東レのトレカT1100とT800にねじれ剛性に強い高弾性率のM46JBカーボン。
強度と弾性率は本来トレードオフの関係にありどちらも高い次元で両立するのは難しいもので、バイクの剛性や設計に合わせ適材適所でブレンドし理想のバランスを作り上げていきます。
おそらくそれこそが難しいポイントで、メーカーにより設計思想が色濃く反映される部分だと思います。
VERTICALE SLRは400枚ものピースでそれらが構成されバイクを形作ります。
正確にこのピースを設置し成型するだけでも相当な技術が要求されるはずなのでそれだけでもかなりの苦労が想像できますね。
また、今回から新規採用された【アクティブモールディングシステム】により素材の硬化過程で発生する気泡を徹底的に除去し余分な樹脂を減らすことにより軽量化と剛性のUPに貢献しています。
一切の無駄をそぎ落とし計算され尽くした設計により成しえたバランスと言えそうです。
フレームワークはかなりシンプルで細身なルックス。
特にリアバックなど乗り心地に影響する箇所のフレームワークは非常にスマートです。
Rブレーキ台座は非常に細身。ダイエットの証が垣間見えます。
シートポストも細身で限りなく真円に近い楕円形状です。
専用のリアライトも付けられるようになっているようです。
スルーアクスルもMICHEにより新たにデザインされ軽量化されました。
前作まで対応していたスピードリリースのスルーアクスルシステムに非対応となってしまいましたが、その分軽量性と剛性に貢献しているので、速さに重きを置いたトレードオフとなったようです。
エアロ効果に寄与するハンドルは最近のトレンドであるフレア形状に変わりV Barとして生まれ変わりました。
フレアはブラケットポジションではエアロ効果を高める為ハンドル幅は狭く、下ハンドルはスプリント時でも力が入るよう広く設計されており、大多数のメーカーではハの字に幅が広がる形状となっております。このような設計のハンドルはプロトンの中でも多く見かける事と思います。
しかし今回のV Bar、他社と違うのはその形状。
ハの字のフレア形状とは違い、S字に湾曲する形となったフレアハンドルで左右合計30mm幅が広がります。
これは高いエアロ効果を発揮しつつも握りご心地のよさや力の入りやすさを考慮した形状だそうです。
ハンドル単体で見ると大きく湾曲しているのが見て取れますが、ブラケットやバーテープを付けると印象が変わり緩やかなフレア形状に見えます。
通常カラーはマットブラック/ラマートとレッドの2種類。
どちらもWILIERを代表するカラーで、らしさ全開の色使いです!
マットブラックはカーボン地が透けて見え軽量性に寄与しているのが伺えます。
差し色のラマートは数々のバイクに採用されてきた、いわばWILIERのアイデンティティを象徴する色。歴史と新しさを同時に感じる事が出来るカラーですね。
レッドもまたWILIERの印象が強いヴェルベットレッドを採用したカラー。
深みのある赤が高級感とスポーティーさを演出します。
どちらも人気カラーなのでハイエンドに相応しいラインアップとなりそうです。
チームカラーはフレンチトリコロールとチームカラーが見事に融合したグルパマ・FDJモデル。
2024ツールドフランス期間中はこのカラーではない限定チームカラーで参戦予定なので、その後のレースで見かける事になるカラーとなります。
アスタナ・カザクスタンはチームカラーとは全く違うハルクグリーンのカラーでツールドフランスを戦う予定。
ツールドフランス最多区間優勝記録を狙うエーススプリンターのマーク・カヴェンディッシュ選手のマイヨヴェールを意識したカラー?なのかと個人的には予想しております。
深みのあるグリーンでインパクト大ですね!
(画像提供:服部産業株式会社様)
Verticale (ヴェルティカーレ)SLR
レギュラーカラー レッド、マッドブラック/ラマート 2色
FDJチームカラー/グリーンは アップチャージ+220,000円(税込)
フレームセット
(Vバー ハンドルバー付) 販売価格1,045,000(税込)
完成車
デュラエースDISC Di2/MICHE KLEOS RD36 販売価格1,826,000(税込)
アルテグラDISC Di2/MICHE KLEOS RD36 販売価格1,644,500(税込)
フレームセット(Vバー付) \950,000(税込\1,045,000)
サイズ:XS・S・M・L・XL
付属品: V Bar ステム一体型カーボンハンドルバー、専用カーボンシートポスト
※チームカラーは受注発注
ツールドフランスでステージ優勝量産となるか!
サポートチームのアスタナ・カザクスタンとグルパマ・FDJを応援したいと思います!
それでは!ぜひご検討ください!