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【スタッフバイク紹介】新しいロードバイクを買いました!【Wilier ZERO SLR】
by: 三上玄

こんにちは三上です。

実は最近新車を購入したので紹介いたします。
COLNAGO V2-rからの乗り換えです。

乗り換えた理由としましてはV2-rの前のバイクから使っているパワーメーターの不調やカーボンホイールのブレーキ面の摩耗が進んできたからです。細かいパーツであれば交換して使い続けることも可能でしたが、同等グレードのパーツで交換しようとするとそれなりにコストがかかるので思い切って新車を購入しました。

Wilier ZERO SLR

 Wilier ZERO SLR

 Wilier(ウィリエール)というイタリアのブランドの世界初のケーブルをフル内装した電動変速専用軽量ディスクロードです。マットブラックにホワイトロゴというシンプルなデザインですが、美しいロゴの書体にイタリアンブランドらしさを感じ惹かれました。

パーツ構成

コンポーネント

Wilier ZERO SLR

Shimano R8170 

高い性能とコストパフォーマンスの良さが売りのULTEGRAグレード。試乗会とかでDi2を使ったことがありましたが、しっかりとロングライドをしたことがありませんでした。変速がとても早く確実に決まってくれます。変速したいなーと思ってから変速が決まるまでがとても早く非常に楽。特にフロントの変速性能には驚きました。そしてスプリンタースイッチも搭載済み。下ハンを握りこみながらの変速は楽で安全です。

Wilier ZERO SLR

ギアはフロント52t-36t、リア11t-30tと定番の構成です。今まではリアのファイナルローが28tでしたが、もう一段階軽いギアとなりましたのでアウターだけで走れる幅が広がり峠のタイムも更新できています。また前作よりもチェーンの抵抗が低く感じます。R8000の時にブックプーリーを使っていたのですが、その時と同じくらいチェーンの動きが滑らかに感じます。

クランクはパワーメーター付きにチェンジ済みで、ペダルはDURA-ACEです。

ホイール

DURA-ACE C50

WH-R9270-C50-TL

憧れのDURA-ACEホイールにしました。ハイトは50mmでチューブレス仕様、重量は1,461gです。正直ローハイトの方と迷いましたが、フレームがクイックなハンドリングなのでハイトを高くして安定感をアップさせました。今までは40mmハイトと35mmハイトを使用していたのですが、50mmに変更したことで平坦の巡航が凄く楽です。特に追い風やドラフティングが効いている時は脚の重みだけで高速巡行できます。また爪タイプのラチェットではなくオープンラチェット式のDirect Engagementを採用しているので踏み込んでからの推進力に変わるまでが非常に早くほとんどロスを感じません。またバイクを振った時の剛性も高くグイグイ加速してくれます。そしてこのホイールの最大の特徴は高剛性で反応が良いのにも関わらず、わずかに優しさを感じる点です。非常に絶妙なバランスでライド終盤でも脚を残すことが出来ます。

タイヤは引き続きvittoria CORSA N.EXT 700×26cにしました。28cと迷ったのですが、フレームやホイールの性能の違いを体感するために同じ太さにしています。転がり抵抗の低さとバイクを倒した時のグリップ感は相変わらず最高です。しかしリムハイトが広がったことでとてもマイルドで快適な乗り味になりました。まるで太さを変更したような感触ですが、もっさり感は無くタイヤ本来の性能がしっかりと引き出せた結果なのだと思います。

ハンドル

Wilier ZERO SLR

Wilier ZERO bar

専用のハンドルステムでかなり軽量です。重量は420×100で330gと非常に軽量で優秀。今回はサイズを400×100を使用しています。ハンドルの形状は今まで丸ハンを使用していたので、持ちなれていないので慣れが必要です。

バーテープはコストパフォーマンスに優れたBBB BHT-01をチョイス。まだスプリンタースイッチの場所も変更する可能性があるためです。しかしこのバーテープ癖が無くて握りやすく軽量で更に巻きやすいです。このまま使い続けようかなと検討中。

サイコンとライトはREC-MOUNTで取付しました。純正品よりは重くなってしまいますが、ライトを格好良く取り付けしたいので定番のREC-MOUNT。

サドル

Wilier ZERO SLR REPENTE

 V2-Rから引き続きREPENTE QUASAR 2.0を使用。金属レールながら170gと非常に軽量です。クッション性も高くイタリアンな雰囲気が気に入っています。

ボトルケージ

Wilier ZERO SLR

こちらも引き続きELITE CUSTOM RACE PLUSにしています。使い慣れているものが一番です。

インプレッション

乗り始めて1ヶ月経ちました。

Wilier ZERO SLR

サイコンやライト・ボトルを外して重量7.44kgと十分軽量。コンポをDURA-ACEにしてハイトを低くすれば恐らくUCIぎりぎりくらいまで持っていくことも可能です。

Wilier ZERO SLR

フレームはパリッと硬く非常にレーシーな乗り味でハンドリングもクイックです。特に横剛性が高くバイクを振った時の加速力はすさまじく峠を登っている時のグイグイと進んでくれる感じは病み付きになります。V2-Rよりも重心が高い為、ダンシングのテンポが速い為乗り込まないといけませんね。

Wilier ZERO SLR

平坦の巡航性能は軽量でありながらケーブルのフル内装化によるエアロと50mmハイトのホイールの助けもあって気持ちよく速度を維持することが出来ます。そして軽量フレーム特有のピーキーすぎる感じは抑えられているのでヒルクライムだけでなくロードレースも楽しめます。

Wilier ZERO SLR
下りのコーナリングはディスクブレーキとスルーアクスル化のおかげでとても楽になりました。ブレーキの引きの軽さと効きの良さでスピードコントロールが自由自在です。コーナリング中もスルーアクスルのおかげで力が抜けない感じで、しっかりと路面をとらえてくれている感触が伝わってくるのでとても安心感があります。ディスクブレーキはレーススピードで活躍するのはもちろんですが、まったりロングライドで信号ストップを繰り返したり、ゆっくりなダウンヒルでより恩恵を受けられると思います。

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5年間COLNAGO V2-Rに乗り続けていたこともあり慣れておらず性能を発揮できてはいませんが、少しづつ性格が分かってきて進ませられるようになっています。乗りこなすのはまだ先になりそうですがとても速いフレームです。そして何といっても電動シフトとディスクブレーキのおかげで安心してロングライドを楽しめそうです。

皆様もディスクロードはいかがでしょうか?
とても楽ですし心配性なだけかもしれませんがサイクリング中にヒヤッとするシーンが激減しました。


  


 

 

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