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2025/12/19 16:29
【NESTO】
シマノNEWコンポ「Q’AUTO」搭載モデル
NESTO AUTOMATE乗ってみた。
某月某所、ワイズロードスタッフ向けに「社内試乗会」が開催されました。
多くのお取引先様の協力のもと、様々な試乗車・商品・サービスなど多くのものを体験させていただきました!
いただいた知識・経験は接客を通じて活用させていただきます。ありがとうございました!
と、いうわけで今回はNESTOブースで試乗させていただきました「AUTOMATE」を紹介します。
シマノ話題のニューコンポ、バッテリーを必要としない電動変速システム「Q’AUTO」をいち早く採用したクロスバイクです。
おそらく来期2026年モデルの中ではQ’AUTO搭載モデルも多く発売されるのではと思いますが、その中で最新と言って差し支えないタイミングで発売したこのAUTOMATE。
自動で変速・充電不要といった新世代システムをこのバイクで体感できます。

シマノが発表した全く新しいコンポーネント「Q’AUTO」を初めて搭載したクロスバイク。
そしてQ’AUTOとはシマノが発表したコンポーネントで、
・バッテリーを必要としない電動変速システム
(ハブダイナモを採用し、ペダルを回すと発電するため充電不要)
・ハブ内に速度・斜度・ケイデンスを計測するセンサーを内蔵し、乗り手の好みを学習し最適なギアに自動で変速
といった特徴をもつ、今までに全くない新しいシステム。
(※メーカーサイトはQ’AUTOはこちら、NESTO AUTOMATEはこちらになります)
AUTOMATEはカーボンフォーク・35cのちょい太めなタイヤ・ケーブルほぼフル内装・油圧ディスクブレーキを採用しながら車体重量10.75kg。
クロスバイクそのもので見てもハイスペックです。
最大の特徴は「Di2(電動変速)モデルながらバッテリーの充電が不要」であること。
リアハブにハブダイナモが搭載されており、簡単に言えば「後輪が回ることで変速に必要な電力を作ることが可能」なわけです。
また、このリアハブは「速度」「斜度」「ケイデンスセンサー」を搭載していることも大きな特徴。このセンサーを駆使することで
①各種センサーから変速を自動で実行する
「走り出しはギアが軽く、スピードに乗ると徐々にギアが重くなる」これが実に面白い!
今までにまったく無かった自動変速ですがかなりよく考えられていて「速度やケイデンスに合わせて変速を変える」という当たり前だけど人力では案外できていない事を正確にやってくれるのがとっても感動的でした。
②シフトレバーを別途装着することにより「ライダーの変速のクセ」を学習し、さらにライダー好みの自動変速をしてくれる
→シフトスイッチを使って「自分の意志・好みで」変速を行なうことで、Q’AUTOはその時の走行状況を記憶し「あぁ、この人はこんな状況でこんな変速をするんだな」と記憶していきます。
その情報に対し、6500以上ものアルゴリズムパターンから最適化され、乗り手の好みに応じた変速を自動で行うようになります。
乗り続ける程によりその精度は上がっていきますが、最短20~30分ほどのライドでその学習は完了してしまうのだとか。
学習が完了したらシフトレバーを外してしまっても良いですし、「とはいえマニュアルシフトも欲しいよね」として残すもよし。
リアディレーラーはRD-U8050。つまるところ「CUESのDi2(電動変速)」です。
ワイヤーを引いて変速する一般的な変速機と比べてDi2モデルは「ワイヤーの劣化による変速性能の低下」が当然ですが一切なく、変速調整がほぼ不要になります。
ゆえに「変速が常に速く・正確であること」が大きなポイントになります。
変速機はモーターで駆動するのですが、「スイッ」「スイッ」と小さい機械音で変速するのも高級感が感じられて個人的には最高です。
今回の試乗車にはシフトスイッチが取付されていました。
通常、AUTOMATE購入時は付属しませんが、シフトスイッチを貸し出すサービスをやっています。
なお、現在はキャンペーンにつき数量限定で無料で貸し出ししてもらえるようです(キャンペーンページはこちら)
キャンペーン後も有料で貸し出しは続けるようですので、AUTOMATE購入時は是非シフトスイッチを導入し、自分好みにシステムを育てましょう。
(※シフトスイッチが無くてももちろん自動変速は機能します)
前述のとおり、シフトスイッチを使用してマニュアルシフト(手動変速)をしばらくしている間に「Q’AUTOがあなたのクセに合う変速タイミングを学習する」ので、より自分好みのAUTOMATEになる事でしょう。
もちろんシマノさんから販売もしているので、マニュアルシフトが今後も必要であれば購入するもよし(¥15,000ほどします)。
今までにない自動変速はとにかく「楽しい」し「面白い」!
なんでしょう、「時代の変化を体感しているような感覚」とでも言いましょうか。
こういう新しいものに目が無い私の様な人にはメチャクチャオススメです!
また、「既存のバイクのQ’AUTO化」というのも面白そうです。
ただし、Q’AUTO化できる条件を考えていくと
・Q’AUTOのキモであるフリーハブは「ハブ単体の販売」のみ。現状は完組ホイールの販売はなく、基本的にホイール組が前提となります。
・ハブの規格が142×12mmスルー。いわゆるディスクロードやグラベルロードによくある規格。
・RDは「10速の11-48、11/43」と「11速の11/50、11/45」に対応。
となるので、既存のバイクで考えるとディスクロード・もしくはグラベルロードにカスタム可能なのではと思います。
どうやらロード系Di2レバーとも互換性があるようですので、ドロップハンドルのままQ’AUTO化もできそうですね。
もちろんAUTOMATEのようにフラットハンドル&シフトレバー無しにしてシンプルな街乗りバイクにカスタムするもよし。
カスタムパーツとしてもQ’AUTOは面白そうですね!
■NESTO / AUTOMATE
サイズ:460/490/520
重量:10.75kg
販売価格:¥198,000