【Cervélo】これでいい、いや、これがいい。【R5】
by: 松野海丸

いつもワイズロード新宿本館をご利用いただきまして誠にありがとうございます。先日の社内研修にてCervéloのR5に乗らせて頂く機会がありましたのでご報告です。

Cervélo R5

フレームセット価格 ¥899,800 （税込）

今回はコンセプト仕様ということでSRAM Red AXS E1 のXPLR 、1×13Sの特別仕様の試乗車をご用意いただきました。UDH対応のフレームというのも好印象で、専用パーツの流通性が確保でき、今回のバイクのように取り付けパーツの自由度が高いのも魅力的です。

最近少ない比較的シンプルな形状。それもそのはず、フレーム重量は56サイズで僅か651g、フォーク重量298gという軽量仕様。シンプルは軽い。それでありながら剛性とのバランス感も考慮して開発されたクライミングフレームです。

ホイールはENVEの特別品？でした。このバイクの総合力を底上げしているパーツたちです。

実際に走ってみると、これが非常に気持ちいい。踏んだとき、瞬間的なタメがあり、その後ビュンと加速してくれるのはいいフィーリングでしたし、過度な硬さを感じさせない乗り心地で中速域でも楽しめるいいバイクと直感が教えてくれます。

タイヤクリアランスはマックス34mmで、UDHといいトレンドをこれでもかと押さえまくった仕様に。これは楽しいバイクです。

QO社のGRAVAクランクセットも好調でカーボンクランクらしい粘りのある踏み心地は、フレームの特性と相まってより好感触に。デザインもイケてますね。

乗って楽しい、これはいじれるからで、いじれるというのはレース仕様はもちろん、快適性重視にも振れるし、軽量特化もできるし、コレ1台で何でもできる、そしてそれぞれで突出した性能を持ち合わせる、もうこれでいいじゃん、いいや、これがいいなと思わせてくれるバイクでした。個人的には今回の研修で最も大きい収穫、というか最も“よかった”バイクでした。

RED XPLR AXS仕様がおすすめ。自分がもし乗るのであれば、今回の試乗車のようにフロントを42Tにして、リアをワイドレシオに。タイヤは28~30前後を履かせて夢の軽量オールロードバイクが完成です。