【スタッフ試乗会】空前絶後のエアロロード！TREK MADONE SLRインプレッション
by: 前井翔伍

みなさんこんにちは。

新宿本館の前井です。

先日スタッフ向けの試乗会が開催されました。改めてこのような貴重な機会を設けていただきありがとうございます。

MTBもグラベルもトレックを乗りTREKを愛する私は、今回もMADONE SLRを試乗いたしました。前回も試乗したのにと思うかもしれませんが、今回はちゃんとサイズのあった52サイズを試乗することができたので乗ってみた次第です。前回感じた部分にさらにプラスαで感じることがありましたのでインプレッションしていきたいと思います。

TREK MADONE SLR GEN7

これが最新のエアロロード！

今作のMADONEの大きな特徴は、デビュー当時誰もが二度見した特徴的なフォルムであるISOFLOWであると私は思います。これは特に空力面では大きなアドバンテージになると考えます。前作のMADONEであるGEN6はヘッド周りで受けた風はシートチューブのあたりそれを左右に逃す構造になっていました。しかしIsoflowと呼ばれる空間をあえてシートチューブに設けることでヘッドからの流れをそのまま後ろに逃すことができます。さらに構造的にしなりもあるので乗り味の改善もされ、まさに一石二鳥の技術と言えます。その他の部分にも手が加えられハンドルはよりエアロにリーチはコンパクトな物になりました。新しいUCIルールが始まり今後こういったエアロロードがさらに増えると思うとワクワクが止まりません。

乗り心地としては縦剛性をしっかりと感じるどしっとした足回りですが切り返しでももたつくことはなく小気味良く登れます。重さはEMONDAのような軽量バイクではありませんので重量を感じますが走り出すとそこまで重さは感じません。またISOFLOWのおかげもあってか空走時に路面のざらつきなどは比較的なめるような印象になり、ロングライドにおいてもストレスなくサイクリングを楽しむことができると思います。ですが踏めば硬いのでしっかりと自転車に乗ってる方向けのバイクなのは間違い無さそうです。前回はよりエンデュランス味を強く感じたのでしっかりとレーシングバイクの片鱗を今回は感じることができました。おそらくサイズの違いからくるものかもしれません。