日本最大級のスポーツサイクル専門店!池袋で自転車をお探しなら特価サイクルパーツ王国Y's Road 池袋チャーリー店
ワイズロード池袋チャーリー店 Y'sRoad Ikebukuro charley
2024/12/10 21:46
ディスクロードが台頭する以前には、“手持ちのロードバイクから、よりハイグレードなフレームにパーツを移し替える”、『載せ替え』が盛んに行われていました。
しかし、「リムブレーキロード→ディスクブレーキフレームへの載せ替え」となると、使い回しの効かないパーツが多く、丸ごと新しい完成車に買い替える方が大半。
最近は超特価のディスクロードフレームも増えてきたので、「追加で一部のパーツを買い足したとしても、載せ替えの方がお得なケースも多いのでは?」ということで、在庫フレームを元に金額を計算してみることにしました。
目次
ANCHOR
RL8D
定価¥225,500-(税込)
→チャーリー店特価¥112,750‐(税込)
当店在庫のカーボンディスクロードフレーム最安値となる、こちらのフレームを元に計算していきます。
移植元の車体は11速時代のシマノ105搭載、ねじ切りBB仕様のロードバイクを想定していきましょう。
ホイールとブレーキ以外はすべてのパーツを流用します。
SHIMANO
WH-RS171
FRペア定価¥31,706-(税込)
→Y’sRoad特価¥28,536-(税込)
とりあえず予算を最小限に抑えるとなると、選ぶべきはもちろんシマノのエントリーモデルですね。
世界中の完成車メーカーに大量に供給されるモデルだけあって、生産数は莫大。この価格帯ではコスパで他に並ぶものはまずないでしょう。
ここからは選ぶブレーキシステムによって大幅に値段が変わってきます。
高性能な『油圧式』か、価格を抑えられる『機械式』かという事ですね。
SHIMANO 105
ST-R7020
ペア定価¥51,066‐(税込)
油圧ブレーキにするにはまずSTIレバーを変えなければいけません。ここが金額的には一番のネックになってきますね。
SHIMANO 105
BR-R7170
ペア定価¥18,418-(税込)
11速時代(R7000シリーズ)の油圧キャリパーは終売なので、現行の「105」用(R7100シリーズ)を合わせることになります。
SHIMANO 105
SM-RT70-S(160㎜)+SS(140㎜)
ペア定価¥10,771‐(税込)
もっと安いローターもありますが、ここではあえて「105」で揃えていきましょう。140㎜ローターが選べるグレードとしては最安値になります。
SHIMANO
SM-BH90-JK-SSR(1000㎜+1700㎜)
ペア定価¥7,067‐(税込)
STIレバー対応のブレーキホース&ジョイントキットです。STIレバー用の接続ボルトは専用品なので、このセット(JK-SSR)しか使えません。
SHIMANO
HYDRAULIC MINERAL OIL 100ml
定価¥1,166‐(税込)
純正のブレーキフルードですね。車やオートバイ用のグリコール系とは違い「鉱物油」なので、部品を痛めにくく、経年劣化による耐熱温度の低下も少なくなっています。
・・・という事で、
油圧式ブレーキに掛かる合計は、『¥88,488‐(税込)』となりました。
・・・正直あまり現実的とは言い難いですね。
SHIMANO
BR-RS305
FRペア定価¥18,110‐(税込)
シマノ唯一の機械式フラットマウントキャリパーです。型番300番台なのでソラ相当グレードですね。
TRPの対向ピストンモデル「SPYRE」と値段はほぼ変わりませんが、体感としてこちらの方が効きは強いです。
メンテナンス性(調整のしやすさ)はTRPの方が上なので、ここは好みですね。
SHIMANO
SM-MA‐R160D/D
定価¥1,585‐(税込)
価格を抑えるためには160㎜ディスクローターを選ぶ事になりますが、リアブレーキを160㎜化するためにはアダプターが必要です。
フレームのブレーキ台座の厚みによっては、取付ボルトを別に買わなければいけない場合もあります。
SHIMANO
SM-RT10-S(160㎜)
ペア定価¥3,268‐(税込)
最安値のセンターロックローターです。
グレードが上がる程、確実に制動力も上がりますが、予算を抑える為には致し方なし。予算が出来たら交換推奨です。
SHIMANO
SLRアウター(4m分)+SUSインナー(2本)
計¥2,298‐(税込)
フレームサイズによっては、ケーブルセットで購入しても長さが足りない場合があるので、店舗で量り売りしているバルクのケーブルで値段を出しています。
グレードによって露骨に引きの軽さが変わるので、本当はもっとハイグレードなものをお勧めしたいのですが・・・あとはご予算次第ですね。
・・・という事で、
機械式ブレーキにかかる合計は『¥25,261-(税込)』となりました。
これならかなり現実的な値段なのでは?!
いずれの方式で載せ替えるにしても、シフトケーブル、チェーン、バーテープは新しくしないといけません。
3点合計でだいたい1万~1.5万円くらいでしょうか・・・
今回はとにかくお安い組み合わせで¥7,486‐(税込)とします。
またフレームによっては、シートポストの径やBBの規格が変わって使いまわせないこともあります。
作業工賃も油圧式か機械式かで変わってきます。
油圧式で組み付ける場合は¥22,000‐(税込)、
機械式で組み付ける場合は¥16,500‐(税込)です。
※Y’sRoadにてフレームをご購入いただいた方のみの特別工賃です。
※他店にてご購入の新品パーツを追加でお持ち込みの場合、パーツ1点ごとに単品取付工賃の倍額が追加となります。
『フレーム¥112,750-』+『ホイール¥28,536‐』+『ブレーキ¥88,488-』+『その他パーツ¥7,486‐』+『工賃¥22,000-』
=合計¥259,260-(税込)
『フレーム¥112,750-』+『ホイール¥28,536‐』+『ブレーキ¥25,261-』+『その他パーツ¥7,486‐』+『工賃¥16,500-』
=合計¥190,533-(税込)
今回のフレームの場合、現行12速『105』仕様の完成車が定価約35万。
特価フレームへの載せ替えだと、完成車定価ベースで考えれば確かにお得感はあります。
ただし、今回はフレームだけじゃなくて完成車バージョンも特価になってるんですよね・・・
油圧仕様で載せ替えるのと特価完成車を比べてしまうと、載せ替えのほうが高くなってしまうのでこれはナシですね・・・
機械式で載せ替える場合は、特価車より2万円ほど安く抑えられますが、この2万円を大きいとみるか小さいとみるか。
あるいは、例えばホイールをアップチャージして、当店在庫の特価ホイール↑にするとトータル約21.5万円。
コンポは完成車仕様に見劣りしても、ホイールのグレードが高い方が走りの質は良くなるかも・・・?なんて考え方もできますかね。
もちろん、お客様ご自身で組み立てるのであれば、工賃分1.6万円分は節約になります。
リムブレーキロードからディスクフレームへ載せ替えるなら、機械式ディスクで価格を抑えれば、フレーム代+8万~くらい見ておけば何とかなるという事ですね。
お手持ちの車種をお伝えいただければ、店頭在庫の他のフレームへ載せ替えるお見積もりも取らせていただきます。
気になる方はチャーリー店まで!