日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート! 川崎で自転車をお探しならY's Road 川崎店
2019/06/19 07:47
梅雨ですが貴重な晴れ間がありがたいこの頃。
この頃は、春先に初めてのスポーツバイクを買って
最初はフラットペダルを付けて走っていた方が、
やっぱりビンディングペダルが気になって来はじめて
ペダル交換を検討というご相談が増えてきています。
その多くがフラットペダルから下の画像のような
ロードバイク用の「SPD-SL」へのご変更です。
もちろん当店ではペダル交換工賃を頂いて
作業を承る事も可能ですが、
ペダル交換はそれ程難しい作業ではないので、
ご自分で交換してみようというお客様も実は多いです。
自分で作業するとさらに愛着もわき楽しくなりますよ♪
今回は一番わかりやすいペダル交換の方法をお伝えします。
ペダル交換にはペダルレンチという工具が必要です。
又は付けたいペダルに対応した大きさの
アーレンキ―があると良い場合もあります。
写真上段が「ペダルレンチ」
写真下段左が「アーレンキーセット」
写真下段右が「8mmアーレンキ―」です。
場合によって使う工具が違うため、
ペダル交換の手順を追いつつご説明致します。
まずはペダルレンチを使って
元々のフラットペダルを外していきましょう。
ペダルはそれぞれ右と左が決まっており、
右ペダルは順ネジ(右に回すと締まり左に回すと緩む)
左ペダルは逆ネジ(左に回すと締まり右に回すと緩む)
になっています。
ペダルを外す時の作業の仕方は、
クランクを進行方向に、ペダルレンチを進行方向と逆にし、
レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、
↓下方向↓に体重を掛けて回すと外れます。
ちなみに↓の写真は右が車体の進行方向で、
これは右ペダルの外し方です。
前に進んでしまわないよう反対側のペダルにも手を乗せ、
固く締まっているため体重を掛けてグッ!っと回します。
ペダルレンチの側面でクランクアームに
傷を入れないように気を付けて下さい。
手を怪我しないように軍手やグローブ等をしましょう。
右のペダルが外れたら、次は左ペダルを外します。
今度は写真の左が車体の進行方向となります。
先程の右ペダルの時と同じように、
クランクを進行方向に、ペダルレンチを進行方向と逆にし、
レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、
指さしている↓下方向↓に体重を掛けると左も外れます。
これで左右ともフラットペダルは外れましたね。
さてここから、SPD-SLペダルを取り付けていくのですが、
冒頭申し上げた「場合によって使う工具が違う」
という部分のご説明をしていきたいと思います。
下のふたつは白い方と黒い方で軸の部分に違いがあります。
上の白い方は先ほど使ったペダルレンチが嵌まる溝があり、
軸末端には6mmアーレンキ―が嵌まる穴も空いています。
そして下の黒い方はペダルレンチが嵌まる溝は無く、
軸末端に空いている穴のサイズは8mmです。
おわかりでしょうか、この場合新しく取付けるペダルの内、
上の白いペダルを使いたいなら
ペダルレンチと 6mmアーレンキーが使え、
下の黒いペダルを取り付けようとするならばその場合、
8mmアーレンキ―しか使えないという事になります。
そのためペダルを交換する時は、
新しく取り付けるペダルをご覧いただき、
どんな工具が必要になるのかを確認して下さい。
では新しいペダルの取り付けを進めていきましょう。
最初はペダルレンチが使えるペダルの場合。
まず、ペダル軸にグリスや
スレッドコンパウンドを薄く塗ります。
これをしないとペダル軸とクランクが焼き付いて
後日外そうとしても本当に外れなくなります。
右ペダルから。
左右を間違えないようにペダル本体の刻印を確認して、
まずは手で、止まるところまでねじ込みます。
ここからは工具を使います。
取り付ける時は先ほどと逆になります。
クランクを進行方向と逆に、ペダルレンチを進行方向にし、
レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、
↓下方向↓に体重を掛けて回すと締まります。
下の写真は右が車体の進行方向です。
この時もペダルレンチの側面でクランクアームに
傷を入れないように気を付けましょう。
ペダルの締め付けトルクは一般的に35NM前後です。
少し乗り込んだら増し締めする事をオススメします。
今度は左ペダルの取り付けです。
この写真は左が車体の進行方向です。
クランクを進行方向と逆に、ペダルレンチを進行方向にし、
レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、
↓下方向↓に体重を掛けて回し、ペダルを締めます。
これで左右ともペダルの取り付けは完了です。
続いてペダルレンチが使えないペダルの場合です。
先ほどの軸末端の裏の穴にアーレンキ―を入れて締めます。
写真右が車体の進行方向です。
ボールポイントの方で早回しし、最後締め付けるところで
裏からこの様にアーレンキーを嵌めます。
クランクを進行方向に、アーレンキ―も進行方向に。
今までと違いますね。
↓下方向↓に体重を掛けて回し、ペダルを締めます。
後ろブレーキを掛けてするとやり易いと思います。
次は左ペダルです。
クランクを進行方向に、アーレンキ―も進行方向に。
指さしている下方向に体重を掛けて回しペダルを締めます。
これでペダル交換は完了です。
今回は初めてペダル交換をされる方にもわかりやすいよう、
工具を回す方向を全て下方向で統一してお伝え致しました。
何故なら最初のうちは、
「左ペダルは逆ネジ」という事が感覚的にわかりにくく、
工具を使う時に回す方向を混乱してしまいがちだからです。
また時々には、「左ペダルは逆ネジ」という事を知らず、
本人は外そうとしているのに左のペダルを
ひたすら締め込んでしまう方もいらっしゃいます。
いくつか気を付けるところを押さえれば、
ペダル交換はご自分でも簡単に行う事が出来る作業です。
自分の車体は自分でいじると愛着がさらにアップ!
いじった愛車に乗るのがさらに楽しくなりますよ♪
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