【TREK】CHECKOUTに試乗してきた話
by: 太田瀬瑛

こんにちは、新宿本館の太田瀬です。発表からずっと気になっていたTREKのグラベルバイク、CHECKOUTO（チェックアウト）に試乗する機会がありました。凄く納得のできる良いバイクでした。

1 TREK CHEKOUT

TREK CHEKOUT

トレックから、ちょい前に発表されたフルサスのグラベルです。

想像より遥に圧倒的にアリ

ぶっちゃけ、試乗する前はちょっと疑っていました。「流石にオーバースペックじゃないか、、」って。見た目はMTB、でもハンドルはドロップ。盛り上がってきているグラベルバイクの中でも、ちょっと異質な存在だなって思っていました。最初からラックついてるし。
でも結論から言うと、走り出したらすぐに納得でした。

舗装路では

漕ぎ出して最初に思ったことは、「意外と普通じゃん、むしろ調子いいじゃん」ってこと。フルサスっていうと、モッサリしているイメージを想像していたけど、意外とスッと前に出る。舗装路では「重い」とか「ダルい」とか、そういうネガティブな感じは一切感じなかったですね。むしろ、地面のザラつきとか細かい振動が角が取れたように丸くなって伝わってきて、いい感じのフィーリング。ロングライドになればなるほど肩とか手はラクだろうなってイメージでした。

ちょっとしたコースで

今回のバイクでもではMTB試乗コースもありました、コースの写真は撮り忘れました。安心設計のコースでしたが「こっちが本職だな」ってすぐ分かりましたね。他のグラベルバイクなら、ここは減速とか思ってたところをチェックアウトならそのまま踏めるんだろうなって感じさせてくれました。特にリアサスがいい仕事してるって感じです。

旅のバイクに

チェックアウトは、最初から「旅」を想定して設計されています。フレーム全体には 18か所ものマウントポイントが用意されており、ボトルケージ、フレームバッグ、トップチューブバッグ、フォークバッグなど、用途に応じた自由な装備が可能です。特に特徴的なのが、サスペンションと連動して動く専用リアラック。荷物を積んだ状態でもサスペンションの動きを妨げにくく、フル積載でも走行性能が破綻しにくい構造になっています。バイクパッキングや長距離ツーリングを考えている人にとって非常にオススメのスペックだと思います。信頼できますね。あと、topo designsから作られている専用のフレームバッグがすげー可愛いです。

正直なところ

舗装路オンリーなら、正直オーバースペックだと思ったし、軽快さなら普通のグラベルバイクの方が上かなって思った。あと、キビキビ感求める人もこれは違うってなると思いました。でも、未舗装路、林道、冒険、旅、こんな感じのワードが自転車遊びのワードに浮かんでる人には、アリ寄りのアリって思いました。

行き止まりを消してくれるバイク

トレックチェックアウトは「ここから先は厳しそうだ」「道悪そうだな」って感じた時に、「まあ、行けるっしょ」ってためらわず進める安心感をもたらしてくれるバイクだと感じました。ロードバイクの延長でもなくマウンテンバイクの代用品でもない。その中間に新しい存在を提示した一台だと思います。行けそうだからこのまま進もうってポジティブを増やしてくれる、自分にとっての行き止まりを消してくれる。そして、きっと冒険の相棒になってくれるそんな素敵な一台だと思いました。