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【ワイズロードスタッフ試乗会】挑むは登り最速、峠最強
by: 伊藤 正樹

こんにちは、ワイズロード新宿本館の伊藤です。

先日11月2日に行われたワイズロードスタッフ向けの試乗会に参加して参りました。試乗会関係者及び出展頂いたメーカー様等、皆様には大変お世話になりました。

 

今回はスペインの老舗バイクブランド、ORBEA(オルベア)が誇るオールランド系ロードバイクであるORCA(オルカ)シリーズの紹介をさせていただきます。

 

まずはブランドの紹介から。

日本ではイタリアやフランス等の他の欧州ブランドや北米系ブランド、台湾・日本のアジアブランドに比べるとメジャーではないですが、ロードバイクにマウンテンバイクといったスポーツバイクだけでなく、シティバイクやキッズバイクまでも手掛ける欧州を代表する総合自転車ブランドの1つです。

スペインの北東部、フランスに程近くピレネー山脈の西側に位置するバスク地方を拠点とするオルベア。創業は1840年。元々は銃火器やそれに関する鋼管類を製造していましたが、1930年頃から自転車製造を始めました。スペイン内戦(ピカソの作品で有名な無差別爆撃を受けたゲルニカはバスク地方の町)から第二次世界大戦という動乱の時期を生き抜き、自転車製造だけでも90年を超える歴史を誇る、現存する自転車ブランドの中でもトップレベルの老舗ブランドです。

そのオルベアが2003年より展開しているレーシングロードバイクがORCA。20周年となる今年2023年に第7世代へとフルモデルチェンジしました。

 

ORCA M30i LTD (OMX)

orca omx1 (1)

ORCAシリーズのトップグレードOMXフレームを用いたピュアレーシングバイク。歴代ORCAはピレネー山脈に近い土地柄もあってか、登りに強いオールラウンドロードとして展開されて来ましたが、今作はより「軽さ」に重点を置いて開発されたとの事。

最上級グレードの完成車では、重量なんと6.7kgを達成!(フレーム単体で750g(53サイズ)、フロントフォーク単体で360g)

勿論、軽さだけでなく素早い加速や反応性、ハンドリング性能やパワー伝達系の強化、振動吸収性の向上等、クライミングバイクに必要な要素もブラッシュアップ。

orca omx1 (2) 

orca omx 

機能的重要度としては上記程高くはないとはいえ、ケーブル内装化によるヘッド周りの整流効果向上や内装型シートクランプをシートポスト後方に配置する等、エアロ性能も加味されたデザインになっています。

orca omx1 (6)

 orca omx1 (5)

全体のスタイルは実に軽量そうなスマートな形。現在のロードバイクデザインのトレンドであるエアロ効果や駆動効率の向上、振動吸収性にも有効なトップチューブとシートステーに段差を設けたドロップドシートステーではなく、敢えてスタンダードなトップチューブから直接繋がるシートステー形状になっているのが逆に新鮮。

そのトップチューブとシートステーの縦に薄い形状が、また軽量感と振動吸収性の高さを感じさせます。

orca parts

ちなみにこちらは先代(第6世代)ORCA OMX

orca 22 omx (1)

 orca 22 omx (2) 

orca parts2

先代は逆に現在のオールラウンドロードバイクのトレンドに沿ったエアロ効果の高そうな形状。こちらはこちらで流麗且つ力強いデザインでステキ。

ORCA M30 (OMR)

orca omr (1)

こちらはセカンドグレードのOMRフレームを用いたオールラウンドバイク。形状はトップグレードのOMXフレームモデルと同形状。重量はフレーム単体で1030g(53サイズ)、フォーク単体で410g。

orca omr (2)orca omr (4)

 orca omr (3)

 

ではインプレッション

試乗コースは平坦路(一部軽い上り下りのギャップあり)なので、ORCAらしさは軽さと反応の良さが解るくらいかな?といったところですが(そもそも競技志向ではなく、フィットネス的に乗るスタイル&年齢やら大病をやらかしているので無茶が効かない)。

ORCA M30i LTD (OMX)

漕ぎだしから軽い!かといってフラフラするわけではなく、しっかりと路面を捉えながら瞬時に加速していきます。ペダルからの入力に対して遅れなくスパンッ、スパンッとダイレクトに車体が反応。左右に振ってみると、これがリズミカルに反応してくれます。基本なだらかに舗装されたコースではありますが、幾らかラフな状態の路面に入っても嫌な振動が来ないので振動吸収性も良いのでしょう。コーナーもラインが乱れることなくターンが出来ます。流石にピュアレーシングモデルなだけはあって、自分程度の脚力では踏み抜けないだろう下回りの剛性感はしっかりあります。調子に乗って踏み込み続けるとそのうち脚にクるでしょうね。自分のスタイルではクルクルとペダルを回す感じで乗るといいのかもしれません。

ORCA M30 (OMR)

見た目は同じなので同じ方向性だろうけど、セカンドグレードとしての味付けはどうかな、と乗り出してみると、確かに基本は同じ系統なんですが、定番的な表現ですが「カドが取れた」乗り味になっています。入力に対しては打てば響くダイレクトな反応なOMXに比べてナチュラルに反応する感じ。剛性感もOMXのガシッとした芯の硬さが丸められた感じ。競技志向の人だと頼りない剛性感かも知れないですが、ホビーライドな人には足当たりが適度で乗りやすいかと。ロングライドもオッケーな快適性も感じられ、ロードバイク初心者から勝ちに行くとまでいかないまでもレースに参加したい、と思っている人まで対応できる間口の広いモデルではないでしょうか。

 

オルベアが満を持して投入しただけあって、ORCAシリーズは非常に意欲的なロードバイクになっていると思います。OMXとOMRでの住み分けもしっかりできているんじゃないでしょうか。OMXは登り最速、峠道最強を狙ったバイク。誰よりも速くゴールラインを目指す人に向けたモデルですね。方やOMRは軽やかに峠道や山岳路(勿論平坦路メインでもオッケー)を駆け抜けるバイク。レースでは確実にゴールを目指す耐久レーサー的なモデル。

(趣味丸出しで申し訳ないですが)ヒルクライムやダウンヒルが得意なクルマで例えるとOMXはタイプRやRS系といった軽さと速さを求めたストイックなスポーツカー。OMRは軽快ながらもGT(グランドツーリング)的な要素も備えたバランス型のスポーツカーといったところですかね。

 

最新モデルということもあり、新宿本館への入荷はまだこれから、といったところですが、少数ですがOMRグレードが入荷されている店舗もあるので、ご検討されてはいかがでしょうか。

新宿本館には、先代モデルのOMRグレードが少数ですが販売しております。スッキリとした上品なデザインやOMRらしい攻めすぎないスポーティさで人気です。こちらも是非ご検討を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  


 

 

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