日本最大級のスポーツサイクル専門店!ウェアの用途別コーディネートをご提案!
2025/04/15 19:54

こんにちは!
今年も店頭で【富士ヒル対策】を 尋ねられる事が増えて、
「嗚呼、春が来たんだなぁ」とか思っている
新宿ウェア館 シューズ担当のゴシマ カイです♪
まずは皆様、富士ヒルの第一予選
【エントリー峠】突破おめでとうございます。
相変わらず熾烈な争いが勃発し、
あっという間に受付終了となったらしいですね。
日本最高峰の霊峰【富士山】が舞台の
特別なヒルクライムレースですから、
出場したいヒルクラマーは沢山いらっしゃるのでしょう。
さて今回は【エントリー峠】を突破した皆様へ
【富士ヒル攻略法】のご案内を致します。
目次

正式名称は【「富士の国やまなし」 第21回Mt.富士ヒルクライム】
全部読むとめっちゃ長いんで略して【富士ヒル】ですね。
霊峰【富士山】の五合目まで伸びる
【富士スバルライン】を舞台とし、
総距離24km、標高差1,255mを登る
全国でも有数のヒルクライムレースです。
例年の平均完走タイムは1時間49分、完走率は98%と
過酷な道のりではありますが、マイペースに走り続ければ
完走することは決して不可能ではありません。
またある程度の走力があれば、
【ブロンズ】の獲得も見えてきます。
そもそも【富士ヒル】界隈でよく聞く
【ブロンズ】やら【シルバー】やらって何なの?
ってワタシも思っていたので改めて調べてみました。

どうやら【富士ヒル】は完走者及び、
一定以上のタイムで完走した方々へ
記念品としてコラムスペーサー
【フィニッシャーリング】を贈呈している様です。
ブロンズ:90分(1時間30分)切り
シルバー:75分(1時間15分)切り
ゴールド:65分(1時間5分)切り
プラチナ:60分(1時間)切り
ブルー:完走を果たした方全員へ
これが欲しいがためにエントリーした方も
決して少なくないはずです。
公式サイトに距離ごとの目安表がありました。
参考にしてみましょう。

大体5㎞、20分程度のペースを維持できれば
【ブロンズリング】獲得の条件を満たせるわけですね。
24㎞を1時間半、90分で走るとなると
単純計算で16㎞/hを維持……
これ、冷静に考えると結構きついですよ……
単に登りを16㎞/h維持して90分走るだけでも
中々にハードでタフなライドですし……
しかも今回登るのは日本最高峰の霊峰【富士山】。
計測開始地点に程近い富士吉田市ですら
標高は海抜約750mと高い場所に位置し、
そこから1,255m登って、
最終的に辿り着く五合目は海抜2,000m。

地球の大気圏では1,000mごとに約1気圧(1ber)下がるので、
僅か90分間で1気圧以上の気圧の低下、
つまり大気中の酸素の低減が起きるのです。
ただでさえ時間が経てば経つほど心臓は悲鳴を上げるのに、
登れば登る程に喉から手が出るほど欲しい酸素が減っていくんです。
標高を1,200mUPするのは、
獲得標高1,200mUPとは比になりません。
尾根幹なんかの1,200mUPとはわけが違います。
SNSを見てると皆当たり前の様に【ブロンズ】取った!
とか言ってますが、あの人達はかなり凄い事をやってます。
ワタシの様な自他共に認める【ヒル嫌いマー】からすれば
【富士ヒル】にエントリーしただけでもう勇者です。
冷静に【富士ヒル】を分析した数字を見ちゃって
【ブロンズ】どころか【完走】出来るかすら
不安になって来ちゃった方々。
ここからが本番ですよ、
ワタシ達自転車屋がただ皆さんを不安にさせただけで
話を終わらせるわけがないでしょう?
課題がいかに難しいか理解をする、
如何なる【対策】もスタートはここからです。
【富士ヒル】まで1カ月と少し、ご自身のペースでコツコツ走り込んで
体力を作っておくのは皆さん当然取り組んでいるでしょうから割愛!
今回は【対富士ヒル用】に非常に有効な機材投資のお話しをします。
【ヒルクライム】を速く楽にする機材投資、
軽いホイール、良いタイヤなどなどございますし
いずれもきっと有効ですが、’’最適解’’と言えるのでしょうか?

ワタシが考える【対富士ヒル用決戦兵器】は、
ずばり【ビンディングシューズ】です。
「ビンディングシューズなんてもう持ってるよ!」
という方の方がマジョリティでしょけど、
もう少しだけワタシのお話しに耳…
改め目を貸して頂ければ思います。
ビンディングシューズの重要性について、
皆さんはうまく答える事が出来ますか?
「引き足が使えるようになる」
が最もよく聞く回答ですが、
これはビンディングシューズの特性の
ほんの一部、最も分かりやすい部分を
切り取って話しているに過ぎません。
ビンディングシューズの重要性を
簡単かつ正確に表現すると……
これがビンディングシューズの重要性を
端的に言い表す適当な言葉だとワタシは考えます。
自転車を構成するパーツは沢山あります。

フレーム、リム、ハブ、スポーク、スプロケット、ハンドル、ステム、シートポスト、サドル、ボトムブラケット、クランク、チェーンリング、チェーン、ディレイラー、シフター、ブレーキレバー、ブレーキキャリパー、サスペンションetc……
羅列してみると本当に多い!
しかもこれでまだ一部です。
具体的に数えたことはありませんが、
「自転車を構成するパーツ点数は100個以上」
入社当時先輩から教えてもらいました。
実際そのくらいあると思います。#多分ね

しかしそれだけの構成パーツの中でも
脚で生み出した力を直接受け止めるのは
唯一ビンディングシューズのみです。
ビンディングシューズのクオリティの差で生じる
’’走りのクオリティ’’の差は極めて甚大、
同価格帯のカスタムパーツのそれを優に上回ります。
パワーロスの少ないビンディングシューズ、
これを用いればそこそこのスペックの完成車でも
まぁまぁなクオリティで走れます。
そして数百万のロードバイクのポテンシャルも
パワーロスの大きいシューズを用いれば
みるみると半減してしまします。
ワタシは声を大にして皆さんへお伝えしたく、
当記事を現在執筆しておりますし、
なんならそのためにウェア館のシューズ担当をやっています。

シューズの重要性はきっと伝わったはず、
ワタシは皆さんを信じます。
じゃあ具体的にどのシューズがいいの?
足の形に合うかどうかは試着しないと分からないので、
【どの価格帯のシューズが良いか】でお話しを勧めます。
最低限このくらいのスペックは欲しいよね、
のボーダーラインは一部例外を除いて
【税込3万円以上】でございます。
このラインから上の価格帯は
エントリーモデルとは異なり
グッと走行性能が向上します。
特に変わるのは
・シューズのホールド感
・アウトソール剛性
の2つが激的に向上します。
いわば【如何に力を逃がさないか】が決まる
重要な部分が激的に変わるのです。
ここからは予算別に例をご紹介します♪
エントリーモデルから買い替えたいが、
予算はなるべく抑えたい方向け。

最小限の投資で可能な限り高い効果を望むなら
最低限この辺りのスペックは欲しいところ。
3万円~4万円後半辺りの価格帯が該当します。
ダブルダイヤルでしっかりホールドが出来て、
高剛性のカーボンもしくはコンポジットソールになり
エントリーモデルとは一線を画す伝達効率を発揮します。
ワタシはこの子達を
【自転車競技初心者向けシューズ】
と呼んでいます。
頑張れば買える価格帯ながら
レースレベルで戦っていける、
レースデビューには丁度良い子達です。
ミドルグレードにも色々種類はございますが、
今回は例として代表的な3種をご紹介します。

小売希望価格¥36,300-
⇩Y’sRoad特別価格⇩
10%OFF!¥32,670-!!!
ミドルグレードといえば!な超定番シューズ、
【SHIMANO RC7】の第四世代。
当店でもミドルグレード界では人気No.1です。
ダブルダイヤルで確かなホールド力を持ち、
カーボンソールでしっかりパワーを受け止める。
軽量性に優れ、スタックハイトも低い。
ミドルグレードに求めたい要素は
大体網羅していながら、
ワイズロードパワー10%OFFも相まって
価格は3万円前半に収まっている
非常にコストパフォーマンスに優れた1足。
まさに「迷ったらコレ」な逸品でございます。
あっ、もちろん「足に合えば」ですよ♪
小売希望価格¥33,000-
こちらは昨年11月発売の新作!
前述した【RC7】を時に凌駕する人気を誇る、
ワタシの今期イチオシのミドルグレード!
前作【REVOLUTION3】からナンバリングが外れ、
完全にフルモデルチェンジした【REVOLUTION】。

大きく変わったのはアウトソール!
前作はペダルエリアのみカーボンでしたが、
今作からはフルカーボンコンポジットに一新。
剛性指数を1段階強化する驚愕の進化を遂げました。
他にもあれこれ色々ブラッシュアップしているのに、
価格は¥33,000-税込に抑えてあります。
圧倒的なコストパフォーマンスを発揮する
ビンディングシューズ市場のバランスブレイカー。
まさに【REVOLUTION】、革命を起こしうる逸品です。
あっ、もちろん「足に合えば」ですよ♪

小売希望価格¥38,000-
1960年創業のイタリアの老舗【SIDI】
伝統を重んじ、未だにアジア生産ではなく
ルーマニアとイタリアの自社工場で生産し、
一つ一つ丁寧に製造するこだわりを穿つ
情熱とプライドの申し子。
往年の名作【GENIUSシリーズ】の最新型、
【GENIUS 10】は【SIDI】が守り受け継いできた
伝統的な靴づくりを色濃く踏襲した超硬派な1足。
ミドルグレードらしい剛性感とホールド感を持っており、
レースデビューやロングライドで大活躍間違いなし!
ワタシはとにかく【SIDI】の
’’丁寧なものづくり’’に惚れ惚れしてまして……
是非ね、インソールを抜いて靴の中にある
’’ラスティングボード’’を見て欲しいんですよ。
コレが【GENIUS 10】のラスティングボード。
これ、インソール抜いた後なんですよ。
インソールで隠れてしまう場所なので
ここの処理はそこそこに留めるブランドが多い中、
普段なら誰も見ないであろうラスティングボードすら
これほどまでに丁寧な処理をするこの靴づくりへの姿勢と情熱!
シューズ担当としては惚れざるを得ないですね、
足に合わないのが残念でなりません。
今持てる自身の’’全力’’をフルに発揮して、
少しでも良い結果を出したい方向け。

パワーロスを極限まで排斥し、
ピュアに’’速く走る’’為に創られた分
お値段もとってもレーシーな塩梅です。
大体5万円以上の価格帯がこれに該当し、
世界のトッププロのシグネチャーモデルが多くなります。
ポガチャル、マチュー、ガンナ
この3足で戦っている選手、中々の面子ですね。
しかし断じてプロ選手でないと持て余す様な
ピーキーな代物ではございません。
下位モデルと比べてパワーロスが著しく少なく、
その性能に見合った価格をしているだけです。
エントリーモデルからの買い替えも全然ありです。
あなたがどれほど’’速く走りたい’’と望み、
その切望にどの程度コストをかけられるか。
小売希望価格¥56,650-
⇩Y’sRoad特別価格⇩
10%OFF!¥50,985-!!!
泣く子も黙るシマノのフラッグシップロードシューズ。
シマノの最高峰ウェアシリーズ【S-PHYRE】の一角で
同シリーズの中では多分一番有名なプロダクト。
ダブルダイヤルとしなやかなアッパー、
狭く硬いヒールカップが極上のホールド感を発揮。
フルカーボンのアウトソールは
シマノシューズで最高の12/12を誇ります。
国内の草レースから全日本選手権まで、
日本のレースシーンで見かけない日はまずありません。
ライダーの「速くなりたい」という意思を
限りなく具現化する1足です。
詳細は新宿ウェア館最速の実業団レーサー
スタッフ山下のインプレブログをチェック!

小売希望価格¥59,800-
言わずと知れた生ける伝説、
昨年史上3人目のトリプルクラウン達成者
タデイ・ポガチャルのシグネチャーモデル。
トリプルクラウン達成を足元から支えた
超軽量ニットシューレースシューズです。
プーリー搭載のシューレースにより
ダイヤルを凌駕する密着感を従来品より素早く展開、
伸縮するニットアッパーが足に吸い付くようにフィット、
足が浮腫んでもアッパーが伸縮してオートマチックに対応、
ガッチガチのフルカーボンソールは抜群の剛性を発揮。
これまた超完成度の高いレーシングシューズながら、
極上の柔らかさを誇るニットアッパーは
他のレーシングシューズには無い
マイルドなフィット感としっかりしたホールド感を両立。
レースもロングライドもなんでもござれ!
な頼もしい1足です。
ポガチャルファンも、そうでない方もオススメ!

今月末にはDMTの試着会を開催予定!
こちらも合わせてご検討ください。

小売希望価格¥63,800-
こちらは人気沸騰中のNORTHWAVEのフラグシップシューズ。
【VELOCE EXTREME】、’’究極のスピード’’の名を冠し、
全ては「勝利を量産する」為に草案から生産まで
一貫してイタリアで誕生したピュアレーシングシューズ。

アワーレコード保持者であるフィリッポ・ガンナ、
193cmの長身から出す規格外のパワーで勝利を量産し、
「二番手では意味がない」と語る漢が満足出来る様な
圧倒的な剛性感とホールド感を【VELOCE EXTREME】は持っています。
近年は前述した【POGI’S】の様な
柔らかくマイルドなレーシングシューズが流行る中で、
【VELOCE EXTREME】はアウトソールもフィット感も
フィーリングは素直に「硬い」と感じるほど。
万人受けはしませんが、
好きな人はとことん好き。
【ピュアレーシングシューズ】という名前が
一番しっくりくる戦闘力マシマシシューズです。
是非お試しあれ!
ご覧の通り!
ビンディングシューズはドッサリ置いてます!
ビンディングシューズのご相談は
是非新宿ウェア館へお越しください!
迫る【富士ヒル】開催日。
富士ヒル前の大型連休である
ゴールデンウィークにみっちり練習したいなら、
買い替えるベストタイミングはまさに今!
1か月と少し、しっかり慣らしてから本番に臨めます。
是非お買い求めください!
A.むしろ楽ですよ。
これはペダリングが著しく乱れ、
ペダルの下死点で踏み込んでしまう癖が
直っていないと起きる限定的な現象です。
普通にペダリングしていれば気にしなくて大丈夫ですよ。
ソールの変形によるパワーロスが減り、
より少ないエネルギーでペースを維持出来るので
寧ろ硬いソールの方が疲れにくくなります。
ワタシは疲れるので柔らかいソールの方が苦手です。
詳しく聞きたい方はお店でワタシを捕まえて下さいまし。
また当店ではサイクリング用ソックスもあわせて試着出来ます!
日本の老舗ソックスメーカー【R×L】のサンプルを
複数種類ご用意しております!
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