【ブレーキシュー交換】限界突破は危険な香り!?シューシュー鳴いてるブレーキシューは消耗品と侮るなかれッ!!【池C本日の作業日記】
by: 津森 弘晃

池袋チャーリー、本日の作業は【ブレーキシュー交換】

関東は梅雨も明け快晴続き♪

…と、雨が少なかったとは言え梅雨時を『通勤・通学』で『デイリーに・ハードに』普段の脚としてもスポーツバイクを乗られていた皆様、バイクの調子はいかがですか!?

意外に梅雨時のブレーキの消耗は早いぞブレーキシュー。走ってる途中でブレーキングの音が大きくなったり『シュシュシューーーッ』と異音が聴こえてきたら※要注意※

今回のお客様はブレーキの効きが不調ということもあり、ブレーキシュー交換のご依頼を頂きましたので早速作業開始!!

まずは古いブレーキシューを外すのですが、毎日をハードにしっかり乗り込んでいらっしゃるお客様、ブレーキシューもガッツリすり減っています。…アウトかセーフかでいえば”アウト”と言わざるを得ない状態です。

外してみるとこの通り、色んな事が分かります。

ゴム部分はすっかり磨り減りホイールのカタチにまで面が湾曲しているのもありますが、ブレーキシューに金属片が噛み込んでいます。

シューに金属片が噛み込んだまま走行しブレーキングを続けてしまうとホイール・ブレーキ面(リム)への大ダメージにもつながり、この状態が続くとリムは削れて痩せてきますのでブレーキ面は波打ち制動性能も大幅に低下、ホイール自体がダメになってしまう事も…。

本当にスゴイ場合だとゴムが完璧に削れて台座の地金が見える状態になっているものもありますので、今回の症状は限界を超える1歩アウトの手前、まだ最悪の状態ではありません。

ブレーキ時の『ガリガリ音』に気が付いた時は、最悪な状態になる前に金属片の噛み込み・ゴムの限界を疑ってみましょう。 

すり減ったものと新品との違いはこの通り新品はしっかり溝・当たり面も出ていますね。交換の目安はタテに入る溝が無くなる少し手前ですのでお間違え無く。

それでは心機一転、新しいブレーキシューを取付!! 

 しっかりとブレーキ面に沿うように角度・位置を合わせて、

ブレーキシューが動かぬよう、しっかりと固定!!

ブレーキ掛けた時の左右間隔は大丈夫かな？引きの調整をしハイ完了!!

大抵のブレーキシューは六角レンチさえ持っていればご家庭でも出来る作業。…なのですがご自身でされる場合に見落としがちな要注意箇所がココ‼

”付属しているナットには順番があります”

ブレーキを締め付けたときにホイールと平行になるように凸・凹した幅が異なる形状のシムが噛ませてあるのですが、順番を間違えると効果が発揮され無いばかりか大変危険です。

順番を守ってカッチリ組みつけてあげましょう♪

お客様ご自身で作業が不安な場合、当店でのブレーキシュー交換作業も工賃￥1,600-+税(前後片側)で承っております。お気軽にご相談下さい!! 

一見、ブレーキのゴムを交換するだけの単純な作業に見えますが、消耗度合いも限界を超えるとブレーキやホイールなどパーツ破損だけでなく安全性・命にかかわる大事なパーツ。毎日使う自転車なら後回しにせずこまめに交換をお勧めいたします。

※工数の多い作業や、エンド折れなど必要部品の在庫状況の分からない案件の場合は一度お電話いただけますとスムーズにご案内させていただけますのでご協力をお願いいたします。

 池袋チャーリー店スペシャルページにて『池袋チャーリー、本日の作業日記』ブログを定期的に公開中!!

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