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【スタッフバイクカスタム】ロードバイクにブロックタイヤって・・・けっこうアリかも【グラベルライドも】
by: 田中義臣

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こんにちは、チャーリー店の田中です。

ちょっと前に、新しく買ったロードバイクのご紹介なんかもさせていただいたのですが、諸事情でタイヤ交換が必要になり・・・

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ちょっと変わり種を入れてみたのでご紹介しようかと・・・コチラ↓です。

 

VITTORIA 
TERRENO DRY
700×31c

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定価¥7,997-(税込)

ビットリアのシクロクロス競技用のセミブロックタイヤですね。

「ロードバイクにブロックタイヤ・・・?」と思う方も多いかもしれませんが、最近のロードバイクはタイヤクリアランスが大きいものが増えてますからね。

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多くのエンデュランス系ロードバイクが35mm前後のタイヤに対応していますし、トレックのドマーネのように、グラベルロードとそう変わらない38mm幅に対応しているモデルまであります。

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私のフレームはというと・・・一世代前のものなのでMAX33mmまで。

つまり、レース規則により幅33mm以下と定められている『シクロクロスタイヤ』なら行けちゃいます。

 

そもそもなぜブロックタイヤ?

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ずばりこういう↑ところを走りたかったからですね。

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車体を買ってから2か月ほどは山の麓まで輪行し、(オンロードの)峠道を楽しんだらまた輪行で帰るというのを繰り返していたんですが、この時期はどこもかしこも冬季封鎖。

封鎖していない峠も、路肩に雪があったり凍結していたりして、中々山に走りにいくのがはばかられる季節です。

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「市街地を走るのは通勤だけでおなか一杯」な私としては、山に行かなくても手ごろに非日常感を味わえる場所として、荒川河川敷に広がる農業用の小道を走るのが冬の定番になっています。

去年まではMTBやグラベルロードで走っていましたが、未舗装とはいえ綺麗に整備された平らな道を走るにはちょっとオーバーな感もあったので、今年はロードバイクをメインにしようかと。

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実はスリックタイヤのまま何度か走りには行ったんですよね。

車やトラクターが乗り入れるような砂利道は硬く締まっているので、真っすぐ走る分にはなんら問題ないんですが・・・
やはりコーナリングではかなり気をつかうので、「せめてセミブロックタイヤでも履けばもっと楽しめるのでは?」と今回のチョイスに至った次第です。

 

実際に取り付け。

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という事で取り付けていきましょう。

で、ここで気になるのが、「このタイヤはリム幅何mmの時に31mmになるのか?」というところ。

つい数年前にEUの標準規格、『ETRTO』における自転車のタイヤ幅のルールが改正されたのはご存じな方も多いと思います。

以前は、「28~32c表記のタイヤは、内幅17mmのリムに装着した際に表記の幅になる」事と定められていましたが、現行規格では「29~34c表記のタイヤは内幅21mmのリムに装着した際に表記の幅になる」ように改正されています。

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今回装着するホイールは内幅22.4mmのフックレスリム。

「リム幅が基準より2mm太くなるごとに、タイヤ幅は表記より1mm太くなる」そうなので、もしこのタイヤが新規格準拠なら『31+(22.4-21)/2≒32mm弱』になるはず。

一方、旧規格準拠なら『31+(22.4-17)/2≒34mm弱』で、フレームの許容幅を僅か~に越えてしまいます。

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果たして実際は・・・?
はい、だいたい34mm。このタイヤは旧規格準拠ですね。

タイヤは金型で製造するので、そう簡単には型の更新が出来ません。なので、今現在は新旧規格のタイヤがごっちゃになってるんですよね。

同じビットリアのCXタイヤでも、近年オランダの名門タイヤ工房『デュガス』を吸収合併してリリースした新作は、新規格準拠になっています。

まあおおよそわかっていたので、33cじゃなくて31cを選んだんですよね。

32cより細いサイズのCXタイヤをラインナップしているメーカーはあまり多くはないので、タイヤクリアランスがギリギリの場合にはありがたい選択支です。

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では実際にタイヤクリアランスはどうなのか。

ETRTOでは、「自転車のタイヤクリアランスは、全周囲に6mm以上ある」事と定められていますが・・・まずはリア側。

以外にもサイドのクリアランスには比較的余裕がありそうです

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しかしシートチューブ側は結構ヤバいですねー。3mmくらいしか隙間がありません。

マッドコンディションだと一瞬で泥詰まりしそうですが、どうせ砂利道しか走らないので見なかった事にしましょう。

センタートレッド付近に小石が挟まるようなブロックのデザインではないので、多分大丈夫。

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そしてフロント。クリアランスは全周囲5mmくらいでしょうか?

ほぼETRTO通りの公称タイヤクリアランス(33mmタイヤでクリアランス6mm)だったってことですかね。

どうせ冬の間だけですし、1mm差くらいならきっと大丈夫。(傷だらけにはなるかもしれませんが)

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シーラントもタイヤに合わせてビットリア製を新調。

ビットリアのシーラントはラテックス系ではなく合成ゴム系なので、アンモニアフリー。パーツを腐食しにくいので安心して使えます。

タイヤとシーラントはどうしても相性が出るところではあるので、同一メーカー同士、あるいはタイヤメーカー指定のモノで合わせるのが安パイです。

 

出来上がりはこんな感じ。

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って、走ってきた後の写真なのでメチャ汚れてますね。

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私はMTBから自転車にハマったクチなので、「土埃で汚れてる自転車ってイイよな・・・」てしみじみしちゃうんですが、どうでしょうか?

ロードバイクにブロックタイヤもなかなか渋くて良くないですか?

 

実際乗ってみた。

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早速いつものコースに走りに行きます。

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1カ月ぶりくらいですが、凹みが新しい砂利で埋められていたり、下草が刈ってあったり、最近整備された形跡のある場所が多いですね。

来春の作付け準備がもう始まっているのでしょうか?農家の方々の邪魔にならないようにお行儀良く行きましょう。

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乗り出しはホイールメーカーの32cタイヤ使用時の推奨気圧を元に、3.7bar(体重95㎏の場合)から。
(タイヤサイズ別、体重別に細かく推奨気圧を公表しているホイールメーカーは結構あります。ぜひ参考にしましょう。)

この気圧だと、舗装路ではロードタイヤと遜色なく転がってくれますが、グラベルだとちょっと跳ねすぎですね。

コーナリングでも滑りそうな気配を感じるので調整していきます。

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ツールケースにいつも入れているパナレーサーのエアゲージ。

3.2barまでしか目盛りが振っていないので主にオフロード用です。とりあえずフロント3bar、リア3.2barまで下げましょう。

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まだちょっと跳ねますが、だいぶ食い付くようになりました。

これ以上抜くとリム打ちしそうな雰囲気もあるのでしばらくこれで様子を見ましょう。(体重が重いので仕方ないですね。)

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今回のタイヤは、サイドプロテクションが入ったTNT仕様のケーシングなのでタイヤインサートを入れていませんが、重量の割には漕ぎが軽いので、インサートを入れてもっと気圧を下げるのも結構良いかもしれません。

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元履いていたスリックタイヤは新ETRTO準拠のアジリスト30c。

たった数㎜太くなっただけですが、スリックからセミブロックタイヤになるだけでずっと気楽に楽しく走れるようになりましたね。

そしてやっぱり、このくらいのちょっとした砂利道なら、ロードバイクはグラベルバイクやMTBより断然速くて楽しいです。

 

ちょっと太めのタイヤが履けるロードバイクにお乗りの皆様も、この冬はいつもと少し趣向を変えたライドに行きませんか?

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来月1月6日までは、5000円以上のタイヤに交換する場合、工賃無料キャンペーンも行ってますよ。

カスタムのご相談などもお気軽にチャーリー店まで!

 

 


 

 

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